精油ものがたり~ペパーミント~
梅雨真っ盛り…毎日ジメジメして蒸し暑い日が続きます。
気分もさえないし…やる気も出ない…
この季節におすすめの精油はペパーミントです。
以前にも頭痛緩和の精油としてご紹介しましたが、この季節は拭き掃除やお部屋のルームコロン、またはバスタイムにと活躍してくれる精油です。
私はペパーミントにレモンをブレンドし、ルームコロンとして使っています。気分がすっきりして、頭もクリアになり一石二鳥で重宝しています。
ハーブとしてミントを育てる場合は、交配しやすいので近くで違う品種を育てない方が良いといわれています。
しかしながら、この清涼な香りのペパーミントもスペアミントとウォーターミントの交配種であると考えられており、交配種であるがゆえにペパーミント特有の効能があるともいえます。
学名のMenthaの名の由来は、ギリシャ神話の冥界の神ハーデースが、美しいミンセという名のニンフに夢中になったことに嫉妬した妻のペルセフォネによって、ミンセは残虐に地面に踏みにじられてしまいました。その出来事を悲しみ憐れんだハーデースによって、ミンセは1本のハーブに変身させられたという神話からきているとされています。
また「考える」という意味のmenteに由来するともいわれており、スーッとしたクリアな香りが、考えをまとめるのに効果的だからだと思います。
ペパーミント油の特性は、まず体を温め最後に冷やす作用をします。
その二重の作用が気分爽快にしてくれます。辛みのあるメントールの透き通る香りは神経系に働きかけ、精神的な疲労の回復の手助けとなります。
またエゴに働きかけ、自惚れを消散させるのにも役立ちます。
チャクラでは太陽神経叢の胃に働きかけ、ショックや強いストレスを受けた時に瞬時に鎮静させる効果を発揮してくれます。
身体的にも胃腸の気の循環を促す効果があり、胃痛、胃もたれ、消化不良などの改善にも役立ちます。
害虫忌避効果もあるため、レモングラスやユーカリレモン等とブレンドして虫よけスプレーを作ったり、ルームコロンとして使用すれば虫よけの効果も期待できます。
スピリチュアルの見地からは予見のハーブとされ、魂を高揚させ、予知夢をもたらす力があると考えられてきました。
心と霊性のレベルに作用し、インスピレーションと洞察力が高まり、シャープな感覚を呼び戻す手助けとなる精油です。
ペパーミント
学名:Mentha piperita
科目:シソ科
抽出部位:葉[水蒸気蒸留法]
ノート:トップノート
効能:文中参照に加え、肝臓強壮作用、強心作用、去痰作用、解熱作用、
抗神経障害作用、抗感染作用、消炎作用、鎮痛作用、刺激作用など
使用注意事項:妊娠中には使用しないこと。ホメオパシー薬を摂取しているときはホメオパシー薬を解毒してしまう作用があるので使用しないこと。
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