100冊のmyえほん
20冊目は 『三びきのやぎのがらがらどん』
ノルウェーの昔話(自宅にある2004年の版は北欧民話となっていました)
マーシャ・ブラウン/え
せたていじ/やく
福音館書店1965年
4分
キーワード:トロル・険しい山と谷川・橋・やぎ・昔話・ノルウェー
「Sちゃん、がらがらどんみたい」と、
木の細い橋(ベンチ?)をわたりながらおしゃべりした
3歳の孫の言葉です。
この絵本は、その孫が0歳のときから父親が読み聞かせをしていました。
保育園の2歳児のクラスで劇遊びも経験。
本当によく読まれているロングセラーで
息子たち、孫と2世代にわたって楽しんでいます。
マーシャ・ブラウンの見返しの
険しい山々と谷川と
やぎたちが点在して元気に飛び回っている絵が
この昔話の世界に誘ってくれていると思います。
瀬田貞二さん命名の「がらがらどん」の語感が
なんとも良いです。
瀬田貞二さんは、東京帝国大学国文科卒業で俳人でもある。
瀬田貞二の数ある翻訳本の一部紹介
『よあけ』ユリー・シュルヴィッツ/作・絵 福音館書店 1977年
『おだんごぱん』ロシアの民話 わきたかず/絵 福音館書店 1966年
『ホビットの冒険』 J.R.R.トールキン/作 岩波書店 1965年
『ナルニア国ものがたり』全7巻 C.S.ルイス/作 岩波書店、1966年
ライフワークの本
『落穂ひろい(上)(下)』~日本の子どもの文化をめぐる人々~
瀬田貞二/著 福音館書店 1982年
*膨大な資料に圧倒されます。児童文化史を終戦直後から江戸時代に遡っ てまとめている。雑誌『母の友』昭和46年4月から50年3月まで連載と前書きにあります。