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Photo by
nanasuzuki
おばあちゃんと暮らし始めて
私はゴールデンウィーク明けから、大学の近くにあるおばあちゃん家に暮らし始めた。
もともと大学まで片道30分くらいの実家に住んでいたのだけど、
色々あって、おばあちゃん家に暮らすことになった。
おばあちゃん家は街中で、目の前にバス停があって大学まですぐだし、田舎の実家と違ってコンビニもでっかいスーパーも百均もすぐ目の前にある。
実家では兄が苦手だったから使えなかった入浴剤も使える。
なにより私はおばあちゃんのことが大好きだから、ワクワクしながら家を出た。
暮らして1ヶ月。
おばあちゃんのごはんは美味しいし、夕飯のときにはおばあちゃんが幼い頃の話、親戚の話、とか色々話してくれる。
実家にいればなかなか聞けない話をいっぱい聞けて、嬉しいし、楽しい。
歳のわりに元気だけど、でもいつかはお別れかやってくるおばあちゃんと、貴重で尊い時間を過ごせていると思う。
でも、でも、最近思うのは、やっぱり家族と人生の大半を過ごしてきた家が恋しい。
家を出るまでは、会おうと思えばすぐに会える距離だし、家族と離れることに特に寂しさは無かった。
でも今はたまに家族の夢を見て泣きながら起きるくらい家族が恋しい。
「離れてみて家族のありがたみがわかる」とかよく言われてるのを、今までは心の中で「ほんとにそうか?」って、「私は早く家を出て家族と離れたい」ってどこか冷めた風に思ってたけど
やっぱり家族の力って、自分が思ってるより大きいんだな〜と思った。
18年間生きてきて、今が1番家族に対してやさしい気持ちを持ててる気がする。
おばあちゃんとの時間も大切にしながら、そのやさしい気持ちも忘れずに、私はここで頑張っていきたい、そう思った1ヶ月だった。