ペットボトルの水の環境負荷は、水道水の250倍!? 水道水は地球に優しいんです
ペットボトルの水の環境負荷は水道水の250倍
CO2排出削減は、地球を守るために、企業にとっても、個人にとっても大きな課題です。
10月20日の「水道産業新聞」に非常に興味深い調査が載っていました。
それは何と、ペットボトルの水の環境負荷は水道水の250倍もあるというものです。
確かにペットボトルの水は、その生産・流通に環境負荷がかかります。プラスティックを使用しますし、販売する自動販売機の維持管理にも環境負荷がかかります。でも本当に250倍もの差があるのでしょうか?
さまざまなデータを調べてみた。
いろいろな研究データがあるものの、たしかに水道水は、ペットボトルとは勝負にならないほど環境負荷が低いようです。
SDGsや、脱プラスティックが叫ばれていますが、身近な水道水に関する事実には、まだまだ知られていないと思い知らされました。
「環境負荷を考えると、水の値上げはやむを得ない」と考える人が多い。
さらにこの「水道産業新聞」の記事で興味を引いたのは、「環境負荷を考えると、水の値上げはやむを得ない」と考える人が多い。という調査結果です。
水道に関わる8種類の情報を提供して、意識の変化を調べると、「環境負荷」に関する情報を提供した人が最も「値上げはやむを得ない」と考えるようになったとの結果が出たそうです。
水道水の値上げについては、家計へのダメージなどの視点で議論されますが、環境負荷についてはあまり語られていません。こちらも情報の不足による要因が大きいと思います。「水が途切れない世界を実現する」をミッションと置いている当社も、正しい情報発信と理解の浸透に貢献していきたいと思います。
タンブラーで水道水を持ち歩くようにしてみた
これまでは、コンビニで水のペットボトルを買うこともありました。ですが、タンブラーや水筒に水道水を入れていけば、ペットボトルを買わなくて済みます。節約のためタンブラーを持ち歩く方はいらっしゃいますが、実は環境負荷もかなり違うんですね。
先日、コペンハーゲンで開かれた国際水協会(IWA)の世界会議においても、タンブラーが配布されるなど、世界的潮流となってきているのを感じます。
タンブラーに水道水。私も早速やっていこうと思いました。日本の水道水は、世界でも貴重な「飲める水」。こんなに身近なところから、簡単に環境保全に貢献ができます。
環境を守るための「水道水」の活用。こんな輪が広がっていけばいいなぁと思いました。
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