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いざ、賞金女王決定戦─競艇女子レースのすすめ

いよいよ12月26日〜31日の6日間、お妃候補の祭典、クイーンズクライマックスがやってきますね。誰が女王の座を射止めるか。イエス様に祈るとか、サンタさんにお願いするとか─あなたの投票が報われますように、アーメン。

競艇は主に女子リーグに参戦しています。女子戦に絞ったのはここ数年ですが、いくつかメリットもあって。
まず、選手の数が少なく特徴を覚えやすいこと。内コースに入らないと仕事にならない選手、どこからでもすっ飛んでくる選手、ポンコツモーターでもなんとか3着にはもってくる一流選手。この選手はこのパターンだとよく走るという記憶こそ、競艇脳の原資というものです。
さらに、新人のデビューからの成長過程を見守ることもできるし、推しの選手を見つけるのも愉しみ方のひとつ。
月に4節ほどなので、適度な間隔が空くのも大きい。集中力のいる作業なので、精神衛生上ちょうどよい感じがします。

今日は明日の前の日である

ところで、どんなスタンスで参戦するのか。競艇は1節6日間単位のトータル戦である、というのが前提です。
開催前日にもやることはあります。そのひとつが、競艇場のホームページに載っているモーター抽選結果をチェックすること。
とりあえずは準優への予選通過ラインである上位18選手を、前検タイム順とモーター勝率順にチェック。全員分までは意味がないので便宜上そうしています。たまに、低勝率のレーサーが両方の数値で上位にランクインしていることがあるので、頭に入れておきます。
競艇場によっては、潮の干満が大きく影響したり、インの強弱が偏っていることもあります。これは「〇〇競艇 特徴」で検索すると各レース場の特徴をまとめたサイトがあるので、サラッとおさらいします。
いよいよ開催初日。なのですが、この日は足のチェックに集中し、気の向くレース以外、舟券には手を出しません。
競輪にも精通してた麻雀放浪記の阿佐田哲也さんは、数日間は選手の脚を眺めていただけとか。機を待つこと、森の奥深く身を潜めるベトコン兵の如く。「いまこそ渾身の一撃を」というレースを待ち、勝負していたそうです。いくらなんでもそこまでは待てませんけどね、戦争じゃないんだから。

数百倍単位の配当は、展示の気配に左右されることがほとんどです(転覆などアクシデントを除けば)。そうしたこともあり前日に予想を確定するのは難しく、このサイトでは展示航走後の「つぶやき」で補足(可能な限りですが)したいと思います。

レースや展示航走を見るのは「BOAT RACE BB」というサイトがシンプルでオススメ。たとえば「多摩川競艇」で検索すると「多摩川−BOAT RACE BB」というのが上位にでてきます。詳しいデータは公式サイトに頼ります。


イラストは、kicchan(きっちゃん)さんの「王様が住むお城。」。賞金女王の豪邸も、さぞかしこのようなものではないかと。
この作家のマンガと絵が好きすぎて、使わせてもらうの2回目なのですが、フリーとはいえおこられやしないかヒヤヒヤです。傑作「じみへん」を描いた中崎タツヤという漫画家を敬愛しているのですが、どこか相通じた天才性も感じられ─。作品に感謝。


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