「離婚しようよ」夫婦の悲喜をコメディで
Netflixオリジナルドラマ『離婚しようよ』は THE コメディでした。
ここ数年、韓国ドラマばかり観ていて、コメディやラブコメのジャンルでも、サスペンスとか財閥系とかが微妙にミックスされている韓国ドラマと比べると、潔いくらいの喜劇で新鮮でした。
地上波ドラマでは厳しいであろう、きわどいセルフもあったりして、配信ならではの良さがありました。
脚本が宮藤官九郎なので、朝ドラの『あまちゃん』のパロディがあったり、クドカンドラマでお馴染みの俳優陣が出演したりしていて、安定のクドカンの世界観を楽しめます。
ですが、このドラマは大石静との合同脚本なんですよね。
大石静お得意の男女の愛憎やドロッとした心理描写も描かれています。クドカンと大石静が絶妙な具合で化学反応を起こしています。
出演俳優の演技が見ものです。
古田新太は言わずもがな、主演の仲里依紗が所属する芸能事務所社長役の池田成志が突き抜けています。特にブリーフ型水着一丁でのプールサイドのシーンは怪演です。
あと、竹下景子も意外でしたね。元祖お嫁さんにしたい女優(古いですね)のイメージしかなく、こんな演技もできる俳優さんなのかと。間の取り方とかも個人的にツボに嵌りました。
韓国ドラマを観る合間に見始めた『離婚しようよ』。
噴き出して笑うところあり、夫婦の妙に共感したりで、良い意味で余韻がなく、楽しめました。
最後に、もう一人の主演松阪桃李について
これ以上痩せないでぇ。