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オープンファスナーの先端の断裂を家にあるもので修理した件

ほぼ覚書的に。
蝶棒(画面の金具)の脇が断裂で一部欠損した状態のオープンファスナーを手当した件。
この補修でどの程度もつのかは不明ですが、チキンなため不可逆な補修にはならないよう選んだ結果でもあります。

蝶棒の横が少しでも残っているなら「ファスナー 補強テープ 修理」で検索して多くヒットする、「補強テープのあった場所を、(断裂しているなら糸を何回か渡したのち)瞬間接着剤やポリプロピレンなどで硬化させる」という方法が使えます。

が、試してもないのに「いずれバキッといかないのか」と怯えてみたり(※結局別の服で実行しました、文末「後日談」にて)、そもそも自分が今回直したいと思う白のダウンは前述の通り蝶棒の脇が欠損してそれらができないため、蝶棒と服の間に針金を渡すという方法をとりました。

参考にしたのは以下。パーツ名称や補強テープの貼られ方についても記述があり、大変助かります。
https://chspmedia.com/OldDawnRepir.html

 こちらのサイトでは「完全に蝶棒が離れている」ケースであるため使用されている針金は0.9ミリのステンレス針金ですが、蝶棒の中に残り物がある場合入らないので、今回は(安直に)ホッチキスの針を使用しました。
出来上がりを裏から見た図がタイトル写真。逆側は服地を傷つけないよう折り畳み、さらに直角に曲げ、それをファスナーの残り部分に2本取りで縫い付けました。写真における左辺が右方向に引っ張られないよう、そこも固定しています。
この左辺、服と蝶棒が離れすぎないようにする必要があります。スライダーを引き上げる時に無駄な力が必要になるので。

こんな感じに曲げて上を蝶棒に差し下を縫い付けた


表から見るとこう。
遠目にはあまり目立ってない、つもり。

汚れてるのはご愛嬌ということで、ひとつ。

この状態で使えることは確認しましたが、さらに表面に(箱に差し込める程度に)薄い布かテープ(接着芯かケニヨンのリペアテープあたり)を貼りたいと思っています。それでしばらくは様子見予定。

これ以前にも色々試しましたが、蝶棒を差し込んでスライダを引き上げる際には斜めに力がかかるので、上からテープ類を貼るだけでは実に頼りなかったです。その点において「補強テープの部分を硬化させる」はとても有効なのだろうと思ってはいます。

おまけ。
YKKは自社製品なら修理対応してくれるらしい。が、縫製を伴うのは非対応。(他にも色々)
補強テープの断裂も縫製を伴うので諦めはしましたが、ちょっと感動した。


ケニヨンリペアテープが手に入ったのでついでに逆にも貼ったよ〜
なおドライクリーニングではがれるらしい。

どや

シーズンオフより前に一度洗おうかな…
と思ってた矢先(半月ほど)、リペアテープがぺろんとめくれました。日常着のためのヘビーユーズだからとはいえ、あかんやん!!!
まあ、色々試せて気が済みました。どっちにしろ端のホッチキスは必要だったのではと思ってますし(負け惜しみ)。
快適に使えていたのでテープを張り替えてもいいのですが、下記後日談の後の発生なので、リペアテープの下に瞬間接着剤流し込む予定です。きっと綺麗に仕上がるんだ、きっと…!!


後日談。
意外に手持ちにオープンファスナーの服があることに気づき、片端からチェックしたところ、スライダが樹脂製のものなどはそもそも補強テープなんぞ貼っておらず、カッチカチであることを発見。
それはそれで、蝶棒の脇が欠けていて、元からでないならエポキシ系ででも補完した方がいいのかなあなんて思ってはいますが。

なので、この記事の冒頭にほざいていた「カッチカチだと不安」はそれなりに大丈夫なのでは?という推測をするに至り、意を決して補強テープが断裂しているに留まっている他所行きに「瞬間接着剤を塗って乾く前に先の平たいラジオペンチで押さえ必要があればカッター等で整形する」という方法を実行しました。

ゼリー状瞬間接着剤を片側に塗って実行。
予想通りに(多少は柔軟さを残しはしないかと希望を残してはいたのですが使用量のせいかそれもなく)カッチカチになり。なので経年の末にバキッといくかもはしれないと一抹の不安を持つ私チキンですが、多くの方が仰せの通り、楽で、確実で、とてもいい方法だと思います。(実は去年マニキュアを塗ってみたこともありましたが、それはもちませんでしたとこっそりつぶやいてみます)

やるなら、爪楊枝・先が平たく細いペンチ・先が細く細かい加工に適したナイフ・ハサミがあると良いと思いました。

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