情熱発見インタビューNo,3 学校以外の居場所で今やりたいことを応援する伴走者に聞いてみた!!
こんにちは。第3回目のインタビューになります。1回目、2回目は私の参加した「SLC三戸プログラム」繋がりのお2人でしたが、今回は私からどうしてもインタビューしたい方でしたので、実現できて嬉しかったです。今回は今年の3月にオープンした八戸市鮫町に本拠地を構える石橋 優希(いしばしゆうき)さんになります。石橋さんの不登校の経験から立ち上げた居場所&ゲストハウスを兼ねた新しい時代の形とも言える素敵な場所です。石橋さんはとても気さくで穏やかな方ですが、内に秘めた熱い想いを今回インタビューしてきました!
自己紹介
現在、Webエンジニアとして完全リモートの会社員でアプリケーションを作っています。
また、学校以外の選択肢を一緒に模索したり、「今」やってみたいことに一緒に取り組んだりする場所「Drop in」を運営。
趣味はバスクラリネット(舘鼻岸壁朝市で演奏、メンバー募ってコンサート企画)。サーフィン(下手ですが…)。
教えて!その1「現在の仕事に至る経緯・活動内容とは!?」
元々パソコンが得意だったとかIT関係の仕事をしてきたのではなく、6年前にスクールに通ってWebエンジニアとして就職しました。
「Drop in」の経緯は、2年前に八戸市の「ポータブルミュージアムはっち」での未来を創る課題解決コラボプロジェクト(地域や社会で抱えているさまざまな課題解決を目指し、市民や団体・企業等とはっちの協働により課題解決へ向けた取り組み)があり、「Drop in」のメンバーの1人がオープンベース(不登校の活動・居場所作りの団体)をしていて応募しました。また、仙台でのSIA(TOHOKU Social Impact Accelerator:社会起業家育成・支援プログラム)に参加し、起業について方向性を決めました。「Drop in」のメンバーは①エンジニア2名、②動画クリエイター1名、③英訳・教材1名の4名で行っています。「はっち」ではコロナ禍だったため、思うように活動できませんでしたが、想いを形とするため、今年の3月の鮫町に拠点をオープンすることができました!ゲストハウスはその中のコンテンツの1つです。
教えて!その2「鮫を拠点としているのは何故!?」
趣味の楽器ができる物件を探していて、たまたま鮫町の物件を見つけました!偶然にも鮫町に来ましたが、蕪島や海も近く、自宅から見える夕日は最高ですね!今は車はないですが、鮫駅から移動できるのも利点です。
インタビュー者自身に迫る!!
聞きたい!その1「好きなことは!?自身の強みとは!?」
好きなことはバスクラリネットを演奏することです(^-^)
強みは、人にお願いできる事です。人に恵まれて助かっています!
聞きたい!その2「仕事をする上で大切にしていることは!?」
ユーザーさんのいるアプリケーションを作っていますので、使ってくれる人のことを一番に考えて取り組んでいます。
聞きたい!その3「旦那さんとの2拠点生活しながら子育てご苦労あると思いますがどうですか?!?」
昨年は色々と大変なこともありましたが、今年の2月から娘と鮫町に引っ越してきて自立できていますが、車がないので「Drop in」のメンバーが必要な物を買ってきてくれたり、リフォームやDIYを手伝ってくれて、みんなに助けられて生活できていますね。現在、旦那さんと2拠点ですがお互いにやりたいことがあり、この形にしています。自分の好きなことに専念できる環境です。もちろん時々は会いますよ笑
聞きたい!その4「好きな言葉!?座右の銘は!?」
人生は全てが伏線だ!最終的に回収される!
(前向きな言葉に惹かれました!)
子ども・学生目線から質問タイム
知りたい!その1「小さい頃・学生時代の夢はありますか?」
小学校の時からあることがきっかけで不登校になり、ずっと家を出れなかったので夢はなかったです。考えることもなかったですね。
知りたい!その2「自身の仕事になるには?目指すには?」
私は元々は違う仕事をしていましたので、6年前にスクールに通いエンジニアになりました。(そもそもWebエンジニアってカッコイイけどどんな仕事をするんだろうか?そんな質問をしてみました)
下の表を見ると分かりやすいです。インターネットを使ってサービスを提供する会社でホームページやアプリケーションやサービスを作ることです。
知りたい!その3「将来の夢は分からないです。進路に悩んでいます」
今の日本は夢に向かい、夢を達成することが幸せだという風潮がありますが、そもそもどんな時に幸せを感じますか?幸せが分からないのに今我慢するのはどうなのか?最終的に幸せが多いと楽しい人生を送れると思います。なので今楽しいことをして幸せを増やすことが大事です!
知りたい!その4「子どもの頃からやっておいた方が良いことは!?」
我慢しないことです。私は不登校の時に明日やることがなくて辛かった経験があるので、夜寝るときに明日やること(行くところ)があるようになってほしいです。
最後に
これからやってみたいこと、成し遂げたいこと
学生さんがここに来てもらい、将来的にはゲストハウスを運営してほしいですね!
今進路に悩んでいる学生やモヤモヤしている社会人にメッセージ
将来の夢はいらないです。目の前にある楽しいことをやっていれば伏線を回収できます。(あの時のあれはあのことだったんだと思えますよ!)
宣伝コーナー
「Drop in」xの居場所が不登校に悩んでいる学生さんに届いていないので届けたいです!実はまだゲストハウスも完成していませんので、一緒に作っていける学生さん大募集中です!不登校はフリーランスです!!
次回のインタビュー者紹介
「Drop in」のメンバーでもある助川友太さんです。彼もエンジニアをしていますので、良い話が聞けると思います。
インタビューして思ったこと
今回、石橋さんの想いを聞いて、現在の中学校・高校生活は勉強、勉強と受験のために労力を使い、気づいたら18歳、更に進学すると20歳前後とテストで点数を取るのが目標で、裏を返せば生きづらさがあると思います。確かに勉強は大事ですが、大人になるとテストはありません。社会という荒波にポーンと投げ出せれる感覚です。過去にテストで100点を取ったことを言っても誰も褒めてくれません。学校では勉強以外のことを教えてくれません。人との付き合い方や自分の強みを見つけたり、お金の使い方などなど社会に必要なことはたくさんあります。学校を否定するつもりは全くありませんが、学校が全てとも違いますよね。現に不登校の子たちが増えているのも事実です。そんな自身の経験からここでは過ごしやすく、共感してくれるオアシスのような居場所なんだと思いました。
「Drop in」では、楽しいこと、できることを提示して一緒に作ったり、取り組んだりできます。不登校には石橋さんのように家から一歩も出れない子もいると思いますので、オンラインで繋がることもできます。寄り添える環境だと思いますので、良ければ行ってみてくださいね。
また、毎月1回「CoderDojo」というプログラミングを遊びながら自主的に取り組める場があり、小学生から高校生であれば参加できます。楽しいゲームを親子でしたり、前回は三沢市にあ「「CROSS ROAD Cafe」も出張してコーヒーを出したり、大人はコミュニティーの場にもなっていてゲストハウスっていいなと感じました。
最後にまだオープンしたばかりで知られていないのが現状ですが、その中で鮫町を知るきっかけ作りや人との繋がり・コミュニティー、生きづらさを感じている子たちに届くよう微力ながら応援させていただきます!
詳細はこちらのホームページの確認をお願いします!
今回のインタビュー記事を読んでくれることで学生さん、子どもの保護者、そして社会人と何か変われるきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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