恋ヶ窪のロマン。
くじら日和です。
私の生活圏内の道路標識に、恋ヶ窪と書いてあるんです。
たまに、ありますよね。
あまり近くない地名を書いた標識が。
恋ヶ窪が、一体どこにあるのか。
本当は知りたいような、知りたくないような。
恋ヶ窪。恋ヶ窪。
大学時代の空気がよみがえってきます。
私の憧れの、
とっても素敵な同級生。
写真学科で、いつも一眼レフを首からぶら下げていたあの子。
あの子が住んでいた街が、恋ヶ窪だと聞きました。
当時は、恋ヶ窪なんてロマンチックな名前を聞いて、どこだかよくわからないけど、
恋ヶ窪が憧れの街になったんです。
行ったこともない、恋ヶ窪。
現在になっても、私の生活圏の道路の標識に
いつも、ロマンが書いてある。
買い物をして大根を抱えて歩いていたり、
子育てで悔しいことがあり、泣きながら自転車をこいだこともあったのですが、
そんな時にも、
恋ヶ窪の標識は、私の人生に、ロマンを運んで来る気がしていて。
だって、右に曲がると恋ヶ窪って書いてあるんです。
なんか、励まされている気持ちになるんですよね。
それで、本当の恋ヶ窪に行くべきか、行かないべきか悩んだのですが。
今日、恋ヶ窪まで自転車で行ってみました。
1時間くらいかかりましたが、
無事に着きました。
恋ヶ窪は国分寺市にあるようでした。
そもそも、窪という字は、池みたいなことを表しますよね。
たしか、高校生の時、古文で習いました。
だから、恋ヶ窪は、恋をして、叶わなかった女性が、身を投げた場所なのだろうと
勝手に解釈していましたが、
本当はどうなんでしょうね。
現実に恋ヶ窪という場所があり、
私のチャリンコ圏内であったこと。
それでも、やはり、恋ヶ窪は
私にとって、青春のかけらがある場所でした。
ちなみに、その憧れの子は女の子です。
ベリーショートの、かわいい方でした。
写真のモデルをしたのをきっかけに、
仲良くなりました。
いや、モデルって言っても、きれいだからとかじゃなくて。
写真学科に写真のモデルを頼まれたりするのは、普通のことなんですよね。
私、通りがかりに頼まれて映画学科の映画にもエキストラで出てましたしね。。。
恋ヶ窪。懐かしいです。