少年野球楽しくなってきた!!4年生(勝つチーム作り編)
こんにちは。少年野球おじです。
前回はチーム作りのピッチャー編をしてピッチャーに特化した内容の記事を書きました。
今回はジュニアチームにおける勝つチームとはどういった所がしっかりしているかを書いていきたいと思います。
チームの意向として
まず、勝つチームになる為にどうしても越えられない壁があります。
以前の記事にも紹介したのですが、学童野球には少年団と連盟という2つの大きな団体があり、どうしても少年団の場合は勝利至上主義になれない構造になっているチームがあります。
私の知り合いでもジュニアで話をすると、4年生が9人在籍。3年生が6人在籍しています。
4年生の7人は上手な選手。2名はまだフライも捕れない状態。
3年生の3人は上手な選手。3名はまだフライも捕れない状態。
この場合にも少年団の中には上級生からスタメンとして使うべきだという声が大きいので、フライが捕れなくても、4年生の2名をスタメンとして使わないとダメな状況です。
これが連盟になると、当たり前に3年生の上手な選手を使います。
2年生でも上手であれば使います。
これが選手のモチベーションとなり、もっと上手くなろう!!この状態をキープしないと、自分もスタメンでは無くなる!!と練習の意欲も出てきます。
これは本当に良し悪しですが、勝つか負けるかという話になると、圧倒的に実力主義の方が勝ちに近づきます。
※少年団と連盟について詳しく記事にしておりますので、ご参考にしてください。
強いチーム、勝つチームとは(ジュニア時期において)
上記のような事も踏まえて、強いチームとは常勝チームとはどういった所に違いが出るのか、思いつく限り羅列していきます。
1 試合前の準備が出来ている。
2 試合や練習での集中力が高い。
3 ミスを恐れず果敢にプレーが出来ている。(ベンチもミスを受け入れ、チャレンジに重きを置いている)
4 ベンチの雰囲気が常に前向き
5 基礎練習がしっかり出来ており、捕球や投球に基礎がしっかりなっている。
6 一人一人の役割が明確化され、自身で皆が理解している。
7 ベンチにいる選手も同じように戦っている。
8 ミスの後、切り替えがしっかり出来ている。
9 練習試合を練習と思わない。試合は全て同じようにやる。
10 仲間同士のコミュニケーションが密である。
11 キャプテンがしっかりチームを引っ張っている。
12 選手の目標意識が高い。
13 チームファーストの意識が根付いている。
14 相手チームのリスペクトを忘れない。
15 選手が野球を楽しんでいる。
思いつく限り書きました。もちろん強いチームには戦術もあり、パワーもあり、サインプレーも出来るでしょう。
ただ、今はジュニア時期において、上記が出来ていればおそらく全国レベルまで行く事が出来ると思っております。
では紐解いていきます。
1、試合前の準備が出来ている
強いチームは試合前からもうすでに強そうです。キャッチボールも無駄にだら〜としたボールを投げずに、キチッと1球1球投げてます。
また、時間になれば、円陣やバットを振るなど、監督やコーチに言われず出来ているチームが多い。
2、試合や練習での集中力が高い
準備にもあるが、全ての事に集中して、今やるべき事をしっかりやっている。
無駄な喋りも無いし、黙々といつものルーティンをこなしている。
3、ミスを怒れない。
守備にしても、打撃にしてもミスを全く恐れていない。
ミスするのを頭に入れて、後ろがしっかりカバーをしたり、打撃においても、ミスする事が頭の片隅にあるので、次のリカバリーが早い。
ミスを怒れない守備は逆にミスをしない。
4、ベンチの雰囲気が常に前向き
監督やコーチも試合中に怒ったりしない。いかに試合中は持っている実力を出し切れるかどうかが大事。いつものパフォーマンス通りにさせる為にベンチからはプラス思考の発言しか聞こえてこない。
5、基礎練習がしっかり出来ており、捕球や投球に基礎がしっかりなっている。
捕球体制にしても、投球動作においても、基礎練習がしっかりしているからこそのプレーが目立つ。特にジュニア時期においては、ほとんどの場合、この基礎的な動きでそつなくこなせる場合が多い。
6、一人一人の役割が明確化され、自身で皆が理解している。
各ポジションにおいて、自身の動く場所やカバーリング、今すべき事、今いるべき場所をしっかり把握し、理解している。バッターやランナーも同様。
7、ベンチにいる選手も同じように戦っている。
これは本当に良く思う。ベンチでスタメンでは無いからと言って、ボ〜っとしている選手はいない。今必要な声掛けや、必要なアドバイスを常に発信し、9人プラスこのベンチが戦力なので、9人以上の力を出せる。
8、ミスの後、切り替えがしっかり出来ている。
ミスの後というか、ミスはあるものと認識しているので、いちいち落ち込まないし、引きずっている選手がいない。それをしっかりインプットし、練習に活かす事が出来る。
9、練習試合を練習と思わない。試合は全て同じようにやる。
これね。すごい大事な事と思います。練習試合で勝っていても、反省点は山ほどあるし、負けると、ものすごく悔しそうにしている。
やはり、試合はどのような試合であっても負けてはいけないという気持ちの意識がある。
10、仲間同士のコミュニケーションが密である。
試合中は本当によく話合っている印象がある。そこには余計な話もしているが、実はリラックス目的もあり、決して余計ではない。
試合後も選手同士はもちろん、監督、コーチと本当によく話合っている印象。
11、キャプテンがしっかりチームを引っ張っている。
もうね。強いチームは背番号見なくても、誰がキャプテンかすぐにわかります。
ぺちゃくちゃお喋りしているキャプテンはいません。
びっくりしたのが、監督、コーチのミーティングにお〜い始めるぞ〜と言って普通に入っていた事。必要ですよね。キャプテンのミーティング参加。
12、選手の目標意識が高い。
これね。4人、5人だったらダメなんですね。全員が意識が高い。
レギュラー、ベンチ関係なく。監督、コーチも意識が高いし、結果にしても目標意識が高い。外野がフライ捕って、大拍手が巻き起こるチームでは無いですね。
(うちのチームはそうでしたが・・・)
13、チームファーストの意識が根付いている。
根付いてます。完全に。4番のめちゃ体格良い子も普通にバントしますし、1点取る為にはどうするか。自分が犠牲になるのか。チームにとって良い選択を常に考えてますし、意識付けされていると思います。
決して、自分が3安打打ったからと負け試合で喜んでいる選手などいません。
14、相手チームのリスペクトを忘れない。
これね。一度あったのですが、強豪チームと戦った時にキャプテンと副キャプテンが30番、29番、28番の背番号がついている監督やコーチに試合終了後に挨拶に来るの。私はビックリしましたよ。その後、選手にも大きな声で挨拶。
我がキャプテンはお母さんにもらったアイス食べてました。小学生らしいでしょ笑
15、選手が野球を楽しんでいる。
これですよね。一番大切なのは。
ただ、どこに楽しみの重きを置いているかですよね。
強いチームは勝つ事に野球の楽しみを凝縮させている気がします。
でもジュニア時期だから
まあ、色々書きましたが、私も書いていて、こんなん出来たらそら勝てるわなと思いました。
ジュニア時期にとって、上記の15個のうち、いくつぐらい出来るかを目標においても良いかな〜ぐらいに思ってます。
ただ、勝つ!!を主眼に置くと、強いチームはジュニアでも当たり前にしています。
これには、ジュニアだけ頑張っても無理だし、チームとしての取り組み、上級生も同じようにしていたか。上級生から下に流れてくる部分も多いと思いますので。
でも、ジュニア時期は15番目の野球を楽しむ事が一番大事なのでは無いでしょうか。
でも、ジュニア時期に習得しておくと、後々が本当に楽になってきます。
野球をしていく上で必要な事だから。
本日はこのあたりにさせていただきます。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。