見出し画像

2024 晩夏?仲秋?福島ツーリング(9/28、29)


車検入院の前に

コロナ禍に突入した2020年、教習所の予約も取りずらい中「ひぃひぃ」言いながら大型二輪免許を取得、10月に愛車のCTX700Nを購入してから、早くも4年が経ってしまいました。(今回、2回目の車検です)。
また、9月の3連休の二連発も天気が微妙でツーリングに出掛けられなかったこともあり、9月の最週末に福島にツーリングに出かけてきました。
本来は、9月は仲秋な訳ですが、今年も暑い夏は長く、9月末でも晩夏といった趣でした。実際、ツーリング当日の東京の最高気温は30℃を超えていたって…

俺たちの新4号バイパス

9月28日(土)の5:30過ぎ、少し薄暗い中に東京の墨田区の自宅から、まずは、新4号バイパスを目指すことにしました。
早朝に自宅を出発して東北方面に向かう場合、都内を渋滞前に抜けて越谷からの新4号バイパスに入ることができるので、実は、下りの東北道はほとんど走ったことがありません。
今回も、細かい計画は立ててないので、高速のツーリングプランを利用することなく、「(ほぼ)無料高速」状態の新4号バイパスを走って、宇都宮方面へ。このバイパス沿いには幾つかの道の駅があり、気軽に休憩もできます。

SA代わりの道の駅下野
写真の外にもバイクでわんさか

ほぼ信号なし、渋滞なしで、ノンストレスで日光方面や那須方面まで行ける、この新4号バイパスは、我々、貧乏人節約ライダーにとってはありがたい存在です。
宇都宮市内に入り、新4号バイパスも終わったところで、まずは、店舗の開店直後の喜連川の道の駅を目指しました。

9:00過ぎに道の駅喜連川へ
道の駅に併設されてるキャンプ場
磯辺焼きのお団子で朝食

白河の関を越えて

喜連川の道の駅で、少し長めの休憩を取り、今回のツーリングのプランを練りました。猪苗代湖方面に向かうことも考えましたが、下道で行くには少し距離がありそうなのと、裏磐梯は昨年も走ったこともあり、今年はまだ行ったことのない白河の関に寄ってみて、2年ぶりに浜通りに抜けることにしました。
そして、行列が苦手で、いつもご当地グルメを食べ逃しているので、今回こそ「白河ラーメンを堪能する」ことを自分に言い聞かせたのでした。(笑)

栃木県道298号線
街道沿いの彼岸花

喜連川から馬頭温泉郷を経由する、なるべく幹線道路を通らない経路で白河関へ向かいました。CTXに乗るようになって頻繁に北関東に来るようになったのですが、ここら辺の里山感は堪らなく大好きでもあるのです。

11:00前に白河直前の道の駅で休憩
ラーメンの前にフライングで蕎麦ソフト

実は白河の関って、今まで言葉でしか聞いたことがなく、実際にはどのようなものか知りませんでした。(まさか、箱根の関所のように観光地化されているとは思っていませんでしたが、)江戸時代まで機能していた関所と勘違いしていました。
ただ、実際は、古の奈良時代から平安時代までの律令時代しか機能していなかったとの事。

「知らなかった…不勉強でしたが、とても良い雰囲気!!」

白河神社への参道
従二位の杉
白河神社

11:30過ぎに白河関跡に着き、駐車場にCTXを停める前に見た白河ラーメンのお店にはすでに人だかりができていました。
そこで、先に白河神社へ参拝を済ませ、30分ほど時間を過ごした12:00過ぎにお店を見ると、並んでる人も3、4人に減っており、待ち人リストに名前を記入しても15分程度で入店。その後、20分後ぐらいには美味しい中華そばにありつけることができました。

手打ち麺が絶品
サービスの鶏ガラ
絶品の中華そば

ただ、注文した中華そばで出てくる前に、(おそらく)出汁をとった鶏ガラをサービスとして出してもらえ、中華そばの登場まで時間を感じることはありませんでした。そして、肝心の中華そばは、優しい感じの手打ち麺が絶品でした。
中華そばを食べ終えた頃にはお店の方も落ち着いたのか、お店のおばちゃんも俺が脱いだライディングジャケットを指して、

「バイク乗ってると、それ着ないと寒いの?今日は暑いでしょ?」

などと声をかけてくれました。その日は、フルメッシュのライディングジャケットを着てきたのですが、お昼過ぎには白河でも夏日に近い気温になっていたのです。

(後から知ったことですが、このラーメン屋さんは、「確実に食べたいなら開店の11:00から並べ!!」との事で、12:00過ぎでも名物の手打ち中華そばを食べられたことはラッキーだったのかしれません)。(冷や汗)

絶景渓谷と帰宅困難地域

白河からは、石川町、小野町と抜け、夏井川渓谷を経由していわき市に向かいました。

この夏井川渓谷沿いの福島県道41号線は、絶景ロードでしたが、交通量も非常に少なく、ツーリング日和の土曜日なのに、バイクも含めた対向車とは数台としかすれ違いません。

絶景ロードを独り占め

また、渓谷だけではなく、鉄道とも並走しているので、タイミングが合えば鉄道マニアも喜びそうなロケーションです。

「ここは、穴場じゃん。紅葉の季節はもう少し交通量も多いのかな?」

JR磐越東線の鉄橋
コスモスも綺麗でした

絶景の夏井川渓谷を15:00過ぎに走り終え、そのまま、いわき市街に向かってもよかったのですが、せっかくですので、浪江町まで足を伸ばすことにしました。
2年前のGWに、南相馬の安宿に泊まって、二輪の交通規制も取れてた国道6号線を走ったことはあったのですが、内陸の方は走ったことがなかったのです。また、この夏に被災した能登ツーリングに行ってきたのですが、「被災といえば、福島の方はどうなっているんだろう?」と浜通りの現状も確認したかったこともありました。
そこで、県道41号線から国道399号線を通って、浪江の道の駅を目指しました。

夏井川渓谷の絶景
浪江町の帰宅困難地域

奥能登の「世界に存在しているのは、自分一人かも」と誤解するような無人感ほどではありませんでしたが、夏井川渓谷から抜けた国道399号も、交通量は少なかったです。
そして、浪江町に入ると、結構な範囲で帰宅困難地域が広がっていました。

「我々、東京の人間は、忘れがちになってるけど、被災の爪痕はまだまだ収まってないんだな…」

ただし、2年前のツーリングでは寄れなかった、浪江の道の駅は、ポケモンパークが子供達に人気だったりして、16:30を過ぎても、それなりに賑わっていました。「何か食事でも」とも考えましたが、そろそろ、ビールも飲みたくなっていたので、道の駅からいわき市街のカプセルホテルを予約。(苦笑)

2020年3月の開業だそうです
あの頃はポケモンGOにハマってました(笑)

原発と処理水と絶品海鮮

浪江の道の駅を出発した時刻は17:00近く。いくら昼間は夏日近くの暑さになっていたとしても、そろそろ10月にもなる時節。すでに暗くなり始めていました。ナビを設定して、そのまま国道6号を南に下って行こうとしたら、ナビが海岸線方面を指示しだし…「???」
薄暗い中、ナビの指示に従っていると、唐突に海岸線の立派な県道391号線に導かれました。この県道は2年前には整備されていなかったので、少し、ビックリ。
そして、暗くなった県道の先には、福島第一と第二原発が出現。荒野の中に突然、巨大施設が現れたようで、「なんか、マッドマックスの世界」のようだと不思議な感覚に襲われてしまいました。

福島第一原発
iPhoneのナイトモードで明るくなってます
富岡町の慰霊神社
(からの)福島第二原発

再び6号線に導かれて、すっかり暗くなった18:30過ぎにいわき駅付近のカプセルホテルにチェックイン。
すぐさま、お楽しみのいわき探索へ。いわき市街は初めてだったのですが、土曜日でもあったため、駅付近はかなり賑わっていました。
海鮮どころのいわきは、流石に美味しそうなお店がたくさんありましたが、どこもワイワイガヤガヤ。地元の方々とワイワイ飲むのも楽しいのですが、この日は若干のお疲れモードで、少し、落ち着いた感じのお店を選択。

いわきのカプセルホテル
「魚菜処 ほんむん」さん
ホッキ貝、マグロ、ヒラメ、アオリイカ
カレイの煮付け

地方都市の安宿に泊まる場合、なんといっても地元のお店で一杯やれるのが最高です。ただ、この歳になると一人で頼める品数に限りがあるのが少し、残念です。(苦笑)

また、色々な意見を持つのは当然のことですが、俺は個人的には、福島の処理水の放出には何ら問題はないと考えている立場です。それに、あんなに騒いでいた人たちも、「今では普通に外食しているんでしょ?多分、東京でも福島の美味しいお米や魚も食べてるよ」とも思っています。
なので、よそ者ながら、福島の海産物(や農産物)への風評被害には大変、歯がゆい思いをしています。

などと、野暮な考えは帰宅してから思ったことで、当日は、美味しい海鮮に舌鼓を打ちながら、ビールで疲れを癒したのでした。

帰りは高速で

カプセルホテルで一夜を明かした、翌9月29日(日)。7:00前に小名浜港を目指して出発しました。キャンプと違って、ホテルからの撤収は早いです。
ただ、少し、早過ぎたのか、小名浜港の観光市場はまだ準備中でした。(笑)

いわき・ら・ら・ミュウ
小名浜マリンブリッジ

そこで、下道の国道6号を下って、日立の道の駅へ。
道の駅に着いたのはちょうど、9:00前。人気の味勝手丼(「みがってどん」と読むのかな?)もさして並ばずに購入することができました。
この味勝手丼は、好きな食材とご飯(酢飯or白米)の量を選んで、好き勝手な海鮮丼を作ることができるのです。

「こりゃ、楽しい」。「こりゃ、美味しい」。

とは言え、隣のご家族が作っていた色とりどりの海鮮丼に比べて、オヤジ好みの地味な海鮮丼になってしまいました。(笑)

シラス、マダイ、アジのたたき、大葉、スルメイカ
¥1,209安い!!

海鮮丼を食べて、金目鯛の干物をお土産に買っても、まだ、10:00前。那珂湊の方までツーリングを続けようとも思ったのですが、肝心の海鮮も頂いちゃったので、そのまま高速に乗って帰宅することにしました。
流石に日曜日の午前中の常磐道(上がり)は、渋滞も全くなく、ほぼほぼ1時間で自宅近くの首都高のICを降りることでき、なんと、午前中のうちに帰宅することができました。

「あ〜今度は、紅葉の季節に夏井川渓谷に行きたい!!」

まとめ

走行距離:419.9Km+210.4Km=630.3Km(HondaGO)

ガソリン代:¥1,244+¥1,932=¥3,176
 ¥169x7.36L=¥1,244
 ¥183x10.52L=¥1,932

高速代:¥1,590+¥550=¥2,140
 常磐道:日立南太田→三郷:¥1,590(二輪定額割引適用)
 首都高:三郷→向島:¥550(二輪)

宿泊代:¥3,300 (カプセルホテル・リフレ/いわき駅前店)

*ガソリン代に関しては、今回は、満タン出発/満タン帰宅ではなかったので、正確な消費量ではありません。(CTXの燃費は平均して30Km/Lなので、走行距離から考えると、実際にはもう少しかかっているはずです)。

*食費に関しては、レシートも残らない場合が多いので、いつも集計には加えていません。ただ、今回は、ラーメン(¥1,100)、居酒屋(¥4,800)、海鮮丼(¥1,200)でしたので、団子やソフトクリームを足しても¥8,000程度?
だとすると、トータルで¥18,000以内で収まりました。

*前回のお盆ツーリングのまとめが、1日ごとに分割して記述したので、書き始めから完了まで1ヶ月近くかかりました。(汗)
なので、今回は一回にまとめて記述してみましたが、「長すぎると、皆さんも読みずらいのかな?」となどと少し、反省しています。

新4号バイパス以降の初日のルート
猪苗代湖の方が近かったですね(苦笑)
帰宅ルート
空いてる高速は早い!!

いいなと思ったら応援しよう!