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今年の締めは『翔んで埼玉~琵琶湖から愛をこめて』

年末も差し迫ってきたある週末に観に行ってきました。
ええ、日頃noteで滋賀県を自虐している者の務めでもありましょう。
事前にNetflixでパート1をちゃんと予習し、地元のイオンシネマ草津にて参戦しました。

あらすじ
その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は、自由を求めて立ち上がった、麻美麗(GACKT)・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により、平穏な日常を手に入れた・・・。しかし、それは序章に過ぎなかった。
さらなる自由と平和のため、白浜の美しい砂が必要になった埼玉解放戦線隊は未開の地・和歌山へ向かう。だがそこで目の当たりにしたのは、関西にも存在する″超・地域格差”なのだった!!

公式パンフレットより抜粋


ばかばかしくって面白かったです。

全編に散りばめられた小ネタが関西人には定番の「あるある」で、映画館で上がる笑い声に「そうそう!」と一体感も楽しみました。

これこそが「男装の麗人」桔梗魁を演じた杏。スタイル抜群で作りモノ(失礼)の顔のGACTKとのツーショットは魔夜峰央の世界観を見事に体現していました。

注:GACKTは沖縄生まれの滋賀育ちなのは地元では有名な話。なのにGACKT自身は滋賀出身となぜか言いたがらない。

そして何といっても大阪府知事・嘉祥寺晃役の片岡愛之助の濃ゆいこと!
現大阪府知事を揶揄するセリフに、映画はこうでなくっちゃと思った次第。

そして京都人の厭らしさもやっぱり描いてありました。
祇園の置屋の女将・山村紅葉の「山科?あそこは京都と違う。滋賀や。」のセリフには吹き出しましたね。

※山科
京都市を構成する11の行政区の1つ。いわゆる「洛中」からは東山を東に越えたところに位置する古くからの交通の要地。

このセリフ、他県民の皆さまにとっては「大げさな」と思われるかも知れませんが、さにあらず!

夫は山科にある会社に勤めているのですが、一年程前に会社のイベントで仕出しを頼むことになりました。
そこで平安神宮近くの岡崎の料亭(そこそこ知名度あり)のホームページを調べたところ、「京都市内は配達可」となっていたため注文の電話を掛けました。
すると何ということでしょう。
「山科は配達できませんのや」と断られたのです。
この料亭にとっては「山科は京都市とちがう」のです。洛中に住む「京都人」の本音かと思われます。


『翔んで埼玉』では重要な登場人物(?)だった「とび太」の光源氏バージョン。
わたしの周辺では「飛び出し坊や」で通っています。


紫式部バージョンもあります。2024年NHK大河は『光る君へ』。ゆかりの石山寺を有する大津市は知名度アップを狙っていますが・・・。観光客が増えても困るしな~(←いらん心配)。

色々あった2023年。
2024年はこの世界に平和の光が広がりますように。

琵琶湖から愛をこめて。


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