灰色のパラダイス〜赤川次郎〜
もう1年以上前に、赤川次郎の本がおすすめと、
友達に聞いて、購入はしたものの、積読📚
読み始めたはいいのですが、
実はこの本、長編小説のとある一部分でした笑
登場人物がすでにたくさんいて、これが1冊目だった私は、
友達の親戚の集まりに参加したような?
え、飲み会に来てもうみんな出来上がってるじゃん?
というような気分になりました。
(最初から読めばいい話)
それでも理解はできるように書かれいて、
面白く読めるのは、作者なりの配慮と感じました。
初赤川次郎小説🥳
感想、書いてみます。
灰色のパラダイス
読者とともに登場人物も年齢を重ねていく、赤川次郎の大人気長編青春ミステリーシリーズ、第31弾!
今回は、"クラシックコンサート"の手伝いをきっかけに
相次ぐ事件に巻き込まれていく爽香(45歳の冬)が主役です。
爽香は、事件の連鎖を断ち切ることが、できるか…!?
(裏表紙より要約)
この言葉通り、ありえないくらい、
主人公爽香は、次々と事件に巻き込まれていきます😅
彼女は、”名探偵コナンなのか?”と思ってしまうほどに。
結局、事件の全てが明らかにも解決されるわけではなく、
次の32弾以降へと話が続いていく、
日常の中の非日常を描いたような小説というところが、
また読みたくなる理由でもあるのかなと思いました。
小説として読みやすい
初めて赤川次郎さんの本を読んだのですが、癖が少なく、
話の流れも掴みやすく、大変読みやすい小説だと感じました。
情景描写よりも、人物同士の会話が多いせいか、
まるで自分もその中の世界で一緒に話しているような気分になります。
感想
一年に一度の刊行ペースで、登場人物も一緒に歳をとっていく。
1冊では分かりきれないし、
その時を共有しながら話が進むからより面白くなる本なのかな
と思いました。
小説好き、ミステリー好きの間では、
「あ、赤川次郎の今年の新作出たよね」
みたいな、話が繰り広げられ、
その人たちの中でも、1年という時が流れ、
また1年歳をとったね、彼ら彼女らはどうなったかな?
とお互いに思ったりする。
そういう意味で唯一無二の小説なのかな?
という想像をあるかないかわからないけれど(勝手に)しました。
私のように、普段は小説に手を出さないけれど、
小説を読んでみたい、という人には1冊では少し物足りなくて全体が長くて、
向かない気もしますが、
小説が好きで、よく小説を読む、という人には刺さりそうな気がします。
ミステリーは、まだ、好きになりきれていません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます✨
次の読書感想文も、人におすすめされたミステリー小説について書く予定です。