たかが洋服、されど洋服
あきやあさみさん講演会「”なりたい自分”でどう生きる? 服で人生を動かそう!」感想
大学時代の友人と出かけることになり、久しぶりに仕事着以外の服を着る機会がありました。その時、自分の洋服がかかっているラックを見て愕然。
「あれ、色が似たような服しかない……」
好きで選んだわけでもない、とりあえず職場で浮かない服をプライベートでもずっと着ていたことに気が付いたのです。
服が好きでアパレル経験もあるのに、これではなんだかまずい気がすると思ってXでいろんな方のコーデやポストを拝見していた際に、あきやあさみさんの講演会情報に辿り着きました。
服を通しての自己表現にものすごく興味があったこと、今までの服がしっくりこないことの打開策になれば、と思ったのが視聴のきっかけです。
洋服こそ「勝手力」が必要
講演会の中で最初に「勝手力」のお話がありました。
これ、普段の洋服選びこそ大事なのでは? と改めて自分のクローゼットを見返してみるきっかけに。
服というのは一番最初に他人が目にする部分でもあるので、なにかと言及される機会が多い。さらに職場や家族の目などなにかと制限も受けやすいため、気を付けないとあっという間に「好きでもないもの」に囲まれてしまう………!
私は家族がファッション評論家のように口出ししてくる環境だったので(今は良かれと思ってやっていたと分かりますが)、とにかく何も言われないような地味~な服を選んでしまいがちでした。
お話の中の「好きじゃない服を着ると自信が無いから、自信が無い自分に合わせた人が寄ってくる」という趣旨のお話が合った通り、職場では全然自信が持てないし鏡に映る自分も嫌だったので、気の合う人は全然いませんでした。自己開示すら嫌で……。
でも、その制限の中でもおしゃれしようと勝手に工夫することさえしていなかったのが、自信のなさに繋がっていたんですね。
職場の中で服が選べないなら、せめてプライベートの服は勝手に好きなもの着よう! だったり、ポーチの中身は勝手に好きなものばかりにしよう! と自分を守る力を身につけていけるんだなと少し希望が持てました。
コンセプトが決まっている=自分に芯がある
ず~~~~~っと「おしゃれな人になりたい!」と思っていたので、アパレル勤務を通して「おしゃれ」と言われる人の法則がなんとなくわかってはいたのですが、なんだかずっとしっくりこない。
人気な服、売れている服、高い服を着ていればいいのでもなく。
背が高い、美人、スタイルが良ければいいのでもなく。
自分がなりたい「おしゃれな人」像を10年近く模索してきた割に全然パッとしませんでした。
コンセプトが決まっていなかったので、本当に他者評価にも振り回される。
自分が良いと思っても、身近にいる人に良いと思ってもらえるかの方が大事でした。
そんな中で今回の「自作自演力」「コンセプトワーク」「コンセプト2択テスト」を考えた時に、「なりたかった『おしゃれな人』って、自分のコンセプトが明確な人なんだ!」とはっきり理解。
まだ私は明確になっていないのですが、目指すべき方向性が分かっただけでも大収穫です。
★コンセプト2択テスト★
①人間以外(女神)
②頭を使う
③動く時間は朝
④日常を変える
⑤人と関わる
⑥人を高揚させたい
⑦何かを与えたい
⑧ファッションは重要
⑨強めな雰囲気
⑩洋服の数は少数
見つけてあげるよ 君だけのやる気スイッチ
個人的には、最後のピンクのキラキラバッグのお客様の話が本当に良かった!
あのバッグを買ってから前向きになった、バッグを見ている間は泣かなかった、という話、良すぎませんか?
私は今まで洋服のおかげで人生を動かせた実感があったので大共感です。
もっと自分に自信が持ちたい、という時に、自分で自分のやる気スイッチを「押させてあげる」力が洋服にはあるよな~~と。
こんな可愛い服を着ているから、新しい場所でも頑張ろうって自然と思えるのが素敵だな~ってずっと思っていました。
あきやあさみさんはじめ、世の中にお洋服に対して真面目に向き合って人生かけて考えている人や洋服に人生救われている人がたくさんいるんだ~! と思えて大変ハッピーでございました。
まずは自分のコンセプトを決めて、そこからもっと人生良くしたいな~! と思えたとっても素敵な講演会でした!