偏差値20上げた多浪宅浪生の数学の勉強法
数学は、戦うための剣や盾や防具が必要になります。
そこで初めて入試問題という強大な敵と勝負をすることができます。
つまり基礎を身に付けてから、逆に言えば基礎がないのに、いきなり難しい問題に取り組んでも何も身に付きません。
ただ勉強の初期からどういう傾向なのか過去問を、解けなくても読んで傾向を掴んでおくことは重要ですが。
暗記数学
数学は暗記数学という和田秀樹氏が提唱した勉強方法を用いました。
これは五分ほど問題を読んで、考えてわからなかったら、答えを読んで、解法の流れやポイントを理解し、解答をその場で再現します。
あとは小まめに復習しするという方法です。
暗記数学という言葉が独り歩きして、本当に問題と答えだけを覚える人がいましたが、これでは時間の無駄です。
下記の本を参照してください。
どういう風に暗記数学を勉強したらいいか書いてあり、ためになりました。
上記のほかにも、チャート式だと強調したい時に赤文字を使っているので、自分で書き込むときは青色で書くと目立っていいとか、解法の流れ等をバンバン本に書き込み、問題集に字を書くのをためらわないとか、読んでいて数学の学力向上につながりました。
ただ和田氏は青チャートを主に進めていますが、僕みたいな偏差値40台の人には敷居が高いと思います。
そこで僕はまずはしっかりと土台を作るために黄チャートをやりました。
やるのは例題だけでいいです。
高校時代に使っていた4STEPなどの問題集があるならそれでもいいと思いますが、黄チャートの方が問題の下に答えがすぐにあってわかりやすいと思います。
新たにやるならあえて4STEPなどを使うメリットはないと思います。
また下記の基礎問題精講も流行ってますが、いいと思います。
これも黄チャートレベルですが、少しかみ砕いていて、黄チャートほどの堅苦しさがないと思います。
これも演習問題はやらなくていいです。
どちらか好きな方をやればいいです。
あとは仕上げに下記の一対一対応か、やさしい理系数学です。
一対一は例題だけでいいです。
これらも基本的に自力で解かなくてもいいですが、パズル感覚で解いてみてもいいと思います。
やさしい理系数学はやさしくないです。
入試問題に対する対応力がつくのがいいです。
これは例題と演習問題もやってください。
黄チャートなどの知識を組み合わせて解く感覚が得られると思います。
黄チャートなどをやってると結構わかる問題もあると思いますが、そういう問題は飛ばしてください。
あとは志望校の過去問や余裕があれば良問が多いので旧帝大の過去問をインプットしてください。
数学は黄チャート、一対一、過去問を入試までしっかりと繰り返せば旧帝でも合格レベルに達します。
和田氏や荒川氏の提唱する勉強方法はインプットが中心です。
じゃあアウトプットはどうするかというと、模試を10~20回は受けて入試への対応力を付けてください。
模試や入試では難問が出ますが、そういう問題は数学マニアくらいしか解けず、ほとんどの人は解けないので差が付きません。
基礎から標準の解ける問題を確実に解けるようにしてください。
また問題集選びでは問題のすぐそばに解答があるものの方が学習効率がいいです。
そういう意味でもチャート式はいいと思います。
また章のはじめの公式のまとめのページもしっかり読んでおくと体系的な理解と基礎事項の確認になるので必ず目を通した方がいいです。
そして中学数学に穴がある方は下記の本をおすすめします。
数学は積み重ねなので中学数学という土台ができていないと、その上には積み重ねられないので、しっかりおさえたい所です。