機構(5)圧電素子
興味あります!
手をアシストする人工筋肉に憧れていろいろ試しています。
手のひらの感覚を大事にしつつ握力をアシストするには手の甲側から押すといいのではないか、そう思ったわたしは強い力で押すことができつつ手に載せることのできる小さなものについて調べました。
そして圧電素子というものを見つけました。
これは圧力センサーにも使われているもので、電圧を加えると厚さが変化、逆に圧力を加えて厚さを変化させると電圧が発生するというものです。
厚さの変化量は圧電素子をスタックしてもせいぜい数ミクロンから数十ミクロンだけど、電圧をかけると大きな圧力を発生させることができるようです。
この大出力小変位を油圧でほどほどの出力かつ指を曲げるに足る変位に変換することで指を押すことができるのではないか!
そこで油圧の本を買って勉強しました。
例えば10ミクロンの変位を5mmの変位に増幅しようとすると500倍、そのとき出力は500分の1、指を曲げる力として2kgf取り出そうとすると元の出力は1トンになります。
指を動かすのに1トン・・・
この装置が壊れて油が漏れたらわたしの手はいったいどうなってしまうのか・・・
という気持ちを抑えて、実現できそうかもう少し考えてみます。
1トンは大きいけど実現不可能な数字ではなさそう。
かなりの高電圧が必要になり感電と油漏れの安全対策がいちばんの課題かなぁ。
ん?変位10ミクロンって油圧回路の弾性変形で目減りするような?
でも油圧回路をガチガチにしたら重くて手に乗らなくなるかもしれないし・・・
いろいろ考えましたが、けっこうお金がかかりそうなので試作には至っていません。
でももう少し進化したらよさそう!ということでウォッチングです!
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