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つれづれ旅行記録

3連休を利用して、息子連れでは初めてとなる一泊旅行に行ってきました。
朝の6時30分に自宅を出発しまして、関越道→圏央道→中央道と乗り継きまして向かったのは富士山!・・・のあたり(笑)
おちび連れなので、あえてざっくりしたプランで行ったんですよー。
「富士山が見られればそれでいいよねー」
まさか富士山が見られないなんて事態をこの時点では想定してないお気楽一家。
「鳥もつ煮食べるー?富士宮焼きそばはー?ほうとうもー!」
ご当地に行けば必ず食べられると信じている能天気一家。
意気揚々と出発し、前途洋洋だと疑うことのないこの時点のわたしに、天の声である現在のわたしはそっとささやく。
・・・行く先々でこどもがぐずる。
  ・・・ご当地料理なんてとうとう食べることができないんだ。
    ・・・こどもが熱をだすよ・・・

行きでちょっとした渋滞にあったものの、車中で寝ていたわたし(すまんご主人・・・)が起きると、最初の目的地についていました。

▼西湖いやしの里根場(ねんば)

昭和41年の台風で被害を受けた茅葺の集落を再現したものだそうです。
以前南会津の大内宿に行ったことがあるのですが、もう少しひっそりした感じ。
各家が体験施設やお店、食事処や資料館になっており、よろいかぶとや着物を着て写真撮影ができたりします。
富士山をバックに昔懐かしい雰囲気を味わえる・・・はずが、
「あれ?富士山どこー?」
なんと富士山が見えない。
どちらの方向に富士山があるのかもわからず。
うーん、パラパラ小雨がパラついてるにもかかわらず晴れ間もあるのに。
ムスコは歩くのヤダーといって、終始ご主人が抱っこ。
なんだか旅の雲行きが徐々にあやしい方向に。

気を取り直して、富士山ビューで有名だといふ"道の駅 朝霧(あさぎり)公園"へ。
地場地産品やお土産も売られていまして、食事もとれます。
ここでまかいの牧場のものだという牛乳ソフトを食べました。
味が濃厚でおいしかったー!!
晴れた日には富士山も眺められるという眺望ポイントへ。
・・・見えない。
多分ここらへんにあるはずだ、っつう位置に富士山確認できず。
うそだー。なんで?超近くにあるはずなのに、なんであんなにでかいもんが見えないなんてことがあるわけ?

つづいてこちらも休憩ポイントとなる"もちやドライブイン"。
売店の中に入っていくと、奥に『ゆうえんち入口』がありました。
せっかくだからと中に入ると、かなり大規模なアスレチック公園でした。
ここでムスコの機嫌が最高潮に悪くなる。
「やだー!!やだー!!あそばなくていいー!!」
・・・滞在時間10分程度で退場。
売店でご機嫌伺いのために音の出る車のおもちゃを買うはめに。
なんで・・・ここまできてどこにでも売ってそうなクルマ買わされてるんだ。
一緒についてた二輪車博物館にも入場できず。
気を取り直して、ご当地名物でも食べようと思ったんですが、富士宮やきそばくらいしかなくて、もうちょっと選べる方がいいなーと、なんと道の駅 朝霧高原まで戻ることに。
で、
戻ったけど結局ここには、富士宮やきそばすらなかった。
豚丼とラーメンでお食事。おいしかったからいいんだけどね。。。
ここでもムスコのカンシャクだま炸裂!!
ゆっくり食事を楽しむどころじゃなく。
さっさと食べてそそくさと退散。
どうやら、眠かったらしく車に乗るなりお昼寝タイム。
このあと1時間くらいは、のんびりできた。
たぬき湖に寄り道したり、白糸の滝に行ったけど滝壺までの階段は修復中で通行止めに。
ちなみにこの間、寝ているムスコを抱っこして移動したため、滝壺までの階段(100段)が修復中だったのはラッキーだ、とすら思った。
もうこの時点で、旅のだいご味を見失っている両親。
んがっ。
静寂は彼の目覚めとともに打ち破られるのである。
ここからまたムスコの超不機嫌モードにスイッチが入った。
もはやイチャモンをつけてるチンピラとしか思えない。
いや、チンピラの方が脈絡があるだけまだマシだ。

結局、この日彼の機嫌が直ることはなく、宿泊予定のホテルにコンビニ弁当を持ちこんで食事。
そしてこの夜、ムスコ発熱・・・

近くのコンビニで風邪にききそうな栄養ドリンクを買い求めに行き。
ここでやっとみられたよ、富士山を。

なんかいろいろとせつない。。。
そして翌日へつづく(笑)

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前日のムスコの不機嫌は寝不足と発熱のためだったらしい。
ここ数カ月、お熱を出さなかったのになぜ今日なんだ、と恨めしく思ったりもしたけど。
ひと晩ぐっすりねむったせいか、翌日には回復。

健康体ってすばらしい。
まだまだわがままぶりは発揮されているものの理不尽さはちょっと減った。
ホテルでサービスの朝食をいただいたあと、昨日見たのと同じ位置でまた富士山を見たよ。
昨日ホテルの方に教えてもらったんだ。
夏の間はほとんど富士山見れなかったって。
雲の方が富士山より低い位置にあるので、雲で見えなくなってしまうらしいのね。
朝が一番見えると思います、と。
そのとおり雲がなくて、これならはっきり富士山だ!とわかるなー。

ほんとはのんびり時間をかけて帰ろうと思ってたんだけど、ムスコの体調も戻ってきたようなので早めにチェックアウトして、すこし回り道をして帰ることに。

昨日と同じ道を逆走して戻る。まだ本調子じゃないのか、車に乗ってすぐにムスコはまた寝てしまいました。
かわいそうだけど、これはチャンスだと思わず考えてしまう私。

そしてふたたび“道の駅 朝霧高原”に。
「もう道覚えちゃったよ」とご主人。・・・ご苦労さんです(笑)

今日は眺望ポイントまで登らなくても駐車場からはっきり見える。
見れたー!!やったー!

本栖湖も行くぜー、と完全に昨日のやり直しを図る夫婦。

見える見える!こんなによく見えるー。
なんか中毒患者のように、あちこちで車を止めて富士山を見まくるご主人と私(爆睡中のムスコ)。
「せっかくだから富士山と写真とろーぜー!」
おう、まかしとけっ。
「富士山とかぶるからもっとそっちに寄って寄って~」
とカメラマン気どりでぱちり。

やばい。富士山に気を取られてご主人がいない。いや、ちょっとだけいる。
「撮ってくれた?」
「・・・うん」
この件は内密に処理しよう。

しばらく走っているともうすでに富士山の周りには大きめな雲がかかりだした。
ほんとにみるなら朝のうちなんだなぁ。
調子に乗った我々、山中湖まで足をのばす。

本栖湖は静かな雰囲気でひっそりとしていたんだけど、山中湖はなんというか湖畔を水着で歩くカップルがいたりしてにぎやか。
ご主人いわく、「チャライなぁ」
わかるような気がする(笑)

このころにはすっかりムスコも目が覚めて、湖畔をお父さんと歩いてみたりしてご機嫌に。

すでに富士山は雲に隠れてしまった。
ちょっとだけだけど見れて良かった。なんかテンションあがるよ、富士山。
っつーか、あれ登る人たちすげー。
登ったら見えないじゃん、富士山・・・。
でも登れたら違う世界が見られるんだろうな。
間違ってもあこがれるだけにしとこうと思うけど。迷惑かけそうだから。

帰り道はこれまたわざわざ御殿場から高速に乗って、海老名SAに寄ってみました。帰りに事故渋滞に巻き込まれて1時間ほど予定よりかかりましたが、夕方早目に帰宅。
そこからご主人とムスコは爆睡。
その間洗濯物やら夕飯の支度やらやりながら限界を感じる私でした。

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