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児童手当から自動的に学校で必要な費用を引き落とすシステムに変えるべきです
給食費を払わずにいる家庭があります。
では、給食費が払えないほど生活が困窮しているかというとそんなことはありません。全員がスマホを持ち、新しい車に乗り、外食もしている。こんな家庭が給食費を払っていないというのは事実あります。そして、この数はそれほど少なくありません。
給食費を払えないほど困窮している場合には、就学援助制度があり、学校ではそれを勧めています。
こういうことを考えると、橋下氏が主張している「教育の無償化は消費税を上げても今すぐに行うべき」だと考えます。
しかしながら、教育の無償化というのは、授業料や給食費という万人に当てはまるようなところでの無償化なので、教材費や修学旅行費等については別扱いになるのだと予想します。
さて、小中学校の場合、授業料はありませんから給食費や教材費、修学旅行費といったものを集めることになります。
給食費だけでなく、教材費や修学旅行費もなかなか払ってくれない家庭があり、こうした催促も多忙化の一つであります。どの家庭もすぐに払ってくれれば業者に迅速に払えるにもかかわらず、こうした家庭があるのでそろうまで待たなければならない。学校の金庫にお金を置いておくわけにいかないので郵便局に預けに行く。
こんな感じで、お金がらみで残業が増えるのです。
こうした問題を解消することができる方法があります。それはどの家庭にでも渡される児童手当から給食費や教材費、修学旅行費等を充当してもいいようなシステムにすればいいのです。
実際にある市では給食費を払わない場合に児童手当から充当しているところもあります。
こんなところにも教員の多忙化解消の手がかりはあるのです。