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ひとりごと

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捻りあげられたほっぺた

捻りあげられたほっぺた

小さい時、嘘をつくとほっぺたを思いっきり捻りあげられた。

塵も積もれば山となるって諺どおりに考えたら今までついてきたちいさい嘘で天保山ぐらいは既に出来上がってるけど、自分の思う肝心な物事とか人との関係で嘘をつく事はしたくない。

嘘は軽快に無傷に起こった出来事を避けるような印象もあるけど、嘘は一回ついたらその次も嘘を重ねな辻褄が合わんかったりするからから結局嘘ってめんどくさいし重たい。

小さい

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気持ちが急ぐ朝

気持ちが急ぐ朝

ふと家の本棚を眺めた。
色んなタイトルの本がある。
タイトル一つで自分の中にその本の温度感や雰囲気が伝わってくる。

今まで言葉を綴る。とか文章を編むって表現がしっくりくることがなかった。

でも、人に伝える時、言葉を形にする時。
今まで出会ってきたかっこいい先輩達はセーターを編むかのように言葉を選んで文章にしてくれてたなとふと思った。

文章を編む。
編み物って考えると
人に伝えるために形にする

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それぞれから帰ってくる

それぞれから帰ってくる

幼馴染の結婚をきっかけに久しぶりに4人が揃った。

時が経つにつれてみんながそれぞれの時間を過ごすようにようになっていく。あの時とは違って出会う人も環境も立場も変わってきた。

でもこうやって久しぶりに4人が揃ったときになんか結局あの時のまんまやなって感じれた事がめちゃくちゃ嬉しかった。

大人になるにつれ馴染みのない場所とか共通の友達、知人のいない新しい環境で過ごすことも増えてきたけど、これから

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空虚な有名人

空虚な有名人

人がぼーっとしてる姿を見るとそのシーンが記憶の奥の方に残る事が多い。

1人で空とか雲とか花とかその場所の空気とか音を感じてる。

人がぼーっとしてる姿を見るとその人が、人付き合いとは反対の自分づきあいをしっかりしてる人に思える。

俺も1人でぼーっとしたり、空を見たりしてる時間が好きやから、そんな人を見つけれた時に嬉しくなるんやと思う。

最近それとは違ってSNSを見ている時間も増えた。

SN

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ひとりぼっちのユウタ

ひとりぼっちのユウタ

1人で過ごす事が好きなユウタという少年がいた。

ユウタの実家は喫茶店を営んでいて、ユウタはそこに来る常連のおっちゃん達と話をする時間が大好きだった。

おっちゃん達は色んなことを教えてくれる。

昔のファッション。
昔してたちょっとヤンチャな事まで。

ユウタにはその話のどれもが今自分の身の回りにいてる人や時代とは少し違ってキラキラして見えた。

ユウタは中学生になると周りの友達とはあまり馴染め

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