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誰が部活動の大会の裏方をやるんですか?

9月中旬を過ぎると、部活動の新人戦は始まります。
最近は台風の関係で、大会がなかなか順調に進まず、部活動の顧問としては悩ましいところです。
早朝といっても、役員になっている顧問の先生たちは朝5時台から動き出して、グランドやコートを確認して、雨でのぬかるみは大丈夫かどうか、また、今日1日の天気がどのようになるかを判断しなければなりません。

もし中止を決定したら、延期する日はいつにするのか。また、球場やコートはどこにするのか。審判の配置はどのようにするのか。全部決め直さなければならないのです。

では、部活動の外部指導者の方々にこうした動きができるのでしょうか。延期する日はいつにするかは学校関係者と相談しなければなりません。球場やコートの予約をとらなければなりません。審判も変更する必要が出てくるため連絡をとって審判ができるかどうか確認しなければなりません。

これを外部指導者の方々にできるのでしょうか。土日は多くの顧問が手を引くとなると大変です。

例えば、ネットニュースに出ている岐阜県は1700の部活動がある中で、外部指導を希望した顧問は470名。差引1330名の外部指導者が足りません。こんなに外部指導者が少なくて、上記のような不測の事態に対応できる大会運営ができるでしょうか。

当日も大変です。怪我への対応はどのようにするのでしょうか。大会に養護教諭も無償で応援してくれています。誰が救護の役を担うのでしょうか。

今回、このような視点で新人戦を見ていると、とてもではありませんが、外部指導者の方々で大会が運営できるとは到底思えません。それぐらい大会を運営していくことは大変なのです。

部活動の会議に出てこられる有識者の方々には、こうした下働き的な顧問の先生たちの苦労はわからないのかもしれません。


部活の外部指導者、増す責任 求められる教育的意義、生徒の安全確保必要


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