《実話怪談》(霊にみいられた体験談)電車内で私を見つめる男性

まだ私が高校一年生の時の話です。
ある秋の夜　とても怖い夢を見ました
それは真っ暗な所に男の人が立っていて私をじっと見ています。何故かとても怖くて早く消えないかなぁと思うほどリアルな夢でした。
朝には嫌な夢を見たなぁ　ぐらいで
学校に行く頃にはすっかり忘れていました。

学校の部活が終わり、いつも一緒に帰る友達のA子と同じ電車に乗りました。
普段は　よくある形の電車🚃ですが
その日は珍しく赤いパノラマカーが来て
ラッキー！と思いました。いつも乗る電車は今では殆ど見ないタイプで窓を手で持ち上げて風を入れなければならない冷房のない電車でしたから(^^;

たまたま二人掛けの席が空いていました。
4両編成の3両目の連結部分のすぐ左側の席です😃
電車の進行方向に歩き左側の座席の通路側に私は座りました。友達のA子は窓際に座り
2人隣同士に座っていつものように今日の部活の話をしていました。

各駅停車だったので自宅の駅迄40分位かかります。A子は私より3つ手前の駅で降りるので、その間いつも冗談ばかり言って楽しくしゃべっていました🙂

電車が動き出し、3つ目の駅にさしかかった頃　私をじっと見る誰かの視線を感じました。私は時々　この世に存在しない人を見たりするのでまさかとは思いましたが、
恐る恐る　
斜め右側(1メートルもない距離)の
連結部分のドアの中をそーと見ました。
そこには、灰色の背広を着た中肉中背の男性立っていました😖
眼球はなく目があるだろう場所には、恐ろしいほど大きな真っ黒な穴が２つありました。
そしてその人は、まっすぐ正面を見て立っていました。ドア🚪の半分から上がガラスで私からは上半身しか見えませんでしたが

私はこの世の人ではないと直ぐわかりました
そして前を見ているはずなのに、視線は刺すぐらい鋭く私をずっと見ています　
結構混んでいた電車ですが、そこには　私と前にいる男性のみしかいない孤独な気持ちでした。
早く消えて!!!🙏
全身鳥肌がたち震えが止まりません😣

隣のA子はまだ楽しそうに話していましたが私はそれどころではありません
全身悪寒が走り鳥肌がたち夢であってほしいと思うほど心臓か飛び出しそうでした。

私の様子が変なのにやっと築いたA子は
怯えている私に　"どうかしたの"　って聞いてきました。

あそこに幽霊がいるんだけど見てくれる!!!　って絞り出すのがやっとの声で私は言いました。
でもA子は
｢誰もいないよ｣　と言うので少し安心して
もう一度恐る恐る見ることにしました。
でもその場所には、やっぱり立っていました😣
その間も鋭い視線はとても強いものでした
もう気が狂いそうです😱
A子には全く見えないらしく何度も心配して
"誰もいないよ"　"どこ"　って言ってくれますが
刺すような視線が強すぎて
見なくても、そこにいるのは間違いなく
どうしようもありませんでした。
A子が私の降りる駅迄一緒に行ってあげようか？と心配してくれましたが部活の後で外は真っ暗🌑
とても頼めませんでした😔
そうこうしているうちにA子の駅に着いたので心配してくれながらも彼女は降りて行きました。
私も、もうすぐ降りる駅です🚉
降りなくっちゃ!　でも体が硬直していて
立てるかどうか不安でしたが、必死で立ちました。
ついてきたらどうしよう😩
私は連結部分を見ないように下車しました。

自宅迄20分　暗い道を通らななければならないので本当に生きた心地がしませんでした😢
振り返るのも怖くていつもより、とても長く感じられました。
やっと家に着き母親に今おきたことを話しました。母親はまるでわかっていたかのように、お守りをくれました。今思うと母も霊感があったみたいです。

私はそれから長い間お守りを肌身離さす持っていました。
やっと冷静になって考えると
私は電車に乗る１日前に夢でその場面を見ていた事に築きました😨

次の日学校へ行くと
クラスの友達が何か興奮ぎみに話しているのが聞こえてきました。
私が電車の中で霊をみたその日の
5時間ほど前だそうです
サラリーマン風の男の人の
人身事故があったようです。
その場所は、私が霊を感じた駅付近でした。

何もかも　つじつまが合いました。
私の夢に出てきた時は、まだ生きていたはず
何故見ず知らずの人が、私の前に　2日に渡って出てきたのでしょうか？
こんな体験は２度としたくないと思いました。
お守りのおかげか暫くは平穏な高校生活をおくる事が出来ました😌
色々と疑問が残る体験でした。

長いお付き合いありがとうございました🙏