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「スクールバス児童置き去り」、お金がかからなくてもできる具体的な対策を立てましょう

静岡県の牧之原市で、スクールバスに幼児を置き去りにして死亡させたのはついこの間。その後も埼玉県の特別支援学校のバスで置き去り。
そして、またここに来て、小学校のスクールバスで児童を置き去りに。幸い、児童が気づいてクラクションを鳴らして気づいたとのこと。
さすがにいい加減にしてほしいですね。

予期せぬ事故が起きるというのはある意味仕方のないことだと思います。学校で毎日生活していれば、様々なヒアリハットがあります。
しかし、ヒアリハットをそのままにしておくか否かで全然異なります。
何が異なるか、もちろん、事故が減るというのもあるでしょうが、先生方の意識が高まるのです。先生方の意識が高まれば様々な危険は回避できていきます。

様々なヒアリハットは「◯◯事件」として銘打ちます。
そして、事件はなぜ起きるのか、どうすれば起きなくなるのか。
このようにして、先生達で事件を解決していくのです。
時には、子どもたちの手も借ります。
そして、校長は「『◯◯事件』、あの後大丈夫かな?」と時々チェックして形骸化を防いでいきます。

今回の場合、報道されている内容にはエンジンを切ったらブザーが後ろで鳴るようにして、運転手が最後に否が応でも全部の座席を見る必然性をもたせるということがあげられています。私もこれには賛成です。

しかし、すぐにこの装置が付くわけではありません。
そうなったら、予算措置が行われるまでに校長としては何らかの手を打たざるを得ません。
例えばですが、最後のバス停まで来たら、バスの後ろに行ってスマホで写真をとり、先生達のグループラインに運転手から送ってもらうのです。
このようにすれば、送られてこなければ先生達が気づき、バス会社に連絡を取ることができます。

予算措置がなされないのならば、そのことに甘んじるのではなく、校長として何とか手を打つ。それがリーダーとして大事な資質です。

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