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機構(3) 化学反応

生命の偉大さを実感する

世の中で人工筋肉向けに研究されている機構はモーター以外にないか、わたしは調べました。
すると化学反応で動く機構があることを知りました。
おおっ、これなら軽そうだし柔らかそうだし人体との親和性が高そうじゃないか。
水分とか定期的に補充する必要ありそうだけど、毎日保湿クリームを塗ったりお化粧している人もたくさんいるんだし許容される日が来るんじゃないだろうか。
化学に詳しくない私は2冊セットになった分厚い参考書を買って勉強しました。1年以上。
読んだことの大半は睡魔によって洗い流されてしまいましたが、収率という言葉が引っかかりました。
人工筋肉が繰り返し動くためには化学反応とその逆反応が交互に起こって元に戻らなければならないんだけど、それぞれの反応の効率のことです。
両方とも100%じゃなきゃ持続しません。が、そんな反応はないらしいです。
例えば1日に100回指を曲げるとして、曲げるとき、戻すとき、それぞれの反応の収率が99%だとすると、100回目には14%弱しか反応しなくなる計算になります。
夜保湿クリームを塗るまで持つかどうか・・・
でも人間だって化学反応で動いてるじゃないか。
そう思って調べてみると、疲れて握力がなくなる現象が、反応しなくなっていることに対応しているらしいです。
さらに、人間は代謝によって常時補給しているから少し休むと回復する。
代謝・・・人工筋肉より生命に近づいてしまってる・・・
私の頭は思考停止しました。

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