【イベントレポート】舞台『未来少年コナン』育っていく、舞台。令和の時代に蘇る、未来少年コナン。
宮崎駿初監督アニメ「未来少年コナン」の舞台がいよいよ、2024年5月28日より始まります。
東京公演は5⽉28⽇(⽕)〜6⽉16⽇(⽇)、東京芸術劇場 プレイハウスにて、その後6⽉28⽇(⾦)〜30⽇(⽇)⼤阪・梅⽥芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演します。
〇未来少年コナンとは
「未来少年コナン」は、日本アニメーションが制作した、1978年に宮崎駿が初監督したアニメーションシリーズです。
最終戦争後の荒廃した地球を舞台に、恐れを知らない野生児コナンがなおも権力にしがみつく人間たちと戦う、胸躍る冒険アドベンチャーとして現在にもファンの多いこの作品が、この度、舞台となってパワーアップ。
〇個性豊かな俳優陣が舞台『未来少年コナン』をステージへ。
「未来少年コナン」を舞台化するのは、日本ではミュージカル『100万回生きたねこ』や村上春樹原作の『ねじまき鳥クロニクル』などを手掛け、その唯一無二の空間演出で観客を魅了し続けているインバル・ピントさん。
そして、多様なジャンルで才能が光るクリエイターである、ダビッド・マンブッフさんが共に演出を担います。
脚本は、舞台芸術集団 地下空港主宰で国際的にも活躍している劇作家・演出家伊藤靖朗さん、そして音楽は優れた美的感覚と知性から生まれる音楽表現を武器に、舞台、テレビ番組、映画など幅広い分野で作曲活動を行い、近年ではNHK「らんまん」の音楽を手掛けた阿部海太郎さん。
その音楽に舞台公演や映像作品でのコラボレーションも多数手がける詩人大崎清夏さんが歌詞を乗せます。
兼ねてより宮崎作品を敬愛していたインバル・ピントさんとダビッド・マンブッフさんにより、育て上げられた舞台芸術作品『未来少年コナン』。みなさんにご覧頂けるまで、あともう少し…!
〇稽古場にお邪魔して来ました
2024年5月中旬、都内某所にて。
4月下旬に行われた、顔合わせから約3週間。
舞台が出来上がりつつあることを感じつつ、まだまだ、成長し続けている様子を目にして来ました。インバルさんのお話を真剣に聞くキャストのみなさん。
休憩時間の和気あいあいとした雰囲気は、稽古が始まると同時に張りつめた緊張感へと変化します。
コナン役の、加藤清史郎さん。ひとつひとつの動きに、インバルさんが身をもって指導をすると、不思議なことにコナンの動きのイメージに、さらに磨きがかかります。
稽古場のあちらこちらで、様々な練習風景を見ることが出来、そして、それぞれの動きが組みあがってひとつの舞台に成長していくのだということを感じ取ることの出来る時間でした。
その、稽古のすべてから、感じ取ることが出来るのは、「未来少年コナン」へのリスペクト、作品への愛です。
例えば、第3話のコナン&ジムシーの追いかけっこのシーンは、まさに、令和に現実に蘇ってきたコナンとジムシーとしか表現のしようがありません…!
他にも、第1話のコナンとラナの出会いのシーン。
第8話のラナとコナンの水中シーン。
第22話のラナとレプカのシーン
まだまだ、全編を通して、舞台ならではの表現に驚くばかりです。
いよいよ、明日からスタートする、舞台『未来少年コナン』。
是非、体全体で感じ取ってご覧頂きたいです。どうぞお楽しみに…!
【東京公演詳細】
<東京公演>
期間:2024年5月28日(火)~6月16日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
<チケット料金>
S席:平日11,000円/土日11,800円
サイドシート:平日・土日共通9,000円
(全席指定・税込)
公式HP:https://horipro-stage.jp/stage/fbconan2024/
チケット販売詳細:https://horipro-stage.jp/news/fbconan2024_ticketinfo/
東京公演イベント:https://horipro-stage.jp/news/fbconan2024_event/
公式X:@fbconanstage
公式Instagram:@fbconanstage
取材・文:村岡 佑哉、miho nishikata
©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.