「不撓不屈」 4年 堀越 拓馬
おはようございます、こんにちは、こんばんは、日本大学経済学部金融公共経済学科4年の堀越拓馬(コシ)です。
不撓不屈(ふとうふくつ)
この四字熟語には、「どんな困難があってもくじけず、立ち向かう」という意味が込められています。なぜこのテーマを選んだのか、この文章を読んでいただければお分かりいただけるかと思います。
拙い文章ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
私は5歳の頃からサッカーを始め、気づけば大学4年生になりました。この4年間は、本当にあっという間でした。
日大での寮生活は楽しいことも大変なこともたくさんありました。1年生の頃は、コロナの影響で外出禁止だったため、日曜日の夜に誰かの部屋に集まって映画、トランプ、ピザパーティーなどをして盛り上がってました。また、決して誇れることではないですが、おれとたつみ(4年/日大山形高校)とかんぺい(4年/佐野日大高校)は食当職人だと思います。
ここからは真面目にいきます。
1年生の時、関東リーグ第2節で行われた神奈川大学との試合が特に印象に残っています。この試合を通じて、大学サッカーの強度や厳しさを肌で感じました。
1年生の間はアイリーグや社会人チーム、トップチームの3つのカテゴリーで練習し、それぞれ異なる雰囲気を経験できたのは貴重な体験でした。
しかし、9月にヘルニアという大きな怪我をしてしまいました。大学サッカー生活で最も大きな出来事でした。これから多くの試合に出て活躍しようと意気込んでいた矢先のことでした。
怪我の痛みは今でも鮮明に覚えています。初めは立つことさえままならず、足の痺れもありました。その痛みと痺れは3年生の3月まで続き、2回の手術を受けました。
1回目の手術では良くなると信じていましたが、現実は厳しく、痛みと痺れは残ったままで、サッカーができる状態ではありませんでした。
そこから始まったリハビリ生活は、先が見えない不安と戦う日々でした。一時期はサッカーから気持ちが離れそうになりましたが、サッカーへの愛とプロを目指す気持ちは、決して消えることはありませんでした。
2回目の手術を経て、症状が少しずつ改善し、ようやく復帰のイメージが湧いてきました。その瞬間は本当に嬉しく、またみんなとサッカーができること、プロを目指せることに希望を感じました。
3年生の春、ついに復帰しました。社会人の試合やアイリーグの試合に出場し、アイリーグでは全国大会出場に貢献することができました。同期のこーよー(4年/久御山高校)とあお(4年/藤枝明誠高校)とともにチームを引っ張れたことは、とても嬉しかったです。その後トップチームに昇格しましたが、試合にはなかなか絡めず、自分の力不足を痛感しました。
そんな中、巡ってきた関東リーグ最終節の桐蔭横浜戦では、後半途中から出場し、得点することができました。この時の興奮は今でも忘れられません。長いリハビリを乗り越えて関東リーグでゴールを決め、応援してくれた仲間のもとへ駆け寄って喜んだ瞬間は、本当に最高でした。
4年生のシーズンでは、全カテゴリーでプレーしました。トップチームでは思うような結果を残せませんでしたが、アイリーグでは4試合で4ゴールと結果を出しました。そして、社会人チームでも残りの3節しか関われなかったですが、関東社会人2部リーグ2位の成績を残すことができました。リーグ戦は終わりましたが、10月27日から始まる市原カップで優勝し、大学サッカー最後の大会を有終の美で飾りたいと思います。最後には全員で笑って引退できるよう、全力を尽くします。
後輩たちへ
まずは怪我をしないこと。どんなに厳しい状況や試合に出られない時でも、怪我をしなければ練習や練習試合でアピールして上を目指せます。そして、もし怪我をしてしまっても腐らずに努力し続ければ、必ずチャンスは巡ってきます。
先が見えない不安の中でリハビリを続けてきたからこそ、私はそれを身をもって感じました。みんなの活躍を心から願っています。
同期へ
同期のみんなへ。たつみから「宇宙人」と言われるほど私は変わり者かもしれませんが、この学年は個性豊かなメンバーが揃っていると勝手に思っています。みんなと過ごした日々は、一生の宝物です。
この4年間は本当にいろいろなことがありましたが、今こうしてサッカーができるのは、たくさんの人の支えがあったからです。そばでずっと支えてくれた両親や兄には感謝の気持ちでいっぱいです。その他にも多くの人の支えがあって、今の自分がいます。プロの舞台にはまだ立てていませんが、必ずその夢を実現させ、皆さんに活躍する姿を見せます。
最後に
まだ全カテゴリー試合が残っているので、引き続き日本大学サッカー部への応援よろしくお願いします!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。