今時の流れに沿うと、新任の教師の皆さんは、自分の仕事を一言で説明すると、勉強を"教える事"と言うのか?
もう、定年間近の私には、新任の若手の方々が、「勉強を教える事が、仕事ではないの?」と言っているのが気になってしまう。
入学式は誰が準備をするの?
入学式の立て看板は誰が書くの?
新入生のクラスごとの名表は誰が書くの?
クラス分けは誰が、いつ、どうやってするの?
教室のあけ渡しや、次の担当クラスの準備はいつ、誰がやるの?
新入生の靴箱や名前貼りはいつ誰がやるの?
片付けや掃除は誰がするの?
廊下をきれいにしたり、新入生が喜んでくれる様に、飾りは誰がいつ、作って、貼るの?
新しい教科書や、保護者に渡す、必要書類はだれが、用意するの?並べるの?
新入生がどの席に座るか割り振りはいつ、誰がやるの?
新入生のいろんなことをいつ把握するの?
新入生に関わることだけをあげても、きりがないくらいたくさんある。自分が関わり、育ててきた子供達が、新入生達のために、楽しんで、廊下や教室を綺麗にし、飾ってくれているのを目の前で、見ることができるのが、この仕事。
何年か後に、今の自分のコツコツが、かたちとなって、みえてくる仕事。素晴らしいと思いませんか?
勉強を教える事は当たり前。それが土台にあるのは確かだけど、いかに、わかるように伝えて導いてあげられるかが、大切になってくる。
その、工夫をどれだけ考えて、辛抱強く、伝え続けていけるかは、この仕事が好きかどうかに左右される気がする。
諸々の授業をするまでの準備と、雑用と、新入生達のために、楽しんで、取り組めているかが、今後を分ける気がしてならない。どうか、この仕事を好きでいて欲しい。ブラックだと、愚痴っても、楽しさを見失わないでいて欲しい。
頑張って、この先に、「先生の様な先生になりたい。」と、あなたの頑張りをずっと傍でみていてくれたあなたのJr.をたくさんつくってください。きっと見ていてくれるはずだから。
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