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想い出の場所 (秘密基地)
※この話しは過去に書いたものです!それからこの話しに登場するSatoruは俺の一番古い友人、親友です!!
ガキの頃、俺には秘密基地があった。
引っ越しを転々とし、よくばあちゃん家に預けられたが、俺は何処にいても秘密基地を作った。
そんな秘密基地の一つ、そう俺が小学校4年になる頃、転校した時に住んでた家の近くに俺は、秘密基地を作った。
そこは、白い石がたくさん積み込まれていて、その奥に古い建物があった。そう、そこはロウ石工場だった。
そこのおじさんと俺は、いつしか仲良くなり、その敷地の一角に俺の秘密基地が出来た。
俺は、学校が終わると毎日のようにその秘密基地に行った。
そのロウ石の欠片で、基地の中に絵を書いたり珍しい形のロウ石を集めたりしてた。
ある日、学校の友達が学校が終わってから俺の後をついてくる。
気付いた俺が振り向くと「何時も、何処にいくの?」と聞いてきた。
「いいか、絶対誰にも言うなよ!約束するならついて来いよ!」
と俺が言うと「解った、約束する」と言うので俺の秘密基地にSatoruを案内した。
そして、Satoruと二人だけの秘密基地になった。
そんな秘密基地に、俺は、40年ぶり位にふらっと行ってみた。
父方の婆ちゃんの墓参りのついでに行ってみたけど、もうそこにロウ石工場は無かった。
まあ、墓参りは定期的に行ってたけど秘密基地に行くのは久し振りで、何故かふっと思い出して、今でもその近くに住む従姉妹の家からふらっと歩いて行ってみた。
町並みもすっかり変わって、俺は、道に迷いそうになった。
でもね、そのロウ石工場の有った所の空気は、あの時のまま変わらなかった。
その道中の空気もそうだった。
その日は、久し振りにSatoruと会って旨い美酒を呑んで、メシ食って〆にはラーメン食って、想いで話と秘密基地のいきさつなど話した。
Satoruは未だにあの、ロウ石工場のロウ石を大事に、幾つか持っていて、その中の一つを今日の記念に俺にくれた。
ロウ石を見るのも久し振りな俺は、めちゃくちゃ嬉しかった。
それから、そのロウ石は俺の宝物になった。大切な!!
そうして感動しながら俺とSatoruは、〆のラーメンを食いながら、苦しそうにむせはじめた。
俺も、Satoruもしばらくむせ続けた。
そして俺とSatoruは顔あげて、目に涙を溜めて両方の鼻の穴から、ラーメンを垂れ流して声にならない声で「苦しい😣」と言った。
そのあと、思い切りむせて、鼻のラーメンも出して、「ああ、死ぬかと思った!」
とまだ涙目で言ってた。
その後俺もSatoruも涙目を擦りながら、爆笑😁してた。
ウヒャハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!
そんなSatoruと今でもあまり会うことは出来ないが、ずーっと大事な悪友かつ親友です。
奴に会うと、やっぱり笑顔が生まれる。
男同士の、汚い笑顔だけど。
そんな俺の想いでの秘密基地の話しでした。
くだらない話し、最後までお付き合いありがとーございました!😅
終わり
【笑顔STA日記部】
笑顔!!
STA!!
by
Merryhiro