[図式解法]ダイオード回路の解析のやり方
ダイオード回路の図式解法による解析の手順は以下の通りです。
回路図を描く ダイオード回路の回路図を描きます。
ダイオードの極性を決定する ダイオードは、通常、極性が決まっています。回路図を見て、どちらが正極でどちらが負極かを確認します。
ダイオードの特性曲線を描く ダイオードの特性曲線は、ダイオードの動作に基づいて描かれる曲線で、電圧と電流の関係を表します。特性曲線を描くことにより、ダイオードがどのように動作するかを把握することができます。特性曲線は、ダイオードの型番やデータシートから取得することができます。
回路を近似して描き直す 特性曲線を元に、回路を近似して描き直します。ダイオードを理想的なダイオード(逆バイアス時の電流が0で、正バイアス時には電流が無限大になる)と仮定することが一般的です。
方程式を立てる 回路を近似して描き直した回路図から、回路に流れる電流を求めるための方程式を立てます。オームの法則やキルヒホッフの法則を使用して方程式を立てます。
方程式を解く 求めた方程式を解き、回路に流れる電流を求めます。このとき、ダイオードが逆バイアス領域にある場合は、ダイオードに流れる電流は0であることに注意してください。
以上の手順を踏むことで、ダイオード回路の図式解法による解析が行えます。