「イマジナリーワールド」企画書
キャッチコピー:
あなたも元祖になって見ませんか?
あらすじ:
大学2年生の佐々木楽生は毎日退屈な日々を送っていた。ある日、通学中1匹の黒猫ナツと出会い、導かれるように巨大な大樹がある森の中へ、そこには1個の扉がありその中に入るとそこはアニメや漫画のような架空の世界イマジナリーワールドだった。しかしこの世界は魔法やスキルが使えるのですが技が存在していない未完成の世界。そのため技を始めて生み出した元祖を作らないといけない。ナツは動物が言葉を発することが出来る元祖。そのスキルを使って楽生に現実の世界の住人をスカウトしイマジナリーワールドの完成の手伝いをするよう言われ、楽生は退屈から何かに没頭する日々に変化していく。
第1話のストーリー:
暑い夏の日。エアコンが効いた部屋にいる一人の大学生、佐々木楽生 (ささきらいき)はテレビを見ていた。異常気象、食材などの高騰、ウイルスなど夢や希望もなくなりつつあるこの現実に退屈な日々を感じていた。そんな私の姿を窓からいつも見ていた1匹の黒猫がいた。
そんなある日、通学中黒猫と出会い自分の被っていた帽子を咥えられて追いかける羽目になる。追いかけた先は巨大な大樹がある森の中、そこには1個のボロボロな扉があった。その中に入っていく黒猫の姿を見て躊躇せずに扉の中に入る。そこはさっきまでいた森の中とは少し違った雰囲気が感じられた。
疑問を持っていると私を呼ぶ声がする。さっきの黒猫が喋っている。そして黒猫が私を大樹の根元に案内し、よく見ろという。すると光綿毛のような生物がぴょこぴょこ出現した。まるでアニメや漫画の世界に生物みたいだった。
驚いている私を見た黒猫はこの世界はさっきまでいた現実の世界とは違う架空の世界イマジナリーワールドだと教えてくれた。
イマジナリーワールドはアニメや漫画のような世界。にわかに信じがたかった私を見た黒猫は一旦扉の外に出るように指示し、手だけ扉の中に入れてみろと指示する。すると手の半分はアニメぽい質感で残り半分がいつも通りの質感だった。どうやらこの扉がイマジナリーワールドを創作。夢みたいだなぁと感心していると実はこの世界は魔法やスキルを使うことは出来るけど技が存在してない未完成の世界。技を使うためには始めて技を生み出した元祖が作らないといけないらしく黒猫は動物が言葉を喋ることが出来るようになるスキル生物変声(ボイスチェンジャー)の元祖、一度生み出された魔法やスキルは他人も使うことが出来る。そして元祖になれる数は一人一つまでなので黒猫はもう生み出せない。
だから黒猫は元祖を生み出してくれる現実の世界の住人をスカウトをしており、その一人目がどうやら私。
黒猫はこの世界に詳しいのでこの世界を創作した人物なのかと尋ねるとこの扉を設置した人物が存在しており名をクラフト・アワー。黒猫は元々野良猫だったらしく、以前動物回収業者に捕まっていたところをクラフトさんに助けられ自由な世界を作るための手伝いをしてくれと頼まれ今に至る。
話を聞き私は面白そうと思って協力することに、黒猫には名前がなかったのでナツと名付け、バディーとしてイマジナリーワールドの完成に向けて奮闘するのである。
第2話以降のストーリー:
ナツからどうやって生物変声が生み出されたのかと聞いてみるとそれは偶然の出来事だったらしい。
クラフトさんに協力を頼まれ握手をした時に、ナツは握手をしたことで了解したって意味だったけどそれがクラフトさんには伝わってなくて、惚けられたらしい。そこでナツがツッコンだ時に口から言葉が出てそれから喋れるようになった。
生み出そうと思っていると逆に生まれなくてある意味偶然であったり、何気ないことから生まれる。
試しに私が火を出す元祖になろうと思って火を出ろと叫んだところで勿論出る事もなく自分の声が森に響き渡るだけ。
ただ恥をかいただけ。
恥ずかしい思いもしたし自分は何か違うものだと思ったので一旦自分は置いておいて置くことにした。
まず最初に何を生み出す火、水、風、雷などの攻撃魔法が思いついた。
するとナツがあることを教えてくれた。
実はこの世界はモンスターはまだ存在していない。今さっきいた綿毛のような生き物は我々に害をなさないので生まれている。攻撃手段がこの世界で生まれることでモンスターは始めて誕生する。ちなみに技の攻撃力によって生まれてくるモンスターのレベルが変わる。回復手段もまだ無いからモンスターから受けたダメージは回復することが出来ないらしい。
そんなことを聞くとまずは回復魔法を生み出すことに決めた。
現実の世界で回復魔法的なことをしている人を思い浮かべる。
すると思いついたのが料理人だ。
この前テレビでレストランの語源がフランス語のrestauer(回復させる)から来ていることを思い出した。
料理人は家族とは違って一人のために作るのではなく、様々な人のためのことを考えて作られている。
料理人をスカウトすることをに決めたのは良いがどの料理人だ。
色々考えた結果日本に関係した料理だと考えに至った。
そして手を使って作る料理。
寿司だと思ったけど敷居が高くて温かい感じがしない。
何かないかと考えるとある料理が思いつく。
おにぎりだ。おにぎりしか無い。おにぎり専門店の料理人だ。
手で一つ一つ丁寧に作り、愛情もある。しかも温かい感じもする。料理としての温かさもあり、愛情という意味でも温かさがある気がする。
良いかもしれないと二人で納得しておにぎりの専門店をしている料理人を探すことにした。
こんな感じに探していけば集まるのかなぁ他の元祖も…