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ぼくの夏休み的な感覚
長野に引っ越してから9ヶ月くらいが経った。
町をそれなりに歩いている気はするけど、
たまにまだ通ったことのない道に出たりするとミゾミゾする。これだから散歩は楽しい。
他にも引っ越してから知り合った人との出会いの中で、町の知らなかった場所が自分の範囲となって広がっていく感覚がある。
その感覚が自分が中学生くらいの頃にやっていた「ぼくのなつやすみ」に似ているなぁとふと思った。ゲームの内容は「ぼく君のひと夏を体験する」というものだが、日が経つに連れて人との関係が増え、今まで行けなかった裏山にある日突然行けるようになったり、秘密基地を見つけたり。
自分に例えると、ご近所さんに灯油が切れたことをふと話したら、おすすめの灯油屋さんを教えてもらったり。前を通るたびに気になっていた青い扉の入り口。ある日、しめ縄づくりの予約をしたのでお店に向かったら、あの青い扉がまさにそのお店だったり!いつも散歩をしに行く近所の神社。ある時、別の道から帰ろうとして裏にいくと川が流れていたことを知ったり。すべてに一貫しているのは、その先の風景を事前には知らなかったということだった。事前に知っていたらこの感覚にはならなかったと思う。
今までは気づかず通り過ぎていたところの奥には、さらに世界が広がっていることを知る。そうやって地図に自分の範囲が色付けされていくことは、自分と住んでいる町の関係性を表していると思う。