100冊のmyえほん
26冊目の絵本は
『はらぺこあおむし』
エリック・カール/さく もりひさし/やく
偕成社
1976年初版 1989年改訂
3分
キーワード:あおむし・ちょうちょ・コラージュ・穴あき絵本
2年前『子どもと読書』2021年9・10月号を読んで衝撃だったことが・・・
「子どもとよむ1冊」のページ。この絵本を6歳、4歳のお子さんと図書館のおはなし会で読んでもらった帰り道で「今日のおひさまはごきげんがよかったね」と息子さんたちの言葉。後で調べると図書館で読んでもらった絵本と自宅の絵本は版が違っていて絵を見比べるとおひさまの表情が違っていたことが判明。一緒に見てたのに気づかなかった母親は子どもたちの絵本の絵を見る力に衝撃を受けたと。
私も初版と改訂版の絵を見比べてみました。下絵(輪郭部分)はほとんど変わらないのですが、薄い独自の紙のコラージュは全部作り直しされていました。
それ以外に感じたことは、製本の技術が進化していることでした。上から見ると綴じ方が分かり特殊なことが見て分かります。以前NHKテレビで製本工場の様子が放送されて、この絵本は機械だけでなく、人の手で製本されているところがあると分かりました。いやぁ~こんなに手の込んだ絵本を作ってくださっている方たちに感謝。穴あけ作業もありますね。すばらしい技術です。
孫が生まれたときに、それぞれハードカバーの『はらぺこあおむし』をプレゼントしました。とても気に入ってくれたよう。ページをめくることを覚えました。
息子たちに何回も読み聞かせをして隅から隅まで親子ですっかり文章を覚えた絵本です。
親戚の子どもが幼稚園の時に『できるかな?』の曲に合わせたダンスを見せてくれたのが可愛くて思わず『エリック・カール絵本うた』(新沢としひこ/作曲・歌)のCDを購入しました。この中に『はらぺこあおむし』も入っています。新沢としひこさんの歌は他にもいい曲がいっぱいありますね。