日常組における「クロノアさん」について考える

「リーダー」と呼ばれる人には大きく2種類あると考える

ひとつは、自らが先頭に立ちメンバーをぐいぐい引っ張っていく「先頭タイプ」のリーダー。
もうひとつは、後ろから広い視野でみんなを支える「後方支援タイプ」のリーダー。
クロノアさんは「後方支援タイプ」のリーダーだろう。
トラゾーさんの言う「リードを持ってる人がリーダーですからね」(『日常箱ラジオ12限目』より)はそれを表している。
クロノアさんは日常組の中でも最年長なので年齢的にリーダーになった部分ももちろんあるだろうが、彼を知れば知るほどこの人を満場一致でリーダーにして間違いなかったことがわかる。

クロノアさんはどんなときも冷静である

特にわかりやすいのは脱獄・白昼夢など長編シリーズでの振る舞い。
もともとホラーゲームの類が好きらしく大騒ぎするイメージもないが、七味兄弟(ぺいんと・しにがみ)が「どうしよう」「やばくない?」とあたふたしている場面でも、クロノアさんだけはいつもブレない。
「鍵は回収してる」とか「今こういう状況だから〇〇に行こう」とか、クロノアさんがいることで他のメンバーが落ち着く場面も多々ある。
ちなみにブレないのはメンタルだけではななく、ピッチング能力も完璧であったことは記憶に新しい。(『マイクラ白昼夢#10 僕たちの部屋に隠された秘密?』より)

一方、よくリーダーと間違われるぺいんとさんの性格は「先頭タイプ」だ。
行きづまったときは彼の「行こう!」という一声で士気が高まるし、「俺が行くしかない」と自己犠牲もいとわないところもリーダーっぽくはある(PKST団では実際にリーダーであるし)。
ただ「先頭タイプ」は”リーダー以上に冷静なメンバーでそろっている場合”にその真価を発揮すると思う。
日常組というクセモノぞろいのグループの場合は、「先頭タイプ」のリーダーではまとめるのが大変である。
これもまた『日常箱ラジオ12限目』で語っていた通りだが、ぺいんと・しにがみ・トラゾーというコントロール不可能な猛獣たちを操れるのは、どう考えてもクロノアさんしかいない。
リードを持って散歩させるのは、クロノアさんにしかできない。
「ぺいんとは王様で、唯一たじろぐのがクロノア」という非常にわかりやすい構図の通り、クロノアさんの前では猛獣たちもひれ伏す。

『クレーンゲームに捕まっちゃった』にて、猛獣の3人からリーダーへ感謝状が送られた。

ぺいんと「日常組の面倒くさい請求書類の事務作業を文句も言わずにいつもやってくれて本当にありがとう」

しにがみ「いつもゲームを一緒にやる時 ポジティブな言葉をかけてくれて本当にありがとう」

トラゾー「日常組に入りたてでよく分かってない時 自ら歩み寄り色々誘ってくれました 本当にありがとう。僕が女だったら付き合ってます!

トラゾーさんが付き合いたくてもクロノアさんにも選ぶ権利があるんだよな…と思ったことはさておき、3人が普段からクロノアさんを信頼していて、お互い支えあっている良いチームだなと感動した。

さてそれに対してリーダーから猛獣たちへの返事は、「ざまぁ」の3文字であった。

クロノアさんは王道の「良い声」

いわゆる「イケボ」の持ち主でもあり、その声で話すことはより説得力を増す。
デューク大学とカリフォルニア大学がおこなった調査で、企業のCEOの声が低ければ低いほど年収が高く会社規模も大きい傾向にあるという結果がある。
低い声の周波数は、人々をリラックスさせる効果があるそうだ。
(『なぜ「いい声」は信頼される?仕事と密接に関わる「声」の正体(https://hatawarawide.jp/kininaru/230407-1』より)
冷静で周りをよく見ていて、「いい声」で優しく声をかけ、裏の仕事もきっちりやるまじめさもある。
クロノアさんはそんな素敵なリーダーを務めている。

クロノアさんは可愛くもある

リーダーといえば「かっこいい」が、クロノアさんは2代目「かわいい」担当でもあるそうだ。
上記の通り散々「リーダー論」を語っておいて矛盾しまくるが、たまに「この人大丈夫かな」という天然さが感じられるのもクロノアさんの魅力。
自由気ままで気づいたらいなくなっているのは、まさにネコそのもの。正式名称が黒猫のノアだったことを思い出す。

変なところでひっかかったり落ちたり、味方に誤射して威嚇したり、「かわいい」と言われて照れたり。
基本的にあまり積極的に話そうとはせず、話(特に下ネタ)をふられても「…え?」で終わらせるふわふわとした雰囲気がある。
「かわいい」とか「癒し」と言われるのは、このほのぼののんびりとしたやわらかい草原のような佇まいによるものだろうか。

クロノアさんは博識だ

一番有名な「訝しむ」をはじめとして、「瓦解」「牛歩」「寸刻前」「物々しい」などたくさんの「いや日常会話でそれ使う人いる⁉」と驚くワードが出てくる。
その語彙力の豊富さからおそらく普段から本をよく読む人か、吸収力がすごい人なんじゃないかと思う。
ゲーム実況者は熱心に取り組むあまりときに過激な発言をしてしまうことがあるが、クロノアさんはその言葉遣いの丁寧さから品があるようにも感じられる。
(過激な発言をするタイプの実況者の方もそれはそれとして面白いと思っているので悪しからず)

トラゾーさんも特に歴史分野で知識豊富だが、国語の分野においてはクロノアさんが一番賢いのではなかろうか。(※あ、あと算数もたぶんクロノアさんの方が賢い)
難しい言葉を使うと「訝しポイント」が入るシステムになっているので、いつか日常組のチャンネルにあがっている動画をすべてチェックして「訝しポイント」が何ポイントたまるか集計したいところだ。

※本当はこれ以外にも「黒幕のノア」とか「焦りのクロノアさん~ウワワチョチョパッツ~」とか書く予定でしたが、さすがに長文となったため割愛。

猛獣たちの手綱を握るクロノアさんは、日常組の絶対領域であり絶対に欠かすことのできないリーダーである。

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