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NO.38「今平周吾プロ」
2年連続賞金王を獲得した今平周吾プロは、今から18年前から同じ練習場に通う仲間(小学生)でした。
最初は親と一緒に来ていましたが、そのうち親御さんが付き合えなくなったのでしょう。
一人で迎えが来る 10 時まで打つようになりました。
私たち常連は、毎日何百球も打つ小学校3年生が、のちに片山晋呉や藤田寛之を凌駕し賞金王になるとは夢にも思わず普通に絡んでいました。
当時から彼は50y のグリーンに向かい SW を何球も何球も打っていました。
ショートゲームのうまさの原点がここにあるような気がします。
中1の時には、関東ジュニアを制し、すでにおじさん達より距離もでていたかな?
当時専属のコーチは誰もいません。本当の話、ひとりでうまくなったんです。ただひたすら打って。
2日目を終わって2位(松山英樹)とは4打差だった日本ジュニア最終日の前日の夜。
「明日は大丈夫かい?」と声をかけるとニヤリとして「問題ないっす。」と返してきました。
「こいつスゲーな!」
当時の練習場支配人は、まだ全然底が見えないと言っていました。
先日テレビで言ってましたが、彼は今日まで 1回もスランプがないそうです。
日本シリーズに初出場した時に 17 番でイーグルを奪取。
たまたま一緒に観戦していた無口なお父さんが、観客からの「nice eagle!」に満面の笑みでした。
あれから 2年連続賞金王にまで。
あの小さな少年が。自分一人で親孝行したなあ。
まだ30歳。これからも活躍するでしょう。心から応援しています。
以上です。
次回は、「倶楽部ライフを満喫する」