ニャンの幸せ
ニャン達にシャーシャーされると
いつもガックリするし
ニャンのホントの幸せを考えます
特にターくんは怖がりで
肉球をちょっと触っただけでも
シャーして
なんだよー やめろよ!
みたいな顔します
私は
イジワルしてないよ
大切にしてるよ
少しわかってくれると嬉しいな…
とゆっくり話します
そうすると 目をしょぼしょぼかせて
困った表情を見せてくれます
ターくんはどんなノラニャン生活を
していたんだろう
我が家に来なかったら
どうしていたんだろう…考えます
私が実家で飼っていたニャンは
家も外もが生活の場所で
夕方になるとご飯に帰ってくる
自由気ままな生活をしていましたが
親ニャンが
しっかり 猫教育をしていた
由緒正しい猫でした
とにかく食べる事が
生き抜く力なので 徹底的な教育ぶり
ある日
庭の真ん中に
袋入りの菓子パンが落ちていて
母ニャンはそれが食べ物である事
食べ方を教え
その次は
鯵の干物など
いわゆる泥棒猫やってました
人間の食べ物が終わると 狩になり
昆虫 ネズミ スズメ ヘビなど
あらゆるご飯なる物を
一緒に捕まえて遊んで
時には食べさせたのです
おかげで かなり狩の上手な仔ニャンになりました
そんなある日 大きな鯉が
ウロコハゲハゲで
庭の真ん中で飛び跳ねていました
アーア やっちまった!
小学生ゴコロにもカナリヤバイ!
と思いましたが
すでにハゲハゲ
どうしようもありません
母に報告すると
取り敢えずバケツに入れなさいと
言われやりましたが
これどうするの?
持ち主はきっとあの家
知っていました 大切にしていたのを
数日して
そこのおばさんから苦情がきました このままでは許せない
三味線の革にしてやる と
ママネコを保健所に連れて行くなどと言われ
母は 何処か遠くに置きに行きました
ママネコは 1週間後
痩せ細って帰って来て
子ども達を撫で撫でして
気がついたら居なくなって
それ以降姿を見せませんでした
ニャンの立派は心意気を感じました
私にとって ニャンの原点は
あの野生の猫なんです
つくづく思います
ニャン達と遊んでいて
野生味が見えると
なんだかホッとします
ネコとしてチャンと生きている
ウチの仔達にも 時々
あんたは ホントに しあわせ❓
って聞きたくなります
まあ よくは分からないと思うけど…
人間の都合で ノラニャンできなくなってしまったけど
ニャン達が 幸せでいてくれる事を
心から望みます