小説を読み、コーヒーを淹れること
おはようございます。
かなり久しぶりです。
書き始めるにあたって、ふと仕事と人生、勉強、社会に対してなにができるのか、またはしたいのかを考えていました。
答えは出ていません。※書いていくうちに見えてきましたが。
生きるとは、に近い内容ですから、生きながら、仕事、生活をしながら考えることなのでしょう。
この後書き進めるようと頑張ってみたのですが、1回すべて削除しました。本当の本心ではないように感じたからです。
言葉は自己を形成(予言)してしまいますので、無意識に刷り込みの情報をそのまま書き進めてしまい、自己満足的に終わります。
世の自己啓発書の類からの影響も強いのでしょう。ついつい努力、継続、自己改革、変革、構造化、フレームワークなどに意識が向いてしまいます。
話がすこし逸れるのですが、先の選挙で国民民主党の玉木雄一郎さんが一躍有名になり、過去動画でも一貫して同じメッセージを発信しており、信頼できます。ここまでの積み重ね、仲間の作り方、熱量、戦略など、生き方としてとても参考になるように思います。メッセージを明確に、だれのために働き、何を勝ち取りたいか。対決ではなく解決が若者に響いたといわれています。
20代から30代の報われない世代に焦点を当て、20代の若者の社会への不信感、生きる不安を救い上げてくれた。私たちの1票が社会を動かすことができる。優秀で、戦略的で、信じれる集団が社会に誕生したのだと、心が少し明るくなってくる心地です。
もう40代になった僕は、20代からみたらおじさんになります。若者のつもりでしたが、玉木さんを見習って、若者のつらさが分かる大人として引っ張っていきたいと思う今日この頃です。
どう生きればいいのかについて悩むと、今できることをやる、に至ります。
仕事を通じて社会貢献する。
どこの組織にいても同じです。
フリーランスになったとしても、なにか行動を起こすでしょう。
社会的インパクトはどうなのかを気にせず、関わる人たちを笑顔に、心を少し軽くできる人間でありたい。
人の悩みを解決してあげること。シンプルに考えて、複雑に絡んだ糸をほぐして丹念にほどいてあげたい。
簡単に、シンプルに、変数を明確にして、わかりやすくすること。
じっと観察して考察を深め、アイデアを提出し実現する。
小さいころからそうせずにはいられないのだから、そのような仕事を選んだし、そうしていくのだろう。
組織が大きくなれば、必ず事務所が必要で、さまざまなシステムや人が交錯してきます。それを構造化し、分析し、ルール化し、物理的に環境を整備し、運用の仕組みをビルトインする。
この仕事は30歳の時に教えられ、のめりこんで研究したし、実践をしてきた。様々な組織で特有の課題がある。それを丹念に調べ上げ、自分では「地図」と呼んでいるが、事業の領域やリソースの地平線、領域に線を引き、課題を見出し、優先順位を定め、実行し、経過を観察し、工夫と改善を試みる。
28歳で1級建築士に合格して、将来安泰かと思ったけど、そんなわけではなく、何を専門の領域として深堀するか、そのスタートに立っただけだった。
建築が好きで建築家になりたいと漠然と考えていたけど、建築よりも、本が好きだったり、インテリアが好きだったり、コーヒーが好きだった。村上春樹の1Q84が読みたいけど、試験があるから読めない。人生に制約をかけたくないので、資格なんかは早く取って楽になりたかった。
「小説を読んで、コーヒーを飲める人生が一番なのだ。」
ようやく答えが出た。
小説を読んで、コーヒーを淹れて飲む人生。
このために僕は仕事をするし、人を助けるし、家族を見守っているのだ。
休日の朝、アップルミュージックでクラシック流し、コーヒーを淹れて書き始めたのだけど、すでに実現できていることが本当にやりたいことであることが分かりました。
とてもシンプルで、簡単。でも、比較したり、メディアの情報を鵜呑みにしていると簡単につまづくし、井戸に落ちる。
深い井戸の底で自分の人生の回路に結び付くまで自問自答しなければならなくなる。
社会で生きていくというのは、泥水の中を泳ぐようでもある。
時には、きれいな空気を吸い、体を鍛え、ひとりで身を清めることが大事です。
答えはとてもシンプルで、目の前にある。