【雑感】都会移住の時代はくるんですかね
最近、オープンデータに興味があります。
月単位で出る自治体の推計を見て、コロナの波と高齢者死亡の強烈な相関に唸ったりしてます。
その中で気になるのが、高齢化の県で近年60代付近丙午以前がバランス的に少ないように見えることです。
この世代は体が弱いか、田舎にはいないか。多分後者かな?と思います。
考えてみると、この世代はバブルで多くがそれなりの職につけ、財力もあり、年金的にもわりと逃げ切り。
地方の出身で一生都会で暮らし続ける人も増えるのかな、と思いました。昔は長男は退職後田舎に帰って家を継ぐ、みたいなのありましたけどね。
ちょっと強引ですが、夏場のエアコンが「甘え」から「命綱」に変わったように自然の厳しさが増していく現代、人類を守るという都市本来の機能が見直されているのかもしれない、と思います。町中のマンションも増えてますしね。
一世代前は車と配電の広がりにより郊外でのびのび暮らすのを自由とした気がしますが、そんなに自由じゃないし、大きな話にすると、個々が車で動くことで環境は破壊され、僻地まで物や電気を運ぶロスの大きさとか、むしろ地球を害する。労働の負荷は増えるし、特に公務の負担は増える。
昔は都会に出て行く若者が身勝手となじられたけど、僻地に残りたがる年寄りが同じ事を言われる未来が来るかもしれない。
多様性とか避難場所の確保との兼ね合いですが、コンパクトシティ計画とか言ってるし、思うより選択と集中は迫られているのかな?と。
そうなっても対応できるよう、旧知でなくてもお互いを尊重し、誰でもどこでも受け入れ合えるが干渉しすぎない。
そんな年寄りになりたいし、そういうコミュニティに入りたいと最近思うのです。
思えば、叔母も相当な町中で一人楽しく老後を送っています。
伴侶が亡くなってすぐ住宅地の家を売り、おしゃれな町の大きな駅の裏にマンションを買いましたが、観光の親戚や買い物の友達に立地を頼りにされ、いつまでも若々しくて、しゃべりが達者。アクセスの良さで、旧知から頼まれ仕事が舞い込む事もある。
デパートや商店街を良く歩き、良い医者を選んで、外食もお酒も楽しむ。
町中の大規模建築はユニバーサルデザインをよく取り入れていて安心だし、車を運転する必要が全く無いから事故とも無縁。
どこでも住めば都とはいうけど、そもそも都が良いじゃん、と前向きに骨を埋める感じは、人知れない苦労もあろうけど、一個の人生の正解を見るようです。