好きな惣菜「発表」ドラゴン
好きな惣菜発表ドラゴン、好き好き大好き
私はTwitterに投稿された替え歌がきっかけで知りました。ゆるっとしたテイストのドラゴンが、好きな惣菜を「発表」してくれる。Eテレで流れてるような優しい歌だ。YouTubeのコメント欄を読んでるだけでもほっこりできてしまう。
ところであなたは発表は好きですか?最後に発表したのはいつですか?発表して拍手をもらった経験は?
好きなものを「紹介」ではなくて「発表」してくれる所がいいなあと思った。
4月2日現在、本家のドラゴンより心持ちふくよかで、人間さんよりも小さな個体のファンアートがたくさん投稿されているのを観測できる。ドラゴンちゃんと呼びたくなる可愛さがどんどこ付与されていった。庇護欲みたいなものが湧いてくるのは何故だろう。以下、妄想。
大勢の観衆を前に少し緊張しながらも、自分の好きな惣菜を教えてくれるドラゴンちゃん。画用紙に「とんかつ」と書いて掲げながら発表しているかもしれないし、歌に合わせて暗唱してきた好きな惣菜をリズムよく発表しているかもしれない。ドラゴン学園初等部みたいな学校の発表会で、各々好きな惣菜を群読形式で発表しあっていてもいいな。それをビデオ片手に温かい眼差しで見つめる人間さんや先生、とか。中等部や高等部になると、ちょっとお堅くなり「好きな惣菜弁論発表会」なんかになっちゃってスピーチしてくれるのかも。そしたらもうまるまるとしたドラゴンちゃんではなくて、背が伸びてシュッとして頼もしい感じがするドラゴンさんだね(泣)ステージ上で、朗らかなピアノのメロディにのせ「発表」してくれるドラゴンちゃん。ピアノを弾く先生に「きんぴらごぼうかな?」と問われ「それってきんぴらごぼうだね きんぴら大好き」と掛け合いながら「発表」してもいい。
もう胸がいっぱいだ。「好きな惣菜が また出てきたその時は 発表したい」というラストなんて素晴らしく愛しい気持ちになる。ひたむきで、素直で、悪意のない純粋なメッセージ。ドラゴンちゃんは好きな惣菜を食べられて美味しかったことだけじゃなくて、「発表」することにも喜びと楽しさを感じているんだ!まだまだ成長途中のドラゴンちゃんの姿が思い浮かばれ、これからも一緒に暮らしていきたいという思いになる。これが庇護欲なのかなあ。
ただ「発表」しているのかもしれないけど、そこにひたむきさがあって感動する。と同時に、幼い頃の純朴で楽しかった(美味しかった)素敵な思い出が懐古され、ノスタルジックな気分にもなる。聞いてるみんなが優しい気持ちになるのは「発表」しているからなんだよ、と言いたい。
(これを書いているときに度々サムネイルのドラゴンを見直して「あら、案外ゴツいんだったわね」と思ったりした)
toothless dancing ミームや、冬アニメ(2クール!)ダンジョン飯のレッドドラゴン、2024年は辰年だし、ドラゴンがなんかキテるような気がする。「好きな惣菜発表ドラゴン」と作者のンバヂさん、素敵な替え歌の作者さん皆さんの活動を応援しています!!!素敵な作品をありがとう〜
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