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ハワイ語

アメリカの公用語は「英語」と思っている方も多いと思うのですが
実は国単位で公用語は定められていません。

ただ、州の法律として公用語を定めているケースがあり、
基本的に、それは「英語」になっています。
そして、州によっては英語以外の言語も、英語と並行して
公用語に選ばれていることがあります。

そう、ここハワイ州では、
英語に加えて「ハワイ語」が州の公用語に指定されています。

ただ、ハワイ語は歴史的に使用禁止だった時期もあったため
ハワイ語を残していこうと活動している人がいますが
現実的には、日常的には英語の会話とハワイ語の会話が
混じっているという状況ではなく、一般の会話は英語です。

ただ、日常の会話の中にハワイ語の単語が普通に使われいて
緩やかにハワイの文化を継承しています。

よく使われるハワイ語

ハワイ語で一番有名なのは、
なんといっても「アロハ」でしょう。

こんにちは、のような挨拶に使われるだけでなく
感謝や愛情など状況によって色々な意味を伝えられます。
アロハスピリットと表現されるくらい
ハワイの文化そのものを表現している言葉です。

その他にも
ありがとう「マハロ」
ようこそ「エ コモ マイ」
賢い、スマート「アカマイ」
などの単語は、
Thank you の代わりに Mahalo とお礼を言われたりと
普通に会話に出てくることもあるので
ハワイにいらしたことのある方には馴染みがある方も多いはず。

また、家族・共同体を大切に考え
自然と一緒に過ごす意識の高いハワイアンの文化から
こんな単語を聞くこともあるかもしれません。
家族「オハナ」
海「マカイ」
山「マウカ」
奇跡・生命力「マナ」
心身が健やかで調和の取れた状態「ポノ」
よく使われる単語からもハワイアンの癒しの文化が伝わってきます。

逆に難しい

実はハワイ語は、発音がローマ字読みに近いため
私たち日本人にとってはそのまま読めるので馴染みやすいです。

ただ、逆にハワイ語を知らない英語圏の人にとっては
全てがローマ字読みなので紛らわしいようです。

ホノルル空港からワイキキに向かうハイウェイの途中に
Like Like Hywというサインがあります。
これ、実はリケ・リケ・ハイウェイと読むのですが
英語圏の人は大体ライク・ライク・ハイウェイと読んでしまうそう。

おまけ

ちなみに、実は、日本でも公用語を定める法律はないそうです。
日本語を使うのがあまりに当たり前だからなのかしら。



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