ベランダの害鳥飛来を多分防衛できた件
夏に引っ越して丸2年。去年は害虫に、今年は害鳥と戦ってる。最初は鳩、最近雀。
鳩にはつがいの一方にベランダの床にまで入り込まれて手すりの上のもう一羽と都度追い払っていたのだけど(なので夜越しはしない短時間滞在)、色々試した対策の一つが最終的に功を奏したようである上に最も簡単安価な対策にも関わらず業者サイトに埋もれてヒントさえ拾えなかったので、結局は埋もれるのだとしてもここで共有してみようと思います。
総工費1000円未満、施工時間最短10分程度。
夜越しや巣作りされる前に限る話なのだろうと思いますが、1つ1000円以上するような「鳩対策」製品より効果絶大で、入手も運が良ければ百均で足りるようなものでできるので、居座られる前に、ぜひすぐに。
手すりの両側に壁がある場所限定ですが、少なくとも鳩はそういうベランダを好むそうなので、例外だったらお役に立てませんごめんなさい。(L字のブックエンドをクランプ等で手すりに固定できればそこに取り付けられるかも)
一応、フンなどが残っていれば衛生面の問題だけでなく鳩自身の匂いが残って居着きやすくなるらしいので、それは事前に塩素系漂白剤を薄めたのをゴム手袋とマスク装着で使って綺麗にすると良いらしいです。うちはこれとわかるようなのは無かったけど、匂いが残ってるならと思って拭き掃除などしました(それだけだと鳩避け効果は無かったですが)。
で、話を戻して、まず何を用意するか。
テグス(0.2mm)と仕切り板(引き出しの中などに使う)、塗装用のマスキングテープの3点です。これでベランダ手すりの上に見えない障害物を作ります。
「布団をかけたい」すみません、布団をかける時だけ解除できる商品があったはずなのでそちらを。
うちで用意したのはこちら。
右上の「高儀(TAKAGI) 防鳥びっくりテグス」が今回の肝その1。不要なほど長くて400円弱。調べたら0.2mmだったので、百均で買うならその太さで。張り渡す時に中央に棒を挿して持つとすごく捗るのでおすすめ。
今回の肝その2が左の「仕切り板」、ダイソーで買いました。10cmのですが、8cmの方が使い勝手がいい気がします。まあどっちでもいいんだ。
あとは、黄色いのが3Mのマスキングテープ。手でちぎれるのに水に弱くもなく、粘着力も割とあるのに綺麗に剥がせるのでうちでは常備品です。これも百均で塗装用のマスキングテープを選べばよいかと。それなりにはがれにくく水に強い必要があります。
もうここまで話したらあとはお分かりかと思います。
ベランダ手すりの両側の壁に手すりの幅に合わせてカットした仕切り板をマスキングテープで固定します。貼る前には汚れなどを綺麗に拭いて乾かしてからね。
その溝に合わせてテグスを渡します。
鳩対策の方は高さ12cmくらいに糸を張りました。
こんなに密でなくてもいいかもしんない。
最後に上側もマスキングテープで固定して剥がれての落下に備えます。
これで出来上がり。
こっから、「やってはいけない」をつらつら。
「鳩が嫌う匂いで対策」効果ゼロでした。鳩は嗅覚が退化してるらしい。
「鳩避けジェル」乾いたら硬くなるのは全く意味なしで剥がすのが大変なだけでした。
いずれもお値段4桁…まずは、テグスと仕切り板とマスキングテープを買いましょう。
白状すると、鳩のつがいの片割れが入り込んだ側のベランダは、手すりのテグス設置と同時に床一面にも15cm間隔くらいでテグスを渡しています。園芸用の支柱を植木鉢で固定して、支柱にテグスを結びつけては渡す作業だったので手間ではありましたが、ぱっと見わからないし引っ掛けないサンダルで歩けば行き来の不都合はさほどありません。
それで2日ほどして「やはり不安！」と手すりのテグスだけ撤去して禁断の××(下リンク参照)を設置し直したのですが、どうもテグスで「二度と来るか」になったようで。今のところ、鳩は来た形跡がありません。
中に入り込む前に一旦は手すりに止まるというし、少なくとも片割れは手すりに留まってたので、手すりの対策だけでも効果があったと思って今回の「1000円未満で10分程度」の煽りをつけてみた次第。手すりだけでは不足なのだとしたら、ごめん。
とはいえ、どれほど忙しくても、手すり分のテグス張りだけは早急にやる価値があると思います。
ここまで粘着力が高いのはどうもと思うなら、ずっと以前に使ったことのある農業資材ですが「トルシー」というのも使えるかなと思っています。
雀対策は先ほど設置したので効果はこれから観察ですが…鳩はね、そんな理由で「来ていない」を確認できているので、ほっと一息つけていますよ。ホムセンの鳩避けジェルなんていらなかったんやあ
追記
鳩対策から2ヶ月弱、雀対策から1ヶ月弱。
トリの類は全く来ておりません。
見てくれと不便解消のために、頃合いを見て粘着シート設置もテグスに戻します。
やったぜ。
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