ワーホリ中に現地ブラスバンドで活躍するゆうりさんにインタビュー♬
こんにちは。今日はシドニー滞在中に現地のブラスバンドで活躍されているゆうりさんにインタビューさせていただきました☆
NB:この度はご協力いただきありがとうございます!まず担当楽器の簡単な説明と、いつから楽器を始めましたか?
ゆうり:E♭Tenorhorn を吹いてます。 British brass bandのよくある配列で指揮者の正面、バンドの中心の特等席に座れて、伴奏やハーモニーからソロやメロディもこなすおいしいパートです。 小学4年生でテナーホーンを始めました。
NB:日本で所属しているブラスバンドがあったら教えてください。
ゆうり:Obrigado Brass Consort(北海道北見市)です。
NB:現在のオーストラリアでの所属バンド、地域はどこですか?
ゆうり:Salvation Army Sydney Congress Hall Band、 Salvation Army Sydney Youth Band、 Willougby Band、 Willougby 2nd Bandです。Youth Band は不定期活動バンドなので、その度声掛けてもらって参加、という感じです。 NSW州Sydneyにいます。
NB:オーストラリアに渡豪した経緯について教えてください。(オーストラリアを選んだ理由、ビザ等の滞在方法、当初から現地でブラスバンドをやるつもりがあったか、などなど。)
ゆうり: 海外に住んでみたくなって、ワーホリ制度を30歳になる前に知ったんです。 オーストラリアとカナダが定番ということでしたが、ブリティッシュブラスが好きなので迷わずオーストラリア、もしくはニュージーランドにしようと思いました。 オーストラリアの方が国が大きくて人口も多く、日本人も多いので、海外に不慣れなわたしにはオーストラリアで先に経験を積んで、レベルアップしてからニュージーランドが良いのではと思ったんです。 でもその後コロナの影響でニュージーランドワーキングホリデーに行く予定が不可能になってしまったので、ファームジョブをやってビザを延長、その後もコロナパンデミックテンポラリービザという救済ビザを取得して滞在しています。 最初はまさか自分が海外でブラスバンドができるとは思っていなかったので、楽器も持ってきていませんでした。
NB:どうやって今の所属バンドを見つけましたか?
ゆうり:FacebookのAustralasian Brass Bandsっていうグループを見つけて、そこにBritish brass好きなんだけどどっかでコンサートとかない?って投稿して…つたない英語でなんとか情熱を伝えたらたくさんコメントやらメッセージが来て、その中のSydney Congress Hall Bandのコンサートに行ってみて、そこで楽器も貸してくれるっていうんでリハーサルに遊びに行ったらそのまま定着しました。それから毎週通っていたら、Youth BandでHornが足りないんだけど来てくれない?と呼んでもらったり、プロトランペッターの方にうちのバンドでも吹かない?と声を掛けてもらって行ってるのがWillougby Bandです。
NB:どのくらいの頻度でリハーサルをしていますか?また、コンサートはどのくらいの頻度でありますか?
ゆうり:Congress Hall Bandは毎週水曜日の夜、Willoughby Band(2ndも) は毎週月曜日の夜です。 毎週日曜日の朝のChurch service でも讃美歌のアンサンブル演奏に参加しています。 コンサートの頻度は恐らく決まっていなくて、イベントが企画され次第という感じだと思います。
ゆうり:これはパラマタの救世軍バンドの集まりのコンサートです!
NB:楽しそうですね♬
NB:今までに思い出に残っているリハーサルやコンサートについて教えてください。
ゆうり:最初は指示が全くわからなくて着いていけず、どこを吹いているのかわからない、言われたこともどうやって聞けば良いのかもわからずでした。でも、隣の人が指差しで教えてくれたり、英語はなかなか伸びなかったですがリハーサルで言われる用語とかは聞き慣れていって、最近は大抵の指示がなんとなくわかるのが毎週のリハーサルで感じられて嬉しいです。 あとはみんなとにかく褒めてくれるのが凄く印象的です。 Willoughby Band のコンサートで、2nd hornで最初呼ばれたんですがsolo と1stの人が出られなくなり、わたしが1stに上がってsoloに数年前オーストラリアンチャンピオンに輝いた女性プレイヤーが来てくれて、以前に2度会ったことがあったんですが2年ぶりに会ったのにYuri久しぶりだねって声を掛けてくれたのが嬉しくて。 わたしの大好きなテナーホーンソロの曲を彼女が吹いて、わたしがハモリを吹いたあの瞬間が一生忘れられない思い出です。
NB:日本とオーストラリアで、何か違いを感じたことはありますか?(生活全般でも、音楽関係でもOKです!)
ゆうり:オーストラリアの人、特にわたしがバンド関連で出会った人たちはみんな凄く優しくて気さくで、とにかく褒めてくれるのが最初びっくりしました。人の容姿や服装にとやかく言うような人もいないですし、自由な雰囲気が好きです。 日本だと怒られちゃって落ち込むこともありましたが、こっちのバンドではアドバイスはあるけど怒られることはないので萎縮せず演奏することができます!
NB:将来ゆうりさんのように渡豪してみたいと思っている方に一言アドバイスお願いします!
ゆうり:わたしは3年いても英語が全然伸びなかったので、来たら話せるようになるというのは嘘です!笑。 やっぱり全ては本人の努力次第だと思います! もしわたしのように楽器がやりたいって方は、遠慮せずガンガンFacebookなどを駆使してリハーサルに遊びに行くと良いと思います!バンドにもよると思いますが、プロもアマチュアも隔たりなくフレンドリーにしてくれます。
ゆうり:このソロ吹いてるDominicにWilloughby Band振ってて誘ってもらいました。
NB:ベッソンアーティストのドミニック ロングハーストさんですね、すごい!
NB:その他メッセージなどありましたらお願いします。
ゆうり:たくさんバンド活動をFacebook、Instagram、Twitterなどでアップしていたら、過去に5人の日本人の方から自分もやりたいと連絡が来てバンドに連れて行きました!実はやりたいけどどうしたらいいかわからないって人多いんだなって思いました。 もしSydneyで楽器やりたい方は連絡ください!わたしがオーストラリアを離れた後でも、Facebookでたくさんバンドの仲間と繋がっているので紹介します! リハーサルで使いそうな英語だけ押さえておけば意外となんとかなります!大丈夫!!
ゆうり:この動画はロックダウンの時リモート企画で誘ってもらったやつです!家から出られなくて辛かったけど、そんな時に声掛けてくれました! ファームジョブしにQLD行った後も、リモート企画やるから参加しない?って誘ってくれて、離れても仲間に入れてくれるんだ…ってびっくりした思い出があります。
NB:一生の思い出になる、素晴らしい経験をされていますね!ゆうりさん、この度は貴重なお話どうもありがとうございました!!
ゆうり:ありがとうございました!