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ドラパルト研究会

割引あり

こんにちは。広島県でポケモンカードをやっているまさしと言います。
今回は4/26(金)発売の拡張パック「変幻の仮面」に収録されるドラパルトexの構築について書いていこうと思います。


◯ドラパルトexの基本性能

まずはドラパルトの性能について強み、弱みを解説していきます。

この半目がとてもかわいい

高い耐久力

ドラパルトの強みの1つ目はまずなんと言っても耐久の高さです。HP320は他の2進化exの中だと特別高い訳ではありませんが、ドラパルトの耐久の秘密は弱点が無いところです。ポケモンカードにおいて弱点とはリザードンexをテツノイサハexで倒したり、サーナイトexをリザードンexで倒したり、はたまたルギアVstarをブーストエナジー未来がついたテツノカイナexでごっつあんする等対戦を優位に進めていく上でとても大切なシステムなのですが、ドラパルトexはそれをドラゴンタイプだという理由で不問にされているのです。相手にチラチーノやトドロクツキex等がいなければ恐らくワンパンはされないので1体のドラパルトでファントムダイブを連打することができます。

技の性能が高い

ドラパルトの魅力は技にあります。恐らくドラパルトを組もうとしている人達の8割はそれが理由でしょう。

無色1エネ 70点

まずは上技、ジェットヘッド。雑に1エネで出る70点が2進化exの進化前たねポケモンを軒並み倒していけます。エネ加速が間に合わなかった時用に打つ技にしては壊れてる気がします。

技宣言時にダイファントムって言いそうになる

そして問題の下技です。強い事しか書いてません。ダメカンを6個もばら撒いてヒートタックルのヒトカゲもポッポもビッパもみんな倒してしまいます。やっぱ何度見てもおかしい...

中間進化が優秀

ドラパルトが強いだろうと言われる理由はドラパルトの性能以外にもあります。

偵察司令、またの名はエアメール

山札を上から2枚見て好きな方を手札、選ばなかった方を山札の下に送ることができる特性です。過去にピジョンが持っていたエアメールという特性とテキストが同じなので、SMレギュからやっている人は懐かしさを感じたのではないでしょうか。中間進化が偉いポケモンと言えばリファインのキルリア、フレアヴェールのリザードなどいずれも環境に君臨するデッキに採用されるポケモンなので、ドラパルトexも環境入りするのではないかと期待が高まっています。

エネルギーの要求が重い

ドラパルトの弱みはまずエネルギー要求がとても重い事です。現スタンダートレギュレーションでは炎エネルギーと超エネルギーを加速するサポートやポケモンは限られており、どうしても枚ターン手張りをすると言う高いハードルの元でデッキを回さなくてはなりません。

2進化exであること

2進化exとなると、どうしてもふしぎなアメを使って進化させて2ターン目から攻撃し始めるのが理想ですが、エネルギーの手張りと合わせるとどうしてもそのムーブは再現性が低いです。かと言ってサーナイトデッキの様に特大火力を出してものすごいスピードで捲っていくデッキではないので、ドロンチを大量展開してゆっくり動いているとどうしても相手にテンポを掴まれてしまいます。

◯ドラパルトの”型”

ドラパルトexを組む上で思い付いた”型”は以下の4つです。
・ピジョット型
・ロスト型
・ネイティオ型
・リザードン型

1つずつ解説していきます。

ピジョット型

ピジョット型では毎ターン好きなカードを持って来る事ができ、後ろを倒したい時はボスの司令、ワンパンされてエネが間に合わなければメロコと言ったようなピンポイントな動きを器用にできるのが強い点です。ドロンチの特性と組み合わせる事で山札を掘り進めながら足りない札をピジョットで補うことができるのも強みの1つです。ピジョット型の弱点はピジョットが思ったより脆い(狙われやすい)点と、山札から1枚しか持ってこれない点です。いくらドロンチがいると言えど手札はどうしても細くなりがちなので高い要求は満たせなくなってしまいます。

ロスト型

ロスト型はミラージュゲートでエネ加速ができるのでドラパルトの弱点である2色のエネ加速問題は難なくクリアできます。偵察司令と花選びを駆使する事で今まで以上に早く山を掘り進めることができると思います。しかしサーチ札が乏しくドロンチ、ドラパルトに進化するのがかなり不安定なのと、ミラーにかなり弱くなってしまうのが弱点です。またロストが7枚たまらないと基本的にドラパルトが起動しないため、強みである「相手のベンチポケモンを進化前のたねポケモンの段階で回収して盤面を崩す」プランが取りづらくなってしまう欠点もあります。

ネイティオ型

ネイティオの特性、アカシックセンスを使ってドラパルトに超エネを加速する型です。超エネを加速しながら2ドローできる破格の性能からかなり強そうには見えます。実際回ると一番破壊力があると思いますが、超エネに触れていないと手札が細くなり何もできなくなってしまう印象があります。ミュウツーexやクエスパトラexのデッキに採用されているネイティオですが、それは超エネルギーが多く採用されているからこそドローソースとして活躍するのであって、エネの枚数を絞りがちなこのデッキには少し不向きなのかなと感じました。

リザードン型

こちらはリザードンexの煉獄支配で炎エネをドラパルトに加速する型です。まず結論から言うと安定しません。ピジョットを一緒に採用することでまだデッキは回りますがここ数日の調整の結果、偵察司令は思ったよりもパワーが低く、デッキのエンジンを偵察司令に依存してしまうとどうしても要求が満たせず何も出来なくなります。序盤はドラパルトで攻めてサイドを進められた後半はリザードンで高火力を出していくコンセプトは良いと思うし何よりかっこよくて素晴らしいですが”リファインと偵察司令の性能は大きく異なります”とだけは書いておきます。

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