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【1.4万字レビュー】Amanよりオススメ? Azerai Ke Ga Bay のトリセツ
2023年3月に Azerai Ke Ga Bay に旅行する機会がありました。
Azerai Ke Ga Bay は、ベトナムはホーチミンシティの東約180km、ビントゥアン省・ハムトゥアンナム郡に位置する美しい海沿いのリゾートホテルで、Aman Resorts 創業者の Adrian Zecha(エイドリアン・ゼッカ)さんが Aman を去った後に創業したリゾートで有名です。
0. どうしてトリセツを執筆したのか
Azerai Ke Ga Bay は Azerai Resorts シリーズの中で最も新しく、また開業時期にコロナが発生したためか、日本語の情報が多くありません。
最寄りの国際空港があるホーチミンシティからホテル到着まで陸路で4時間と、アクセスも少々大変です。
ホテルには移動手段の相談をはじめ、旅前からいくつもメールで質問をしましたし、また実際に旅する中で気づいた点も多くありました。
これだけの労力をかけていくべき場所なのかと尋ねられると、答えはイエスで、少々面倒な思いをしても、その労力を補って余りある素晴らしいリゾートだと個人的には思います。
時間とコストをかけて気づいた「かゆいところに手が届くノウハウ」がまとまっていると、旅行を検討しているみなさんにとって有益なのではないかと思い、ホテルの予約から帰国まで、旅をまとめたのが今回の記事です。
航空チケット代金を除く旅の費用や、ジム事情、ホテルからいただいたフルボードメニューまで、マニアックな内容で詳細にまとめましたので、約14,000字のボリュームとなりました。
Azerai Resorts が気になっている人にも、知らなかった人にも、魅力を感じて行ってみたいなと思ってもらえる内容になっていると思いますので、よろしくお願いいたします😃
![](https://assets.st-note.com/img/1685516909203-IcKrvuzhyz.jpg?width=1200)
1. Azerai Resorts に関して
まずはリゾートの紹介から。
Azerai Ke Ga Bay を運営する Azerai Resorts はシンガポールを拠点とする多国籍ホテルチェーンで、2017年にラオスのルアンパバーンにグループ初のホテルをオープンして営業を開始しています。(ルアンパバーンのホテルは2018年に閉鎖)
「Azeraiは、ユニークな美しさと文化的関心の高い場所で、洗練されたデザイン、控えめで丁寧なサービスをお客様に提供する、新しいストーリーのホテルブランドで、経験豊かな都会的な個人、カップル、家族連れのお客様が、手頃な価格で、卓越した品質と快適さを求めていただけるよう、独自に考案されたホテル」というコンセプトで運営されています。
2023年5月現在ではベトナムで3つのホテルを運営しており、2018年にAzerai Can Tho(カンホー)、2019年にAzerai La Residence Hue(フエ)、2020年にAzerai Ke Ga Bay(ケガベイ)をオープンしています。
2. Azerai Ke Ga Bay に関して
2-1. 施設概要
Azerai Ke Ga Bay は Azerai Resorts 3ホテルの中で最も新しく、Princess D’Annam Resort & Spa(プリンセスダンナムリゾート&スパ)を買収&改修して開業した施設で、4.5ヘクタールの緑豊かな庭園に囲まれており、5kmに及ぶビーチの中心に位置する、オーシャンフロントの隠れ家的なリゾートです。
東側には歴史的な灯台があるホンバ島、西側には高くそびえる砂丘があります。
施設内には、57室のお部屋、3つのプール、レストラン、バー、スパ、ジム、ギフトショップがあり、お部屋は「DELUXE SUITE」「DELUXE SUITE WITH POOL VIEW」「POOL SUITE」「POOL DELUXE SUITE」「KE GA BAY PAVILION」の5タイプとなっています。
余談ですが、ホテルのマネージャーさんいわくファウンダーの1人が日本人とのことでした。(お名前は失念。たしか高橋さんだったような…^^;)
海外ホテルのテレビの1チャンネルは現地国営テレビ局か、CNN/BBCが多いのですが NHK Premium だったので、妙に納得してしまいましたw
2-2. チェックイン・チェックアウト
チェックイン時間は午後2時、チェックアウト時間は午後12時で、アーリーチェックインが必要な場合は、ホテルの空き状況に応じて対応してくれます。
午後6時までのレイトチェックアウトには、ベストレート料金の50%が適用され、午後6時以降のチェックアウトは、宿泊料金の全額が適用される規約です。
私はフライトの関係で午後4時チェックアウト(ホテル出発)だったのですが、別料金は発生しませんでしたので、ローシーズンであればゆる〜く対応してくれる雰囲気でした。
2-3. 現地までのアクセス
ホテル最寄りの国際空港であるホーチミンからKe Ga Bayまで陸路で約4時間の距離がありますので、この段取りをどうするかが最初の難関になるでしょう。
オフィシャルサイトでは、ホーチミンシティからホテルまで2.5時間(185km)とありますが、そんなことはなく、普通に4時間近くかかりましたw
3. Azerai Ke Ga Bayのおすすめの予約方法・移動方法
3-1. おすすめの予約方法
個人的なおすすめは、オフィシャルサイトからのオンライン予約で、理由は以下2点です。
特別なオファーがある
送迎などホテル側と連絡を取る必要が多々あるので、オフィシャルサイト経由が安心
私は「Azerai Ke Ga Bay Discovery」というオファーを利用することにしました。
こちらのオファーは「Stay 3 pay 2」となっており、2泊料金で3泊可能な内容です。また以下の特典が適用されます。
毎日の朝食(2名様分)
フルボード(2名様1滞在につき1回)
60分のスパトリートメント(2名様1滞在につき1回)
ウェルカムドリンク(到着時)
ウォーターボトル(毎日)
アフタヌーンティー(15:30~16:30まで)
客室および公共エリアでのWi-Fiインターネット接続
ジュニアゾーン、フィットネスセンター、スイミングプールのご利用
*フルボードは1日3食付きの特典で、これでもかと食事を勧められますw
常時4オファーが掲載されているようですので、オフィシャルサイト経由の予約がお得だと思います♪
もちろん、旅行サイトのタイムセールなどを活用した、よりお得な宿泊方法もあると思いますので、基本はオフィシャルサイト利用で、一応Googleなどで旅行サイトのレートも比較検討しておくと良いのではないでしょうか。
そういえばゼッカさんが経営していた頃の Aman もお得なオファーがよく出てた記憶がありますが、最近は「ご飯付き」など普通のプランしかありませんよね🧐
3-2. おすすめの移動方法
前記したとおり、ホーチミンから Ke Ga Bayまで陸路で約4時間の距離があります。レンタカーなどの手段もありますが、ベトナムは交通事情が独特かつ、かなり乱暴なため、自力での運転は少々ハードルが高いのが現実です。
そこでオススメなのが、ホテルによる空港とホテル往復の送迎サービスです。
私が利用したときは、ホーチミンシティからホテルの往復で「VND 3,407,250 net/way」日本円で約2万円。
4シートの黒のSUVで専任の運転手が送迎を担当してくれます。もちろん相乗りではなくエクスクルーシブの送迎です。
手配方法はいたって簡単で、オフィシャルサイトのメールフォームから送迎サービスをお願いするだけです。ホテルのスタッフは全員英語が通じますので、メッセージは英語のやり取りでOKです。英語が苦手な方はDeepLなどの翻訳サービスを利用すると良いでしょう。
手配依頼をすると、先方からベトナム到着場所と到着時間を質問されますので、フライトナンバーと到着時間を返信します。
その後、送迎プランと見積もりが提示されますので、内容に問題なければ了承の返信をします。
最後にホテルから Pick up と Drop off の詳細がメールで送られてきますので、それで手配完了です。
日本から旅行する方は、基本的には日本とホーチミンシティの往復になると思いますが、別の経路の方は旅程自体をホテルに伝えることで最適な送迎プランを提案してくれると思います。
4. ベトナム入国
4-1. ビザ
2023年5月時点で、日本人がベトナムに入国する際のビザ取得は免除されています。詳細情報としては下記のような内容になります。
有効な旅券(パスポート)を保持する日本国民に対しては、15日以内の滞在であれば査証(ビザ)取得が免除されます。 ただし、ベトナム入国時点で旅券の有効期間が6か月以上あり、帰国またはトランジット出国のチケットを保持し、ベトナム国内法により入国禁止措置を受けていないことが条件となります。
4-2. 入国時の注意点
上記したように、日本人がベトナムに入国する際は、15日以内であればビザは不要、パスポートの有効期限が6ヶ月以上、ベトナム国内法により入国禁止措置を受けていない場合は入国が可能です。
ただ、「帰国またはトランジット出国のチケットを保持」という点は少々注意が必要です。
要は「出国する証明がないと入国できない」ということなのですが、仮に「ベトナム入国後に出国プランを考えてチケットを手配する」場合、入国時に出国を証明するものがなくなりますので、入国トラブルに発生する可能性があります。
ほとんどの方は日本とベトナムの空路往復で航空チケットも購入済みで問題はないと思いますが、例えば東南アジアを自由に周遊するという旅行スタイルで、入国後に出国方法を手配する方は注意が必要でしょう。
現に私も、おそらくカナダ人だと思いますが、入国審査官に必要に出国チケットを見せろと言われ途方に暮れているのを目撃しました。
「いったいどうしろって言うんだよ〜」とオーマイガな状態になっていたのですが、彼はどうなったんだろう(^^;;
また、過去には入国ルールとして「前回のベトナム出国時から30日以上経過していること」という条件もありました。(現在は廃止)
ベトナムは社会主義共和国で、割と頻繁にルールが変わりますので、旅行の際は念のため、外貨申請や通関もふくめ入国ルールなどをしっかり調べることをお勧めします。
4-3. テキパキした入国審査官を選ぶ(空港の場合)
ベトナムの入国審査はかなり入念に実施されるので、イミグレーションカウンターは長蛇の列になりがちです。
入国審査官によって審査が実施されますが、よくよく観察するとすぐに流れるカウンターとそうでないカウンターがあることに気づきますw
一向に進まないカウンターは、審査官が時折雑談してたりするんですよね(^^;;
到着ゲートから人の流れにのってそのまま入国審査の列に並びがちですが、少し観察して、テキパキ仕事している入国審査官の列に並びましょう。
5. ホテルへの移動
5-1. 運転手さんを探す
ベトナムに無事入国し空港エントランスを出ると Azerai のボードを持っている運転手さんが待ってくれていますので、予約名を告げて一緒に駐車場まで移動します。ホーチミンシティのタンソンニャット国際空港の場合は空港エントランスの前が駐車場です。
余談ですが、後述するトイレ休憩は出発して1時間後なので、空港でおトイレを済ませておくと良いでしょう。
5-2. 送迎車の装備
送迎車は4シートの黒のSUVで高級感があり乗り心地も快適です(車種は忘れました…)。
車内には、おしぼり、Azerai ボトルに入ったミネラルウォーター、リフレッシュメント、ホテルのパンフレット等が用意されています。
私が利用した時のリフレッシュメントは自家製クッキーが2種類、ガラスのジャーで用意されていました。めっちゃ美味しかったですw
USB(Type-A)の充電設備もありますので各種デバイスの充電も可能です。
ただ車内にWIFIは完備されていなかったので、4時間の旅路を考えると、SIMまたはWIFI機器の用意があると良いと思います。
SIMカードに限れば、ベトナム旅行用は日本で事前に購入するのが一番おトクな買い方だと思います。
Vietnamobile のこちらのSIMは非常に安価ですし、在庫切れすることも多いので、とりあえず買っておくのもアリかと思います。
地図アプリなどを使用して頻繁に通信する方は、2枚セットを用意しておいても良いかもしれません。
通話機能つきであればこちらもオススメです。
5-3. おトイレ休憩など
道中ではホーチミンシティから高速道路で1時間ほど走ったところにあるサービスエリアでトイレ休憩を挟んでくれます。
不要な場合はそのまま走ってくれるのですが、道中の3分の2は高速道路ではなく未舗装道路も多い田舎道です。トイレ休憩できる施設も限られますので、ここで休憩することをオススメします。
サービスエリアは大きく清潔で、おやつやドリンクも豊富に販売されており、雰囲気もふくめなかなか楽しく旅情が湧きます。私は「HANAMI」という味も形もまったくもって「かっぱえびせん」にそっくりなタイのスナックを買って、車内でぽりぽり食べてましたw
5-4. ベトナムの田舎道
高速道路が終わり下道に入ると、社会主義共和国特有のモニュメントや、ローカルな施設、3人乗りの原チャリ、煽りまくる巨大トラックなど、ベトナムを堪能しまくれる雰囲気になりますw
ただ3時間を超えると寝るのも限界、風景も見飽きてきますので、暇つぶしの装備を準備しておくと良いでしょう。
私は賑やかめの音楽をかけたり、現地周辺をGoogleMapでみて滞在中の予定を考えたりしてました。
運転手さんは寡黙にただ黙々と運転してくれますw
そんなこんなで「もうちょっとお尻あかんかもー!」という状態になったタイミングで「Welcome to Azerai!」と運転手さんの声がして無事到着となりました。
往路はおトイレ休憩を含めて3時間47分!
運転手さんありがとう〜^^
6. Azerai Ke Ga Bay の施設
6-1. エントランスホール
Azerai Ke Ga Bay は入口からビーチまで縦長の敷地になっており、車を降りるとエントランスホールに通されます。
エントランスホールからは、敷地内に続くヴィラが見渡せ、一気に非日常感あふれる風景になります。
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エントランスホールは大きな空間ですが、チェックインとチェックアウト時にしか利用しない施設とのことでした。
ウェルカムドリンク(フレッシュのドラゴンフルーツジュースでした)とおしぼりで一息ついたあと、パスポートを手渡しチェックインをしつつ、リゾートの説明を受け、宿泊するヴィラに向かいます。
6-2. ヴィラ(お役立ちポイント付き)
今回は POOL SUITE に3泊の予約です。
ちなみにワンランク上のグレードに「POOL DELUXE SUITE」がありますが、お部屋とプライベートプールが少し広い程度の差だったので「POOL SUITE」で決定しました。(差額は1日で1.5万円程度でした。)
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以下にざっと思いだせる限りのお部屋情報を記載します!
スペック
130平米
最大3名(大人2名・子供1名)
プライベートプランジプール(2.1 x 3.6m)
プライベートガーデン
1キングベッド
リビングスペース(ソファとダイニングテーブル)
ライティングデスク
2ボールの洗面台
2クロゼット
シャワールーム
バスタブ
トイレ(ウォシュレットはありませんがビデが併設されています)
禁煙
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設備
エアコン(東南アジア仕様の速攻冷えるやつ)
スマートテレビ(LGのAndroidTVだった気がします)
ケーブルテレビ
WIFI
遮光カーテン
シーリングファン
コーヒー&ティーメーカー
ミニバー
冷蔵庫
セーフィティーボックス
電話
バスルームアメニティ(歯ブラシ、髭剃りなどなど基本的なものは全て完備)
バスローブ
ミネラルウォーター
ドライヤー
スリッパ
サービス
ハウスキーピング(毎日)
ターンダウンサービス(お菓子付き)
ミネラルウォーターと氷は必要なだけリクエスト可能です
ランドリーサービス(有料)
プライベートプールとお庭
お庭は白のデザインで統一され、東南アジアの植栽で上品にまとまっています。
プランジプールは24時間循環しているようで水温も適温でした。
サンラウンジには、ガーデンテーブルとガーデンチェアが設置され、プールの脇にはデッキチェアがあります。
お庭で読書したり、夕方に一杯やったりと、とても良い雰囲気でした^^
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お役立ちポイント
ベッドサイドには、USB(Type-A)とコンセントがありますので、ベッドでごろごろしつつデバイスの充電が可能です。
WIFIは十分な速度で、各種ストリーミングで不具合を感じることはありませんでしたし、一度日本とZoomで1時間ほど会議をしましたが、映像音声ともに途切れることはありませんでした。
スマートテレビにはBluetooth経由で接続可能です。音楽はテレビ経由で流してました。映像のテレビへのキャスティング(ミラーリング)はAndroidであれば可能なようでしたが、私は全デバイスがアップル製品だったので、専用アプリをDLしてキャスティングにトライしましたがうまくいきませんでした。HDMIケーブルは貸し出してくれるので、HDMI経由での接続は可能かもしれません。
水圧は困ってしまうほど弱い感じではありませんが、日本と比べるとやはり物足りなさは感じます。特にシャワーは弱めなので、髪の長い女性は少しシャワー時間が長くなるかもしれません。
室内は隙間もなく密閉されているので、虫が入ったりすることは基本的にありません。ただ東南アジアで大きな蚊もいるので、テラスのドアは閉めるか網戸は必須。気になる場合は虫除けスプレーをお勧めされました。
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6-3. メインパビリオン
ホテルエントランスから南側に向かってヴィラが立ち並び、ホテルの最南端がビーチになっています。
オーシャンフロントにインフィニティプールがあり、そのプールと併設する形でメインパビリオンがあります。
メインパビリオンは後述する3つのダイニングエリア、カウチスペース、また美しい植栽が植えられ、なんともチルな雰囲気のゆったりとしたスペースの施設です。
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6-4. ビーチ
ビーチは5kmにおよぶライトグレーのビーチで、アジアの綺麗なビーチといった雰囲気でした。
完全なプライベートビーチではないので、早朝は漁師さんが原チャリで横切ったり、牛を連れた牛飼いが横切ったりしてますw
こういう出会いは好みが分かれると思いますが、私はローカルを感じられてすごい良いなと思っていました。
Azerai が面するエリアは掃除が行き届いていますが、ビーチ全体としては少々ゴミが目立ちます。が、まあこれは東南アジアであれば仕方ないですね。
海は遠浅で、少し岩が見受けられる程度で珊瑚もなく、泳ぎやすい印象でした。
プールが最高なので私は海で泳ぐことはなかったですが、アメリカ人のおじいさんは毎日5時間ほど胸の高さの場所で波遊びをされていました。
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6-5. プール
プールエリアは敷地内に3ヶ所あります。
「DELUXE SUITE」エリアに2つのスクエアプールがあります。
「POOL SUITE」エリアはトロピカルガーデンになっており、その中に溶け込むようにフリーフォームプールがあります。
最後にメインのオーシャンフロントプール。
おすすめはメインのオーシャンフロントプールですが、そのほかのプールもとても素敵でゆったりとした時間を過ごすには最適な環境です。
「DELUXE SUITE」エリアからオーシャンフロントプールまでは少し距離がありますが、敷地内にまんべんなくプールが配置されているので、ストレスは感じないと思います。
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デッキチェアとパラソルも設置されており、オーシャンフロントプールにはカバナとデイベッドも設置されています。
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6-5. ダイニング
ダイニングはインルームをふくめ、4つの場所で提供されます。
といっても南国リゾートですので、いつどこで何を食べてもOKですw
私はほとんどプールサイドでご飯を食べてました。
THE TERRACE
ビーチに面した開放感のあるテラス。主に朝食用。
THE DINING ROOM
ディナー用のメインダイニングで夕方からオープン。
屋外が気持ち良いので、ここでしっかり食事する人は少ない印象でした。
THE LIVING ROOM
バーカウンターのある開放的なスペース。
日焼けが嫌な人はこのスペースで過ごすと良いと思います。
軽いミーティングをしたり、新聞読みつつアフタヌーンティーを楽しんだりと、みなさんまったりとお過ごしでした。
IN ROOM DINING
インルームダイニングは朝食からディナーまで対応してくれます。
仕入れで対応可否が決まるお料理以外は、時間関係なくリクエストに答えてくれる感じでした。
6-6. スパ
メインパビリオンの真横にウェルネス施設があり、1Fにジム、2Fにスパがあります。
スパでは、マッサージ、ボディスクラブ、ラップ、ヘアトリートメント、フェイシャル、ハンド&フットセラピー、スチームルーム、サウナなど、さまざまなセラピーが用意されています。
6-7. ジム
ジムはコンパクトですが、基本的な装備は全部揃っていました。
ダンベル、スミスマシン、ケーブルクロス、レッグカール、レッグプレス、トレッドミル、といった感じでしょうか。クロストレーナーはなかったかも。
ミネラルウォーターも常備されています。
6-8. ギフトショップ
地元のハンドメイド製品の他、スポーツ・ファッションウェアもあったので、お土産や足りないものを買ったりするのに便利です。
6-9. トロピカルガーデン
敷地内全体がトロピカルガーデンで、大きなプルメリアが印象的に配置植栽されている素晴らしいお庭が広がっています。
グリーン好きの方にはたまらない環境ではないでしょうか( ^ω^ )
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7. お食事
お食事はざっくり「WESTERN スタイル」「VIETNAMESE スタイル」で提供されていました。リクエストすればヴィーガン対応も可能なようでした。
7-1. 朝食
朝食はビーチに面した「THE TERRACE」もしくはお部屋での「IN ROOM DINING」で提供されます。
コーヒー、紅茶から始まり、スムージー、フルーツ、シリアルなどの軽食から、コンチネンタル、アメリカン、ベトナミーズの3種類の朝食スタイルとなっていました。卵料理もサニーサイドアップからオムレツまでなんでも対応してくれます。
メニュー上では、それぞれのスタイルの朝食を選んで「この中から2つ選んでね」的な運用でしたが、実際は「もういいのか?もっと食べたら?」という感じでめちゃくちゃ食べさせられましたw
我々は、ある日はパンケーキとフォー、ある日はアボガドトーストとバインミー、など洋食とベトナム料理を合わせて注文していました。
フルーツはさすが南国、めちゃくちゃ美味しかったです( ^ω^ )
7-2. ランチ
朝食でお腹いっぱいになりますので、ランチはほぼ利用しませんでしたが、洋食とベトナム料理からセレクトできます。
ジントニック片手にクラブサンドウィッチをプールサイドで食べるくらいがちょうど良いと思います。(クラブサンドウィッチは巨大でしたw)
7-3. ディナー
ディナーも洋食とベトナム料理のラインナップで、お肉とシーフードがメイン料理でした。
コース料理は、アペタイザーとしてサラダやスープ、メインにお肉かシーフード、ケーキなどのデザート、という3構成が基本なので、必要に応じてアドオンすると良いと思います。
我々はベトナム料理好きということもあり、全日たっぷりとベトナム料理を堪能していました。
*ハーフボード&フルボードメニューをいただいたので参考にしてください。
7-4. アフタヌーンティー
15:30~16:30の間で毎日アフタヌーンティーが振る舞われます。
特にメニューはありませんでしたが、2段のケーキスタンドに、ムースなどのカップスイーツ、ベトナムのお菓子、ケーキ、というシンプルな内容が多かったです。
ここでも「もっと食べなよ」的な感じで、油断するとおかわりが出てきますw
ドリンクもコーヒー紅茶からフレッシュジュースまで、なんでも対応してくれるようでした。
ちなみに時間は15:30~16:30ですが、1500でも1700でもリクエストすれば問題なく提供してくれます。
7-5. アルコール
アルコールはビールからカクテルまで、かなりのラインナップが揃っていました。
ワインはビバレッジメニューとは別にワインリストがあり、ボトムで8,000円程度のプライシングでした。
カクテルはシグネチャーからクラシックまで種類が豊富でしたが、専属のバーテンダーではなく、サービススタッフの女性がバーカウンターに入って作ってくれるので、すごく素晴らしいクオリティというわけではありませんでしたw
アルコールは世界のラグジュアリーホテルで提供される、平均的なラインナップとお値段という感じでしたね。
我々はお昼にジントニックを数杯、夜はワインを1ボトルという感じで楽しんでいました。
8. アクティビティやおすすめの過ごし方
アクティビティは、クッキングクラスやマリンスポーツから、近隣へのショートトリップまで、多くのラインナップが用意されています。
アクティビティが充実しているのは Aman と同じですね。
ただ個人的なおすすめの過ごし方としては、ずばり「何もせずぼーっとする」につきます!
今回の滞在時はゲストが我々含めて3組(総勢5人)しかいなかったのもありますが、オーシャンフロントプールでは、波と風の音と鳥のさえずりのみ、といった環境で、ひたすらにチルでのんびりした時間が流れていました。
デッキに寝転び本を読み、本を読むのに疲れると昼寝をし、起きてプールで泳ぐ。
気づくと夕方になり、目の前はに美しいサンセットが現れ、1日が終了。
旅行前は忙しかったこともあり、心も身体もストレスフリーな贅沢な時間を過ごすことができました。
9. スタッフの対応
ホテルスタッフは全員英語に対応でき、ベトナム人らしく控えめで真面目な人たちばかりでした。(英語は少し聞き取りにくいかもしれません。)
庭師のおじさんはおそらくローカルの人で英語は話せないと思うのですが「おはよう!」と挨拶すると、ニカっと笑って会釈してくれました。
ベトナム人は気持ちの良い人が本当に多いです。
みなさん人柄もさることながら、仕事もきっちりこなしている印象で、ゲストのオファー内容が消化されていなければ、忘れないようリマインドしてくれます。(私たちは最終日までスパでのトリートメントを忘れていましたw)
10. チェックアウト
チェックイン時に帰国便の情報を伝えておけば、お部屋へのラゲージピックアップ、チェックアウト、空港送迎まで、すべて段取りしてくれますので、ラゲージピックアップの時間までに荷造りをしてお部屋で待っておけばOKです。
私は帰国便の関係で午後4時にチェックアウトでしたが、当日の朝食後には当日有効のルームキーカードを前もって渡してくれるなど、ゲストに先回りした気遣いにあふれていました。(午後12時にチェックアウトルールなので、そのタイミングでルームキーが更新されてしまうのだと思います。)
指定時間にピックアップがきますので、そのままメインパビリオンに移動します。
11. 精算(今回の滞在の明細つき)
メインパビリオンに滞在期間中の利用明細が用意されているので、内容を確認し、問題なければ現金またはクレジットカードで精算します。
オンラインで予約した宿泊料金は、予約保証のため使用したクレジットカードでホールドされ、ホテル到着時点で請求が実行されます。
往復の送迎や滞在期間中のサービス利用に関してのみ、チェックアウト時に精算となります。
さて今回の滞在費用ですが、以下の金額となりました。
*日本円はカード明細の金額です。現在の為替は反映されていません。
予約分
・DAY 1 - VND 14,106,000
・DAY 2 - VND 14,106,000
・DAY 3 - VND 0.00
・Transportation - VND 3,407,250 net/way
合計 - VND 31,619,250(約204,894円)
滞在分
・DAY 1 - VND 3,286,000
・DAY 2 - VND 3,488,500
・DAY 3 - VND 2,079,000
・Transportation - VND 3,407,250 net/way
合計 - VND 12,260,750(約69,797円)
総計
VND 43,880,000(約274,691円)
滞在中は至れり尽くせりという感想で、また円安が進んでいましたので、それを考慮するとかなりお得な価格だと思いました。
滞在分の料金が安すぎる気がして2回確認したくらいです。
Aman は無人島や遺跡至近など、場所自体の素晴らしさがプライスレスですが、場所の特殊性をのぞいた総合的な体験で言うと、Azerai は Aman での体験とほとんど遜色はありませんし、コストを考えると抜群のコスパだと思いました。
同じクオリティで Aman に滞在すると、場所にもよりますが最低でも1.5倍の料金になると思います。
12. 空港への移動
精算後、マネージャーやスタッフのみなさんと挨拶をして、車に乗り込み帰路につきます。
復路も往路と同じく4シートの黒のSUVで、社内装備も同じです。
往路と同じくガタゴトと田舎道を揺られ、3時間が経過し、さすがにお尻が痛くなってきたタイミングでホーチミンシティに差し掛かり、一気に車と原チャリの洪水にまきこまれますw
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煽り煽られの強烈なベトナム感を感じながらも、運転手さんのナイスドライビングで余裕を持って空港に到着。
スーツケースを下ろしてもらい、ありがとうと挨拶をした後、ニコッと笑って運転手さんは夜のホーチミンシティに消えていきました。
運転手さんはあの後に4時間近くかけてケガベイに帰ったのかな…(^_^;)
13. ベトナム出国
カウンターで荷物を預けた後、いよいよ出国します。
入国と同じく、審査はかなり入念に実施されるので、イミグレーションは長蛇の列になります。
出国の際もテキパキ仕事している入国審査官の列に並びましょうw
13-1. セキュリティチェックでの注意点
セキュリティチェックエリアでは、金属探知機による身体検査と、X線による荷物検査が実施されます。サンダルもふくめ履き物もX線に通す運用です。
手荷物は細かくチェックされ、やり直しもさせられます。
例えば手荷物にAirPodsが入っていて検査官が発見すると、Airpodsとその他の荷物に分けて再度X線検査を通るよう要求されます。
夜の空港は混み合いますので、列の最後尾から並び直すのはなかなか面倒です。
手荷物は初めから「電子機器や金属」と「その他の荷物」をそれぞれ違うバスケットに入れてX線を通すことをオススメします。
13-2. カウンターで預ける荷物の注意点
またカウンターで預けた荷物の中身も注意が必要です。
特にバッテリー関連はチェックが厳しい印象でした。私は過去に携帯用のチャージングパッドをスーツケースに入れて預けたのですが、ボーディングタイムの1時間前にアナウンスで呼び出され、イミグレーションゲートを逆走して再度カウンターに戻り、スーツケースを開けさせられたことがありますw
チャージングパッドだからバッテリーないよ?と言ったのですが、「これ実は充電スポット部分に小型バッテリー内蔵してるんだよ」と言われてびっくりしたことがあります。
その後に受付のお兄さんと出国ゲートまで猛ダッシュしたのは言うまでもありませんw
入管職員にパスポートをあずげてイミグレを往復したのはレアな経験でした(^_^;)
日本出国の際には見逃されることも、ベトナムでは細かくチェックされますので、しっかりめに荷物を仕分けておくことをお勧めします。
14. まとめ
Azerai Ke Ga Bay は日本からのアクセス負荷が少々高い気もしますが、その労力を補って余りある体験ができるリゾートでした。
前記したように、我々の滞在期間中はゲストが3組(アメリカ人のおじいさん1名、ベトナム人ご夫妻、我々)しかおらず、2泊目にベトナム人ご夫妻が出発されたので、ほぼ貸切の雰囲気でした。
コロナの余韻が残りかつローシーズンということもあると思いますが、まだまだ認知度が低い点、またホーチミンから陸路で4時間というアクセスがネックになり、ゲストが少ないのかもしれません。
インスタを見る限り、ベトナムの富裕層ゲストが多い印象で、中国人や韓国人が大挙して押し寄せているということもなさそうですので、静かに休暇を過ごしたい方にとっては非常におすすめのリゾートだと思います。
なによりファウンダーが Adrian Zecha ということで、場所の魅力を尊重し、その場所に溶け込むようにエレガントで洗練されているけれども控えめなデザインのリゾート、というコンセプトを存分に体験できる場所だと思います。
Aman は、ゼッカさん が辞める前後から Aman Tokyo を皮切りにシティにも進出、ホテルが立地する場所性と、そこで得られる特別な体験というコンセプトというよりも、最高にラグジュアリーなホテルパッケージへと変化してきている気がします。
私もいまだに Aman は大好きですが、相次ぐ出店ラッシュや価格の高騰を見るにつけ、以前のように Aman を目的に旅をする Amanjunkie 魂は鳴りを潜めてしまいました。
そんな中で Azerai のことを知り、昔のAmanを彷彿とさせるアクセスの大変さが逆に旅の決めてとなりました。
Aman と比べるとゴージャスさは控えめですが、手頃な価格、ゆったりとした施設、おだやかなゲスト、やさしいスタッフ、という非常に満足な体験をすることができました。
Azerai Can Tho へも近いうちに足を運びたいと思っています。
個人的にはあまり人気が出てほしくないですし、玄人好みの知る人ぞ知るホテルになってほしいと思いつつも、今回の記事が旅の候補選びの一助になれば幸いです。
それではみなさま、素敵なご旅行を!✈✈✈
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