ミシンの話。
先日、とても素敵なスカートを買いました。
服のタカハシさんで、激安の590円です。
服のタカハシさんは、今話題の、メーカーの過剰在庫のものを安く売っているお店です。
買ったスカート、スモーキーな青で、
一目惚れでした。
ウエストが入るかだけ、気にして試着したのですが、家に帰ってはいてみると、なんと、長すぎて、床に着いており、布を引きずる感じ。
私は、160センチなので、たいていの方に、長すぎな、人を選ぶスカートだったのです。サイズはMからLというざっくりとした表示でした。
このスカート、裏側をみてみると、
ブランドのタグが切り取られ、
新しく聞いたことのないブランドのタグが縫い付けられております。
それはタカハシあるあるです。
メーカーの方が、売れ残りを流す時に、自社のブランド名が入っていてはファンをがっかりさせてしまうための、気遣いなんだろうと思います。
で、洗濯表示のついている、あのタグ?みたいなものを確認すると、
そちらも、切り取られており、新しくつけられているのですが。
レーヨン100%と書いてあります!
でも、スカートは実際には、綿のダブルガーゼだと思われるんです。肌触りがよいところが気に入りました。
謎すぎます。
スカートの裏を見てみると、縫製がとてもきれいでした。
スカートの布地を縫い合わせてある部分が袋縫いのようになっています。
普通は布を縫い合わせたあと、まとめてロックミシンをかけるだけの服が多い中、
この、縫い合わせた布の端っこがペラペラ出ないように、布の端を隠す、
手間のかかる縫製が施してありました。
この、きれいな縫製を見て、作った方の愛情を感じたので、
スカート丈をつめることにしました。
2時間ほど、かかりました。
下から3センチ切って、アイロン定規で、1センチ、2センチと折り返しまして。
アイロン定規って便利ですよね。
そのままアイロンがかけられる定規でして、布を折り返しては、アイロンをかける作業に没頭いたしました。
ティアードスカートの下の部分が6
センチなくなることで、全体のバランスは変わってしまいますが、
どうにかただのスカートが床に着かない長さになりました。
このスカート、もとは身長が166センチの方がギリギリ引きずらない長さということですね。
素敵なスカートなのに、sizeを発注ミスしたものなのですかね?
600円の激安スカートに、結局2時間も手を掛けた話でした。笑。
ただ、とても楽しいし、満足です。
久しぶりに、ただ手を動かす楽しい時間を過ごしました。
愛着がわきましたので、
この夏はこちらをはいて、お出かけします。