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[外部院試]TOEIC555点→785点まで上げた方法

はじめに

こんにちは、東京大学工学研究科に外部の大学から合格した、🍣うにいくら🍣と申します。

大学院入試に受かるために、英語は苦手だけどTOEICで何としてでも点数を上げたい!という受験生に向けて、私の約5カ月にわたるTOEIC奮闘記を書きました。世間的に見れば785点はあまり高得点ではありませんが、あくまで院試の合格を第一目標とした点数ですので、ご理解いただけますと幸いです。

なぜ院試においてTOEICが大事なのか

大学院入試では、英語の試験を外部のテスト(TOEICやTOEFL)などで代用することが多く、TOEICやTOEFLである程度のスコアを取ることでやっと院試のスタートラインに立つことが出来ます。
東大・京大の出願にはTOEFLのスコアが必要です。それ以外の大学では、(TOEFLでも出願することが出来ますが、TOEICの方がスコアが取りやすいことから)TOEICで出願する人がほとんどです。
大学によっては、○○点以上で英語の点数を満点とみなす、といった指標があり、噂によると東工大では800点、東北大では750点以上を取れれば満点と換算されるようです。
そのため、TOEICで750点以上を取れれば、英語において足を引っ張ることはないと考えられます。

更には、以下のメリットが考えられます。

  • GMARCHレベル以上の学生であれば、大学受験の知識を使って700点を意外と簡単に突破することが出来る

  • 一発勝負の大学院入試当日とは異なり、TOEICは納得がいくまで何度も受けられる

  • 院試直前期の精神安定剤となる

ここでは、主に3つ目のメリットについて詳しく説明します。
院試は、大学受験とは異なり模試などがないため自分の立ち位置も分かりませんし、実力を数値化できるわけでもありません。そのため、自分の勉強してきたことがきちんと身についているのか不安になるときが多くありました。それでも、TOEICでは他人と点差をつけられていることが目に見えて分かっていたので(私よりも点数が高い人は沢山いますが、同志望内での話です)、英語において不利になることはない、専門科目次第で頑張れば受かるかもしれない…といったわずかな希望を持つことが出来ていました。

一方で、TOEICで足を引っ張ってしまうと、その分専門科目(数学や物理など)で巻き返さなければいけない、といったプレッシャーがある状態で院試を受けなければいけないので、精神衛生上よろしくないです…
そのため、少しでも精神的に余裕をもって院試を受けられるよう、TOEICでの高得点を目指しましょう!

私の初期スペック

  • センター英語 約160/200点(記憶が曖昧です…)

  • 高校生の時に通っていた塾で、英文は前から読むことを教わっていた&文法の知識は完璧だった

  • 大学入学後、自主的には一切英語の勉強をしてこなかった

簡単に去年の夏までのスペックを書いてみました。高校生の時には、英語は得意でも不得意でもなく、強いて言えば不得意でした。文法は得意でしたが、リスニングが壊滅的で耳がおかしいのではないかと疑ったこともありました(笑)
また、大学入学後は、TOEICの対策をしなければ…と常に考えていたものの、結局後回しにしていました。そのため、大学受験で必死に覚えた英単語の6割ほどを忘れてしまっていました。

使った教材・サイトおよび勉強法

使った教材を時系列的に紹介していきます。ぜひ参考にしてください!

[1]2022年(院試本番一年前)9月~ 「abceed」

まず最初に始めたのがabceedというインターネット英語教材です。TOEIC対策ではスタサプが有名ですが、個人的にはabceedの方がおすすめです。(以下にURLを貼っておきます)
abceedの強み – 株式会社Globee ヘルプセンター (zendesk.com)

個人的に、abceedの良かった点を書いておきます。
アプリでもパソコンからのブラウザでも開けること
→アプリだけだと、スマホで長文問題などを解く気にならなかったですが、パソコンからも利用できたので広い画面で演習できました。一方で、満員電車の中ではスマホで単語や文法の確認などが出来て、隙間時間を有効活用していました。

TOEIC公式問題集や金フレなど有名教材の音声を利用できること
→私はリスニングに苦手意識を持っていたので、英語の音を日本語の意味へ瞬時に変換できるようになるまで単語帳をやり込んでいました。また、公式問題集にCDはついていますが、CDプレイヤーの持ち歩きなどを考えると、どこでも音声を再生できるabceedはめちゃ便利でした。

実力テストを何度も受けることが出来て、今の実力がすぐに分かること
abceedには実力テストがあり、15分といった簡易的なものから、本番想定の2時間のものまで、様々なタイプのテストを受けることが出来ます。そこから、AIが自動的に採点して、今の自分のスコアを予測してくれます。(さらには、回答にかかった時間も計測してくれます)この予測スコアはかなり正確で、TOEIC1回の受験料が8000円程度することを考えると、実力を判断するのにはとても有効かつリーズナブルであることが分かります。

教材のマーカー機能や辞書機能があること(+知らなかった単語はすぐにMy単語帳に追加できる)
自分が知らなかった単語をマークしておけば復習がもっと効率的になります。また、分からなかった単語をすぐに辞書検索することが出来たのは本当に最高でした!

TOEIC公式問題集のマーク解答用紙があり、自動採点をしてくれること
2時間集中して問題を解いた後に200問を丸付けするの、しんどいですよね…そこで、活躍するのがabceedのマーク解答用紙です!アプリであれば画面をタップ、パソコンならマウスでクリックすることでマークすることが出来ます。5秒もかからないうちに、採点をしてくれて、各大問ずつの正答率や解答するまでにかかっていた時間まで分析してくれるんです。めちゃめちゃ便利じゃないですか…!

(もはやabceedについて1記事かけるのではないか、というほど熱く語ってしまいました…笑)
他にもいい所は沢山あるのですが、abceedならではの長所を書き出してみました。TOEIC受験者であれば、abceedは必須のツールだと思います!課金して損はないです!!(課金しなくてもサービスを受けることは出来ます)
ちなみに、一年契約が一番お得だったので、私は一年間契約をしてTOEIC受験だけでなく、TOEFLの受験の際にも活用しました。

[2]2022年10月 「銀のフレーズ」、「金のフレーズ」、「5分間特急超集中リスニング」

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) | TEX加藤 |本 | 通販 | Amazon

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) | TEX加藤 |本 | 通販 | Amazon

TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング (TOEIC TEST 特急シリーズ) | 八島晶 |本 | 通販 | Amazon

銀フレは大学受験の基礎レベルの単語がほとんどですが、わたしはかなり忘れてしまっていたので基礎固めとして利用しました。また、金フレは銀フレとやや被っている単語もあるのですが、難易度の高い単語(いわゆるTOEIC特有の単語)が多く、頻出の単語がまとめられているので、TOEICの単語帳は金フレが一番おすすめです。5分間の特急超集中リスニングは、この時期にはやや難易度高めでしたが、隙間時間にサクっと出来たのが良かったです。

[3]2022年10月下旬 公式問題集8,9

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8 | ETS |本 | 通販 | Amazon
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9 | ETS |本 | 通販 | Amazon

公式問題集はTOEICの問題の解き方を身に付けるために使いました。難易度はやや優しめです。価格は3000円程度でテスト2回分のみしかないことを考えるとやや高いですが、自分がなぜ間違えたのか分析して、完璧に解けるようにしたらかなり伸びました。(…私は10月に購入したものの、実際に演習・復習をしたのは2月でした笑)

[4]2022年10月下旬 TOEIC第1回受験本番

9月からTOEIC受験を考えていたものの、大学の授業やレポート、バイトで忙しく、銀フレを完璧にして、模試を一回解くことで精いっぱいでした。
そのため、Listeningは今までに聞いた英語の中で一番早く聞こえて(絶対気のせいです…笑)、Readingは時間内に解き終えることが出来ないことはもちろんのこと、英文を読んでいるうちに眠くなってしまい、早く試験が終わってくれ~とまで思っていました(笑)
更に、初めてのTOEIC(というか大学受験後、初めての大きい試験だった)ということもあり、かなり緊張しました。(会場には独特な緊張感があります)
結果は、555点(L285,R270)、まあ勉強していないししょうがないかな、でも院試を受けるにはまずいな、どうしよう…と考えていました。

<<<<<<<<<<以下、有料といたします>>>>>>>>>>
2022年11月以降に使用した教材とエピソードを共に紹介いたします。
シャドーイングが出来るようになったコツなどをご説明します。恐縮ですが、わずかに個人情報が含まれることから有料とさせていただきます。

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