令和の時代に初代ACの大会に参加してきた話
こんばんは、大会1回戦で敗退した人です。今回は、10月26日 茨城県 牛久エスカードホールにて開催された「第1回 アーマードコア初代シリーズ大会 MOA(公認イレギュラー公認大会)」に片道3時間半かけて参加してきちゃったぜ!っていう話をしたいと思います。
第0章 MoAの大会って冗談とかじゃなくてほんまにやるやつだったんですか!?編
2024年5月11日
TwitterのTLに、1つのツイートがありました。
「実は初代シリーズの大会を開催したいんだけど、地元では場所がなくて出来ないんだよね(ノД`)
関東圏でいい場所ないかなあ?
て言うか初代ACシリーズの大会開いたら参加したい人いるかなぁ?(^◇^;)」(実際のツイート内容)
自分「多分いるんじゃないか」
最初にこのツイートを見た時は、まぁそういう事が出来たら楽しいよね〜、くらいの浅い反応で、まだ本格的に参加してみたい!みたいな感じではありませんでした。
ただ、この時期は物凄くタイミング良くアンファング(初代ACのOP機体)のコスプレを作ってる真っ只中だったので、それを着て参加出来たら結構ええんちゃうかぐへへとかは考えてました。
が、数日後、ある爆弾が投下されます。
「大会告知及び参加者募集>
来る令和6年10月にFROMSOFTWAREが発売した
プレイステーション・ゲーム、
「ARMORED CORE MASTER OF ARENA」
を使用した大会を開催します。」
最初見た時の衝撃は今でも覚えてます。
冗談とかじゃなくてほんまにやるやつだったんですか!?と。
参加者募集は7月に、大会の開催が10月に決定、つまり絶対行かないといけないではないか!と言う強い意志とACオタクの血が騒ぎ沸騰して死んだため、告知ツイートの数日後にプレステとPPを掘り返して、MoAはYahooショッピングで強奪して大会に備えるようにしたのでした。
そして7月10日、念願の参加者募集開始の日。
ツイートされた数分後に私はフォームにすぐ名前と一言コメントを添えて参加受付を完了させました。
私は誰よりも早くACになりたかったんですよね。
ただし、参加受付したからには本気で大会に勝ちに行かないとあかん!!
なので、この日以降は様々な武器でEXアリーナとマスターアリーナを往復して、自分に最適かつ固め切りをギリギリすり抜けられそうな構成を探す長旅に出ました。
その結果出来上がった機体は、「Eマシで威嚇しつつダメージ与えて垂直ミサで無理やり地面に叩き潰してぇなぁ」みたいな機体です。
頭がZEROとかガンダム頭じゃなくてRED EYEなのは普通に頭のデザインがかっこいいからです。頭なんてレーダー付いてればいいだろ(暴論)
まぁそんなこんなで、この機体なら1回戦でいい勝負が出来ちまうんじゃねぇのかい?と高を括っていましたが、技量がね…
ただ、機体もそうですけど大会用のエンブレムとか名前を考えるのは中々楽しかったですね。
自分だけの機体、自分だけのエンブレム…まさにアーマードコアって感じです。
ちなみにエンブレムの元ネタは1997年のクラシック二冠馬で、パイロット名もその馬が元ネタです。(サニーブライアン 牡 10戦4勝 主な勝ち鞍 皐月賞 日本ダービー)
なお機体名はアンファング(初代AC)+ジェッダー(ACLRでのアンファングの再現機体)という小ネタがあります。
第0.5章 熱暴走編
内容激薄章なのであんまり見なくていいです。
10月23日、大会もそろそろ近くなってきたぜぇ!という時期。私は身体にある違和感を感じました。
「むせたからか分からないけど、今日一日中喉が痛い」
この時点ではまだ喉が痛い程度。
しかし数日後の10月25日、大会前日というタイミングで露骨に症状が悪化し、喉の痛み、頭痛、過剰な汗、悪寒、そして…
熱暴走が発生してしまう!!!(体温38.0℃)
まさか大会前日にめっちゃ風邪ひくとは思わず、正直主催者さんのDMに辞退報告しようかなとか考えてました。というか送信ボタン押したらもう報告できるくらいには文章書いてました。
ただ、約5ヶ月待ちに待ったAC大会を前に、熱ごときで辞退するのは、もうね、アホかと。馬鹿かと。
なので、おくすり飲めたね、inゼリーがぶ飲み、水がぶ飲み、お雑炊のコンボを決め、なんとか大会当日は体温を36.8まで冷却させることに成功しました。
インフルとコロナの検査も済まして異常なしだったので、ほっとしながら何とか茨城に向かうことに成功したのでした。
第1章 大会現着編
朝の8時、ついに電車に乗って茨城へ向かうことに。
しかし早速ここで1つ問題が起きました。
荷物が!荷物が俺だけデカすぎて改札を通れない!!
まず大会でACのコスプレをしようとするのが悪いのですが、せっかくならACでACやりたいですよね、やりたいですよね?
なのでできるだけコンパクトにまとめて持っていくつもりだったのですが、改札で引っかかるのはもうコンパクトさの欠片もないため…
一応車椅子とかが通る用の改札はめちゃくちゃギリギリ通れたのでなんとかなりましたが、それ以外の改札を通れるようにしないとしんどいねんな。
何はともあれ、11時46分、ついに牛久駅に到着し、そのままエスカードホールまで直行!
そしてついに!!!
この目でこの看板を見ることが出来ました!
12時前にはもうほとんどの参加者が集まっており、そして自分の荷物が異常にデカイことを再認識しました。
まずは受付をしてくださいと言われたのでちゃちゃちゃっと書き、とても豪華な参加賞を入手。
中身は記念メダルやコントローラーが入る巾着袋(AC仕様!!)、薄い本、オリジナルの鴉キーホルダー的な物など、これ本当に参加賞なのか?みたいな内容でした!
また、後から参加者限定でパトラさんの缶バッジも配布してくれたので、この大会はあまりにも良すぎる!と、まだ対戦すらしてないのに思いました。
あと、私が描いたアンファングが大会の会場に鎮座してるのが嬉しかったですね。まさかこんな日が来るとは思わなんだ…
とりあえず会場の雰囲気を一通り味わった後、ついに自分がやりたかった事を実行します。
それは…
ACの大会でACになる!
つまり!!
こういうことだァァァ!!!
そう!これが私が今年絶対にやりたいことトップにいたやつです!!
最初はめっちゃモタモタしながら出てきちゃったのですが、大会にいる皆さんからまさかの拍手。
主催者さん側も喜んでくれてたみたいで、片道3時間ずっとあの荷物持っといて良かった、と報われた気分になりましたw
写真の方も皆さんからいっぱい撮ってもらったり、ネットに上げてもらったりしてもらい、本当に感謝しか出来ないです。ガワコスレイヤーにとっては本当に嬉しい、楽しい一時でした。
写真を撮ってくれた大会の皆様、そして、着替えの場所を作ってくれたスタッフ様、本当にありがとうございました。
第2章 大会本番編
10月26日 13時、ついに令和の最強レイヴン(MoAに限る)を決める大会が始まりました!!
参加者はそれぞれA B C Dブロックに分かれる形になり、私はDブロックの第1回戦で対戦することに。
いざ推して参る!!(無礼者)
あ、あと対戦する時にコントローラーとメモリーカートを挿すのを手伝ってくれたスタッフさん、大会参加者さん、改めてありがとうございました🙏
第1回戦の相手はマツバラ・ジンさん。
こちらはEマシ垂直ミサイル機体なので序盤だけダメージレースに勝ててたのですが、途中から自分も相手のミサイルに当たるようになり、無事1回戦初戦は敗北。次こそは勝っちゃうよぉん?と意気込んでいたのですが…
初戦とほとんど同じ負け方!!!
かつて存在したアリーヤ川手が大会で出した記録と同じ、敗退という形になってしまいました!!!
今回の大会の目標は勝負服でAC大会優勝だったので、この結果は誠に遺憾ですが、全ての敗因は自分の技量不足!!!
潔く負けを認め、対戦台から立ち上が…れない!!
アンファングの重量過多まで再現してしまったため、椅子から立つことが困難に!!!
しかしそこでもスタッフさん等が手厚い介護をしてくれたので、申し訳なさとありがたさを感じつつその場から去ることとなりましたとさ。
マツバラ・ジンさん、第1回戦対戦ありがとうございました。
第3章 観光編
とにかく負けたもんはしょうがないので、様々なブロックの対戦をチラチラ見たり写真撮ったりしてました。
Dブロックにねきさん(本大会3位)という方がいたのですが、その方がミサイルの使い方含め立ち回りがとても上手くてですね…配信のほうにも多分ねきさんの対戦画面が映ってたと思うので、気になる方はぜひ見てみてください。
大会会場は常に賑わっていて、大会参加者が固め切りに成功したり、残り数秒で逆転などが起こると歓声が湧いたりしてました。
また、Eマシガンナー機体VS剣豪機体というドリームマッチがあったり、鉄骨マップで剣豪機体が相手のAPを物凄い勢いで削り、もう絶対勝ったやんけ!ってなった数秒後に剣豪機体が落下死して悲鳴が上がるなど、とても見てて面白かったです。
他にも、修羅ブロックでの殺意が高すぎる斬り合い、古のゲーセンのような煽りあい、上手すぎる立ち回りなど、見所がたくさんあり最後まで楽しめました。
決勝戦なども立ち回りがイレギュラーすぎるので、見てない方はぜひアーカイブを見てみてください。
第4章 余談編
余談なのですが、決勝戦、表彰式などが終わり、大会がひと段落した後、景品のプラモデルが余ったのでそれを誰が貰うかという話になり、プラモデルじゃんけん大会が開催されたんですよね。
そこにはアマジーグやフロントミッションのフロストなどもあったので、どちらかは欲しいなぁと思いながらじゃんけんしました。
まずはアマジーグ。結果は…
負けました!!!
開幕負けました、かなしいなあ。
でもまだフロストがあるぞ!!という事でそちらのほうも狙ってみました。結果は…
勝ちました!!!!!
勝ったのが嬉しすぎてめちゃくちゃジャンプしてました。(ジャンプ何回かした後肩と胴体を固定してる箇所からギシギシ音がし始めたので、それ以降はあまり大きな動きはしてませんでした。)
じゃんけん大会で満足したあと、フリー対戦の時間が来たのでせっかくならやっておこうと思い、プロジェクトファンタズマの台を借りて対戦などを行いました。
ただやっぱりみなさん強いんですよね〜、全然勝てませんでした。アンファングの再現機体(素のままだと重量過多なので肩武器1個外した物)や、カラス脚のガチガチ機体でも苦戦を強いられたので、やはり大会に来る人はこんなに強いんだなぁと改めて認識しました。
そんなこんなやってたらもう19時、撤収の時間になり、再びあのクソデカダンボールの輸送ミッションが発生することに…
やはり楽しいことには代償があるものです。
みなさんにお別れの挨拶をし、夜の牛久駅で改札と死闘を繰り広げた後に、電車で再び3時間半幽閉されることになるのですが…
実は、改札で死闘を繰り広げた後、帰りの電車で遅延が発生して、電車で来たレイヴンが牛久駅に集まるという事が起きまして、そこでも少し皆様と少しお話をしたりしたのですが、もしかしたら私が大会の中で一二を争うレベルの若い人なんじゃないかということになりまして…w
やはり名作ゲームは古くてもどんどん受け継がれるものなのだなぁと感じましたね。
最終的には0時に帰宅し、その日は疲れもあってスヤスヤ眠りにつきました。
そして大会の次の日にはまたイベントがあり、そのイベントで大遅刻をかますのは、また別のお話。
あとがき
という訳で、以上が大会の話になります。
まさか令和の時代に自分より年上のゲームの大会に参加して、しかもコスプレをするだなんて、1年前だったら考えもしてないことですよ、ほんとに。
現実は小説より奇なりなんて言いますけど、今回の大会は本当にそんな感じでした。
第1回のみならず、第2回!ってのもどうですか?
なんて無茶な話はあまり出来ないですけど、もし第2回目があったら、今度こそ、今度こそは大会優勝して認定証ゲッチュしちゃいますよぉ。
改めてここで、大会を主催、協賛してくれた方々に感謝を伝えたいと思います。
本当にありがとうございました!