つけ麺界のアライバ
みなさんはシナジーをいつ感じるだろうか。
私が初めてシナジーを感じたのは小学生の頃。中日ドラゴンズの荒木と井端の二遊間を観てシナジーを感じずにはいられなかった。あの二人にしか捌けない打球が確かにそこにあった。
らいこうにも、この店にしか出せないシナジーが確かにそこにあった。
カウンター席に着いてラーメンが出されるのを待っていると隣の男性客の元に麺が入ったどんぶりが一つと種類の異なるつけ汁が入ったどんぶりが一つずつ運ばれてきた。今まで数多のラーメン屋に足繁く通ってきた小生もこの光景を目撃したのは最初で最後だった。
隣の男性客は満足気につけ麺を食すと慣れた口調でチーズ雑炊を注文した。二種類のつけ汁に締めのチーズ雑炊。つけ麺界の荒木と井端がどんなシナジーを起こすのか。横で見ていた本官はまるで野球の試合を観戦している童のような面持ちだった。
自分では食べてないからわかんないけどすごい美味しそうだった。