衣類乾燥機はスバラシイ
洗濯機の分類と特徴
縦型洗濯機
・もみ洗い
・使用水量が多く洗浄力が高い
・脱水が安定
・動作音が静か
ドラム式洗濯機
・たたき洗い
・使用水量が少なく洗浄力は劣る
・脱水が不安定
・動作音が大きい
縦型乾燥機
・しわになる
・完全には乾かない
・縦型洗濯機のオマケ程度の物
(まともな排気構造になっていない)
ドラム式乾燥機
・ふわふわに乾燥される(タオルは感動的)
・高温では衣類の痛みがある
・簡単なフィルターの掃除が必要
ドラム式洗濯乾燥機
・洗濯から乾燥まで無人で行える
・フィルター清掃を怠ると故障確立急上昇で危険
・故障すると洗濯も乾燥もできなくなる
・重い(一人で運搬は困難)
考察
そもそも「水をためて洗う部屋」と、「濡れた洗濯物を温風で温め、水分を蒸発させて水蒸気を排出する部屋」を一緒にしようということに無理があるのではないか。
水をためるのには穴があいていてはいけないが、乾かすためには穴だらけの方が良い。
この無理難題のために、ものすごいコストが投入されていると思われる。
また、重量および価格は、洗濯機単体+乾燥機単体のそれをはるかに超えるものとなっており、それはユーザーにチャージされている。
例えば、洗濯機本体20kgで6万円+乾燥機本体20kgで6万円=40kgで12万円に対し、ドラム式洗濯乾燥機は80kgで30万円程度もする。
にも拘わらず、現存するプロダクトは完全とは思われず、高価でありながら故障しやすい印象である。
もちろんメンテナンスがしっかり行われていれば故障しづらいだろうが、毎月洗濯機を分解清掃する気にはならないだろう。
適材適所を考えるなら、縦型洗濯機+ドラム式乾燥機がベストな選択ではないだろうか。
洗濯機→乾燥機の移し替えが唯一の手間だが、夕食を食べている間に1時間洗濯し、終わったらグシャっとある程度の塊として乾燥機に放り込んで運転ボタンを押すだけだ。
あとは寝ている間に乾燥が完了する。
音は無音ではないが、通奏低音といった感じの周波数で、そこまで不快ではなく、「気になって眠れない」ほどのことはない。
フィルター清掃も簡単な製品が多く、少しサボっても何とかなる。
まとめ
私にとって衣類乾燥機はもはや生活に欠かせないものである。
濡れた洗濯物を一枚ずつ干すのは、特に冬場には苦痛であるのに対し、衣類乾燥機で乾かした、ほんのり温かい洗濯物を一枚一枚畳むのは、むしろ喜びさえ感じる瞬間がある。
干す場所も不要であり、特にワンルームのアパートにおいては、干している間の目障りなビジュアルノイズが完全に消え去るのだ。
干している間に付着するというカビが繁殖する可能性も極めて低い。
貧乏性の私はかつて、「ハンガーに引っ掛けて放置しておけば自然に乾くのに、わざわざ電気代をかけて乾かすなんてもったいない。あんなものは金持ちの道楽だ」と思っていたものだ。
が、実際購入して測定してみると、電気代は1回50円程度で乾燥時間は3時間程度だった。
「駄賃50円あげるから干しておいて」と言われても金額に納得できないのではないか。
特に靴下を一つ一つ干すのはめんどくさい。
また、新潟の冬場では、たとえ晴れていたとしても1日での自然乾燥は望めない。
ということは、制服だったら最低2着所持しなければならない。
50円で大幅な時短ができるうえ、毎日、洗濯した同じ制服での出社が可能となるのだ。
約50年生きてきた私の人生の中での一番の後悔は、「乾燥機を若いうちから使ってこなかったこと」と言えるほどのインパクトだ。
本当にどれだけの時間を、洗濯ハンガーと洗濯ばさみに費やしたことだろうか。
衣類乾燥機の購入を躊躇している方、このドキュメントで迷いや疑問が晴れただろうか。
さあ、衣類乾燥機を買おう。