人に愛され生を受けて 人に守られ日々が続くと 人に大きな希望を抱き 人に悩んだ時も越えて 今は人に求められる 人であればと願っている
人生は滑り台 それでも成すべきことがある
向かう意識 去っていく時間 方々に 止まることを許容しない都で たまに手を握ったり離したりして 不意に顔を上げたら 教科書通りの三日月がウィンク 僕にラックを運んでくれそう 通気性の良い心を手に入れたなら 念入りな柔軟体操だよ 人はそう簡単に朽ちやしないさ レスキューユー いますぐに 大丈夫の合戦が始まる
自分を生かすということ それは自分を十分知るということ 自分を生かすということ それは誰かと過ごす未来のこと 自分を生かすということ それは細い針穴に糸を通すこと 自分を生かすということ それはゆっくり瞬きをしてみること 自分を生かすということ それは涙枯れるまで泣くということ 自分を生かすということ それはあなたのためになりたいということ 自分を生かすということ それは今を抱きしめてさよならすること 自分を生かすということ それは それは
生きてるだけでも大変偉いと 友はかつて言っていたけど それ以上もっと偉いこと それは更なる幸せを その手で確かに掴むこと おめでとう おめでとう 君は本当に偉い人です
光の奥に滲む影 揺れる水面に触れたなら 新しい理由が見つかる そして蝋燭の火を愛でる 静かな夜に案じて 目を瞑って抱き寄せた夢 君にもあるよ 優しい気持ち 寂しい想いは 僕もおんなじ
辿る足跡もなく 僕らは遊ぶように生きて まだ見えない道の奥で 笑っている声がする 久しぶりに連絡したら 何時間か後に電話が来た 君はとても楽しそう 幸せがすぐそこにあって 全て赦された世界で 手を繋いで先へ行く背中 大手を振って見送るよ 僕もそういえば 幸せなのです
ずいぶん遠いところまで来てしまった ありがとうとごめんなさい 気持ちが通っていることよりも もっと先の方へと進んで 眼前のあなたをどれだけ大切にできていたかな 愛は確かにあってもなお 伝わらない想いがあることを知って 黙ってただ祈るよう 再び手を握る
人生の山と谷で遊んで 志は太い幹になって ほら気付けば 半径7,8メートルは雨宿りできるぜ スタバの外席で2人笑った 少しだけあたためていた思いも伝えることができたよ お互い少し涙して 痛快なほどの夏空に繰り出したんだ 僕は1人 街は変わらずとも日々新しく 知ってる道ももう昔のそれじゃない また会えるその日までは 谷をやり過ごして 山に笑っていこう 人生というジレンマ祭りに花を添えるのは ラストシーンの僕の一言 それまで答えはお預けにして 来
鉄壁の眼をもって この先の人生を思い描けたならば 少しの浮き沈みや悩みの種に 心を支配されずに済むのだろう 己の土踏まずで触れた土の温度を そのまま解釈することはできない いつの間にか蓋をしていたもう一つの世界が顔を出す 死に際にそばにいる人々を想像する きっとあいつらはいないだろう それは多分今はいない誰か 探して見つけたい在処に縛られて眠り続けた挙句 太陽が昇って沈むのと同様なペースで 答えを出せたら万歳
時間が経って忘れてしまうことが多くて 何を流して何を留めるかの瀬戸際を散歩している 小難しく考えるよりも楽しむことが何よりと他人は言う 有限の中にある永遠と虚無をざっと炒めて 軽く味付けしてよく噛んで飲み込んだら 隠れた針穴が顔を出す 糸は確か2段目の引き出しか クローゼットの小物入れに それともいつか見切りをつけて ノールックスローで捨ててしまったっけ 誰かが私を覚えてくれているように 私は私を覚えていられないけど もうちょっとだけ目を凝らして 手
ふと目を覚ますと 自室の床に大の字になって寝ている 真上の天井から目線を移すと 部屋の角に迫り出した柱に何やら蠢く物体に気づく 金色の蛇だった ゴキブリどころの騒ぎではないので 弱々しく枯れたヒイッという声しか出すことができない 少しのことではビビらない俺でも流石に緊急事態 退治する方法も知り得ないのでどうすればいいかあたりを見回すが うまく絡めとるような網などの道具も何もない 徐々に恐れが落ち着いてきて その紋様を眺めていると その美しさとこの大都会
明日の疲れに既に備えて 今夜中に作り置きしました 最近はまた自炊が楽しく 一人でうまいと呟く日常もまた幸せ 向かい合わせで会話しながら 食べてくれる人がいつかできるといい 忙しくない時は 率先して家事をやる ご飯を作るのも割と好きだし 誰かのためになっているという生活が恋しい 自分の妻を一生見つめていたい 自分の子供を人並み以上に愛したい 今夜は久々にカップ焼きそばを食べてから寝ることにした 誰に悪びれもしないで
起きるスイッチ 寝るスイッチ 仕事のスイッチ オフのスイッチ どこにあるのか知らずに気づいて 君はすでに ちゃんとした大人
風呂上がり、深夜 金色の日々を終えて執筆 いわゆる長期休みの豊かさとは何か 未だにあまり見当がついていないけれど 俺は俺なりに色々な場所へ行き色々な人と会って 彩り多い時間を過ごした 今までに得たことのない感情もいくつか覚えた おそらく今まで生きてきた中で一番多くの人たちに 誕生日付近でお祝いの言葉をいただいた気がする 何も変わらないようで何かが大きく変わる予感とともに かけがえのない人たちとの限られた時間の存在に鳥肌が立つ 自分の中で満足する過ごし方を
風が吹いて季節を感じる それはきっかけの応酬 空気の匂いも少し変わって 無理なく自分をコントロールする 隙間なく塗りつぶしたキャンバスも 風化する 夜の街灯に照らされた涼しい紫が微笑む 踵を返して写真を撮る こんばんはとおやすみ 今日もいくつかのやるべきことを終えたし 飯も十分食えたから 安心して明日を待つよ 君がどこかでする瞬きを 僕もきっと隣に感じるのか