「立場」 三年 藤間 梨沙
今回noteを担当させて頂きます。学生幹事・学連、法学部政治経済学科3年の藤間梨沙(とうまりさ)です。
自分の置かれている立場について概括する。
・学生幹事としての立場
チームに備わりながらも役目は全くの別物であり、行動すべてがチームの目途とするものに繋がる訳ではない。主に連盟とチームのパイプ役として機能しているが、学生幹事の位置づけは改めて考えると難しい。運営ミーティング時はチームの代表として振る舞うも、日頃グラウンド業務に携わることは無いので、チーム事情を知らず苦労することもある。試合日は、チームの一員として業務にあたりながら中立的な立場をとる。日大が得点しても他業務に追われ、思いきり喜べないのが残念。試合時のような中立的な立場をとるときは学生幹事ではなく学連になる。
「サッカー部の裏方してます」
「マネージャーなんですね」
「マネージャーではないんですよね」
テンプレである。
・学連としての立場
運営業務を主としているが、学連の仕事は統一されたものではなく内容は多岐にわたる。私は競技運営部に所属しており、会場確保や日程調整、物品・バン管理といった、実際の試合(競技進行)に関わるような業務が主である。同じくチームの学連専任である臼井とは部署が異なる為、お互いの仕事内容は全く知らない。業務内容が違えば、仕事量、関わる人、連盟内の立場も変わってくる。(臼井はIリーグ部所属)
学連には、選手・マネージャー兼任、学連選任、24大学外(チーム無所属、チームの都リーグ降格に悔みながらも関東に残る人)、ユースや選手権で活躍した人、サッカー経験の無い人、無理やりチームから駆り出された人、このように多様なバックグラウンドを持った人間がおり、各々のビジョンもそれぞれである。Jチームのフロントを目指したい、本気で大学サッカーを盛り上げたい、いかに仕事をしないようするか企む等……本当に様々である。こういったカオスな部分が、学連の面白い点であり、同時に厄介と感じるところでもある。現在約90名の学生が連盟に所属しているが、円滑な試合運営を共通認識としながらも、全員が一定のモチベーションを維持するとか、やりがいを感じながら仕事をするのは非常に難しい。しかし皆、いずれ学連色に染められていく。学連の宿命である。
今だから言えるが、私は加入後しばらくしてからおおよそ半年間かなり病んだ。1年遅れで加入した為思うように仕事が振られない。「それぞれで動いて、それぞれで済ませてね。」の個人プレー部署で何のアクションも起こせない。意気盛んで加入したせいで、想像と現実のギャップに悩んだ。事務所に行くことが鬱で、帰りは神田川沿いで同期に弱音を吐き続ける日々であった。自分自身の性格もあるが、複雑な組織の為に起きる事象でもあると感じる。
・自分の中での立場
だからこそ「自分なりの立場」を見つけること、このことは私にとって非常に重要である。これは誰かに説明するためではなく、自分の中で自身の立ち位置を確立するためのイチ定義付けだ。役割からしたら試合運営の人と橋渡し役で済むだろうが、そうではなくて、自分はこんなバックグラウンドを持っていて、それでもって描いているビジョンがあって、だからこの業務をこなしていて、それを何かしらにつなぐこと。それで唯一無二の自分なりの立場を確立する。そういった考えを根底に持って自分の立場を認識しながら業務にあたっていると。成果は微々たるもので全く構わない。寧ろ得にくいものであると思う。しかし、自分なりの立場を変化しながらも定めることで、私は学連内での自身の存在意義を見出している。
正直こうでもしないと、サポート精神だけで学連活動はもたない。
今では学年もあがって環境にも慣れ、人に恵まれたこともあり気持ち的に余裕があるが、相変わらず上記のような考え方は大切にしている。
そういった意味で、今年度後期リーグの日大運営は非常に意義のあるものであったと思う。
遅れましたが、運営にご協力いただいた選手・スタッフの方々ありがとうございました。
残り一年、連盟やチームの為に動き続けます。