2022年NIO納車台数予想
こんにちは!わんたこです。
今回、初めてブログに挑戦しようと思いnoteをはじめました。
普段はTwitterで主にNIOについての情報を発信しております。
是非フォローお待ちしてます🥰
それでは本題に入る前に
まずは、2021年NIOの振り返りをNIO公式ツイからどうぞ。
(引用元:NIO公式Twitter)
2021年も多くの出来事がありましたよね。
その中でも印象的だった出来事は
「今後2025年末までに25カ国へ進出示唆」
2021年NIO dayのテーマでもあった
「Hello World」というワードからも
特に世界を意識していることが分かるような年だったように感じます。
これから日本を含む世界各地でBlue sky comingが躍動することを願い今回の本題へと移ります☺️
1.はじめに
今2022年の納車台数に関して世界の個人投資家やアナリストから注目が今集まっています。
各人からの様々な推察がありましたがTwitterでは文字数の制限から表現仕切れない物が多く(何故その予想台数になるのか)説得力にかけていたのかな。と感じるものが多かったため今回は文字数制限のない媒体でじっくり考察することにしました。
ですので今回は出来る限り丁寧に
・過去実際に起きたこと
・これから確実に起こること
・事実に基づいたこと(公式発表など)
を元に考察をしていきたいと思います。
※またノルウェーを始め2022年はヨーロッパ5カ国に展開されますが、ブランド構築やインフラ整備などが充分でなく全体的な納車台数に与える影響は微々たるものと考え、今回は除外しています。
過去のニュースなどを引用しつつ、考察していきますので、一緒におさらいをしていきながら最後に私の納車予想台数を公開したいと思いますので是非最後までお付き合いくださいませ🙏
そしてこの場を借りて、日々良質な情報を提供してくださっているCNEVPOSTさまに御礼申し上げます。
2.現在の工場と生産可能台数のおさらい
①JAC合肥工場
2016年から合肥市にて稼働が開始されたNIOとJACによる共同工場です。
NIOは現時点ではファブレス経営を行っており、OEM先の「江淮汽車(JAC)」が委託を受けて製造しています。
同工場の生産ラインは、
ダブルシフト(2交代制)
SUVのES8/ES6/EC6 の3車種のラインです。
昨年はこの工場から生産された内の91,429台(YoY+109%)がユーザーへ納車されました。
そして同工場はリアルタイムでも段階的なアップグレードを行っています。
まずは昨年10月の3週間に渡る大規模工事。
(以下記事参照)
アップグレードの要点をまとめます
・シングルシフトで12万台/年の生産能力に
・今回ET7のラインが新たに追加
・2022年前半にはダブルシフト最大30万台/年の生産能力を有するものになる
ですので理論上は、
2022年上半期からMAX2.5万台/月
の生産が可能ということになります。
②NEO park
みんな大好きNEO park!!
こちらは合肥市との共同事業で現在も建設中のNIO初の自社工場です。
※注意
NEO parkは決して、NIOの工場だけが存在するところではありません。
全体的には、
・インテリジェントな製造エリア
・R&Dリビングエリア
・生態文化エリア
に分かれています。
そのNEO park全体の面積は16,950mu(約1,130ha)
※15muで1ha換算 東京ドーム246個分
そして合肥市はNIO以外にも、より多くのサプライチェーン企業を誘致する予定なので、さながら世界的なEVのテーマパークになりそうな予感がしますね☺️
個人的にはCATLを誘致してくれないかなーって思ってます、頑張れ合肥市!!!
さてさてNEO park工場の要点をまとめます。
・2022年3月に、フェーズⅠの建設が終わり、
本年9月から30万台/年の製造能力を有する
・今後もアップグレードを続け(フェーズⅡ以降の詳しい計画は発表されていない)最終的には100万台/年の製造能力を有する予定。
・ET5、ET7の製造ラインを有する予定
※公式には発表されていませんがSUV ES7やサブブランド車両もここで製造されるのでは?
こちらも理論上は、
2022年10月頃からMAX2.5万台/月の生産が可能ということになります。
3.2022年新車種の納車タイムスケジュール
NIOは2022年に新たに3車種の納車を予定していることを発表しています。
ET7 フラッグシップセダン
2022年3月28日〜
ET5 中型セダン
2022年9月〜
ES7 新型SUV
納車時期未定(2022Q4で予想されている)
イメージ画像なし
激推しはやっぱりET5ちゃん🥰🥰🥰
ET5しか勝たん🥺
4.2022年の懸念事項とCEO・CFO発言まとめ
①サプライチェーンからの供給懸念
一番の懸念はこれだと思っています。前年、コロナの影響でチップ不足に陥り納車台数が大幅に落ち込んだことは記憶に新しいと思います。
ただ、現在は徐々に回復傾向にあるとのこと。(以下記事参照)
ですが、この記事以降現在に渡って新型コロナ オミクロン株が世界的に流行しています。
特に中国はゼロコロナ政策を行っている国です。コロナとの共存は今の所考えていない為、感染による影響は他国よりも大きいものです。実際、西安では年末頃から一時ロックダウンも起きました。
やはり今後もコロナによるサプライチェーンの再混乱も予測に含めるべきと感じています。
また車の心臓部ともいえるバッテリーについても最近暗雲が立ち込めています。
現在NIOのバッテリーサプライヤーは
CATLという大手バッテリー企業のみです。
(2022年Q4から開始予定の150kWhバッテリーはWelionというサプライヤーにほぼ決定。)
つまりCATLからのバッテリー供給が途絶えたら、すなわち死に直結します。
そしてなぜ、暗雲が立ち込めているのかというと
2021年Q3 CCではCEOから以下のような発言がされているからです。
「大きな制約を受けている」
「バッテリーパックの生産増強には時間がかかる」
この部分は正直、非常に重い受け答えのように感じました。
結局のところCATLの動き方次第なのかなと。
というのも現在世界的なEVへの大転換のため、安価である程度の性能を持ったLFPバッテリーへの依存が各社とも強く、リチウム自体の価格も暴騰を続けています。
2022年中国だけでEV販売予想台数は550万台と見込まれています。
年間あたりのLFPバッテリーの供給を需要が超えてしまえば、納車に影響することは間違いありません。
以下のように、今年はバッテリー不足が起きるのでは?というニュースも出ています。
(2022年1月11日追記)
そして、その中で繰り返しますがNIOはバッテリーサプライヤーはCATL一社のみ。換えが効きません。
そもそも両社では年間単位でバッテリー供給の契約が結ばれているはずなので、大きく崩れることはないでしょうが、それ以上に追加注文が難しいとも考えれるでしょう。
ですので、いくら工場が新設され理論上の生産可能台数が増えても、それは卓上の理論。
サプライヤーから供給のアップサイドがない限り、急激に納車台数が伸びることはないと私は予測しています。
②CEO・CFOの生産台数についての発言まとめ
CEO・CFOともに前年比100%増あたりを基準に考えていることが伺えます。
そもそもNIOはラグジュアリーなセグメントで勝負をしており、アフターサービスや顧客満足度、持続可能性のあるライフスタイルの提供を重要視しています。
前年比100%でも充分すぎるものですし、これ以上急激に納車台数を増やしてもサービスレベルが下がる要因にもなりかねないので、このあたりの成長率が限界なのかなと思っています。
5.わたしのかんがえたさいきょうののうしゃだいすうよそう
ここまでいかがだったでしょうか?
ポジティブなニュースもあればネガティブなニュースもあり、正直見通しを立てることは難しいように思います。
その中でも、少ない脳ミソを使って予測を立ててみました!!
それでは、
「わたしがかんがえたさいきょうののうしゃだいすうよそう」
をしていきます!!!
1月 10,500台
結果 9,652台(-848台)
2月 9,000台
※旧正月の影響で減予想
結果 6,131台(-2,869台)
3月 11,500台
※ET7納車開始
結果 9,985台(-1,515台)
4月 12,500台
結果 5,074台(7,426台)
5月 13,000台
結果 7,024台(-5,976台)
6月 15,000台
結果 12,961台(-2,093台)
※JAC工場の段階的アップグレードの終了
7月 15,000台
8月 15,000台
9月 16,500台
※NEOparkフェーズⅠ完成
ET5納車開始
10月 22,000台
11月 25,000台
※ES7納車開始???
12月 27,000台
計19.1万台の納車予想です!!!
2021年比 約104.5%増となりました。
内訳は
ET7 33,000台
ET5 18,000台
ES8 30,000台
ES7 5,000台
ES6 75,000台
EC6 30,000台
ESシリーズは3車種になり今後、需要の食い合いが起きることが予想されます。
その中でも中間の金額設定になりそうなES7が2023年以降シェアを伸ばしていくのでは。と踏んでいます。
ETシリーズは待望のセダンということもあり、注文数はかなり期待できると思います。
2023年以降、2つの工場の生産環境が改善されていき、サプライヤーからの供給が安定していけば、このツートップがNIOの大きな柱になることは間違いないと感じます。
まとめとして
予想値はCEOやCFOの発言に引っ張られてる感は否めないですが、やはりCATLからのバッテリー供給の懸念が私の予想に大きく影響しました。
今年の工場はMAX生産可能台数の5-7割くらいの稼働になるのかなと思っています。
また
・コロナでのサプライチェーン再混乱
・ES7の納車延期の可能性
・CATLからのバッテリー供給のアップサイド
・EV補助金終了に伴うの駆け込み需要
などを考慮すると
±2万台あたりくらいはブレてきそうかな。
と思っています。
また今後の情報次第では大きく数字が変わる可能性もありますので、あくまでも私の数字遊びくらいに思って頂けると幸いです☺️
また何か面白い議題が出たら考察したり、ニュースのまとめなどをNOTEから発信していきたいと思いますので、是非またお立ち寄りくださいね〜🎉
※本ブログに掲載されている内容は、証券投資の勧誘を目的としたものではありません。 最終的な投資決定は、皆様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。